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格安スマホ、格安SIMで対応必須のドコモ、au、ソフトバンクの電波まとめ

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どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。

格安スマホの人気が急上昇していますが、格安スマホを選ぶ際に最も重要となる部分は「電波を掴むための対応バンド」です。

どんなに素晴らしい端末でも、電波を掴めなければ携帯電話としては失格。

そこで今回は、格安スマホを選ぶ際に重要となる「対応バンド」についてまとめてみました。

格安スマホは「対応バンド」が最優先確認項目!

格安スマホを利用するには、格安SIMや大手キャリアのSIMを利用する事が一般的ですが、各社で対応しているバンドが異なるので、何処の電波を利用するかにより、重要視する対応バンドが変わります。

対応バンド表には格安スマホで必須となるバンドを分かりやすく記載しています。

ドコモの電波を利用する場合。

ドコモで契約したSIMと、格安SIMの9割以上を占める「ドコモ系格安SIM」を利用する場合の重要なバンドを解説します。

バンドドコモで提供
しているバンド
格安スマホで
必須のバンド
13G
LTE
3LTE
東名阪は必須
63G
193G
LTE
21LTE-
28LTE-

ドコモの電波で必須のLTE(4G)バンドは1と19。

高速通信が魅力のLTEでは、全国区をカバーするバンド1、地下、郊外、山間部のつながりやすさを左右する重要なプラチナバンド19の2つは必須バンドです。

この2つのバンドは基本的にドコモ系回線網のメインバンドですので必須。

東名阪が生活圏の方はバンド3も必須。

バンド3は、東名阪でしか利用できない補助的なバンドですが、超大都市部ではメインバンドだけでは回線が混雑するため、東名阪で日頃利用するのであればバンド3は必須と考えておきましょう。

ちなみに格安スマホでは、バンド1、バンド3、バンド19のトリプルLTEに対応している製品が主流となっているので、バンド3対応端末を探すのに苦労する事は無いです。

ドコモの電波で必須の3G対応バンドは1と6。

最近ではLTEの電波を利用した高品質な「VoLTE」という通話が端末により対応していますが、他社との通話であったり、LTEでの通話「VoLTE」に対応していない場合は3G回線を用いた通話となります。

3Gのバンド1は全国区をカバーするメインバンドですので必須。

バンド6は「FOMAプラスエリア」に対応した郊外や農村地区、山間部でのつながりやすさを左右する非常に重要な3Gバンドでこちらも必須です。

LTEが普及したとはいえ、先ほどお伝えしたように他社との通話や「VoLTE」に対応していない端末との通話で3G回線は必須ですので軽視されないように。

その他バンドの重要性。

ドコモでは、上記以外にも地方都市の高速通信バンド21や、2015年末からサービス開始となったバンド28も提供していますが、この2つは重要視するほどではありません。

まず、バンド21は地方都市部で補助的な電波です。重要そうに感じますが、ドコモから販売されている端末自体も対応している端末が少なく、日本のスマートフォンで半分のシェアを誇るiPhoneもバンド21に対応していません。特に重要視するバンドではなく、また、格安スマホでバンド21に対応している製品は殆ど無いです。

バンド28は、2015年末から提供開始となったバンドですが、まだまだ普及しておらず、この先数年は重要視しなくても全く問題無いです。

ドコモ系回線網を利用する場合は、LTE(4G)のバンド1、バンド3、バンド19、3Gのバンド1、バンド6、この5つのバンドに対応しているかスペック表で確認しましょう。

auの電波を利用する場合。

auで契約したSIMや、auの回線を利用した「au系格安SIM」を利用する場合の重要なバンドを解説します。

バンドauで提供
しているバンド
格安スマホで
必須のバンド
13G
LTE
11LTE-
183G
LTE
26
(バンド18内包)
LTE
18が対応未対応
機種だと必須
28LTE-

auの電波で必須のLTE(4G)バンドは1と18(バンド26)。

auでは、メインバンドがプラチナバンドの18(バンド26)となっており、バンド1は補完的バンドです。どちらも全国区をカバーしているバンドで、この2つが対応していない端末はau系回線網を利用したSIMで利用してはダメです。

また、バンド26はバンド18を内包したバンドです。つまり、バンド26に対応している端末はバンド18の電波も掴めます。

auの電波で必須の3G対応バンドは1と18ですが。。。

auでは、ドコモやソフトバンクの3G電波(W-CDMA方式)とは違い、auはマイナーな電波(CDMA2000)を使っています。

まず、格安スマホでCDMA2000方式の端末を探すことは困難です。SIMフリーのiPhoneやauから発売されている端末等を探すしか無いです。

ですが、最近は通話にもLTEを利用したフルLTE(通話もデータ通信もLTEを利用する端末)モデルが登場しています。

このフルLTE端末を利用するには、SIMカードが専用のVoLTE対応カードとなり、従来の3G回線を用いて通話するタイプのSIMカードの場合、SIMカード変更手続きが必要となります。

また、通常のSIMカードと、VoLTE対応SIMカードは互換性がなく、一度VoLTE対応SIMカードに変更すると、以前の端末ではSIMカードを挿しても利用できません。VoLTE対応SIMカードはVoLTE対応端末のみで利用が可能です。

auの電波で格安スマホを利用する場合の補足。

上記の通り、auの3G電波は特殊ですので、格安スマホで対応している製品は殆どありません。

その中でもフルLTEでauの回線を格安SIMで利用出来ます。その場合は以下の様な手順が必要となります。

  • SIMをVoLTE対応SIMカードに変更又は、格安SIM業者でVoLTE対応SIMカードでの契約。端末はLTEのバンド1とバンド18に対応している端末を探す。

au系回線網を格安スマホで利用する場合は、特殊なCDMA2000の3G電波に対応している製品を探すより、フルLTEで利用できる端末を探すほうがおすすめ。

ソフトバンクの電波を利用する場合。

ソフトバンクで契約したSIMを利用する場合の重要なバンドを解説します。ちなみに執筆時点でソフトバンク系回線網を利用した格安SIM派登場していません。必然的にソフトバンクが発行したSIMを格安スマホで利用することとなります。

バンドソフトバンクで提供
しているバンド
格安スマホで
必須のバンド
13G
LTE
83G
LTE
113G-

ソフトバンクの電波で必須のLTE(4G)バンドは1と8。

ソフトバンクの主要LTEバンドは全国区をカバーするバンド1と孫さん念願のプラチナバンド8で、この2つは必須。

特にソフトバンクでは、ドコモのように東名阪の補助的バンドがないので、ソフトバンクで販売されている端末もバンド1とバンド8は必須バンドとなっています。

ソフトバンクの電波で必須の3G対応バンドは1と8。

LTEでの必須バンドであるバンド1とバンド8と同様に、3Gもバンド1と8に対応している端末を選びましょう。

バンド11もソフトバンクの3G回線として提供されていますが、LTEに移行するため2017年を目処に廃止するそうです。

現時点で格安スマホでソフトバンクSIMを利用する場合は、バンド1、バンド8に対応していれば問題なし。

ソフトバンクSIMと格安スマホやSIMフリースマートフォンの関係。

これは、お伝えしなければいけません。

2016年1月末に、ソフトバンクがAndroid向けの自社SIMにIMEI制限をかけて話題となりました。

IMEI制限とは、自社のSIMをソフトバンクから発売した端末でしか利用できなくなる制限です。
IMEI制限後に、ソフトバンクのSIMを格安スマホやSIMフリースマートフォンで利用していたユーザーさんが「いきなり利用できなくなった」と大騒ぎになりました。
制限は広範囲で全てを把握出来ませんが、「ソフトバンクのSIMを格安スマホやSIMフリースマートフォンで利用できなくなった」ということは事実です。

ですので、個人的にはソフトバンクのSIMを用いて格安スマホを利用する事はおすすめしません。

総合的にSIMフリー端末や格安スマホはドコモ回線での利用がおすすめ。

今回は格安スマホ(SIMフリー端末)視点で、ドコモ、au、ソフトバンクの電波網を利用する場合、重要となるバンドの解説を進めてきましたが、格安スマホなどのSIMフリー市場を確認すると、ドコモの電波網を利用することが、最も選択股が多く且つ安心です。

auは3G回線絡みでの不安、格安SIMでの事業者が少ないこと、そして対応端末が少ないことで著しく選択股が削られます。auの回線網を利用する格安SIMを利用する場合は、auから発売された端末を再利用したい場合が殆どで、電波的な問題(auでなければ電波が届かないなど)が無ければ、au系格安SIMを選ぶメリットはありません。

ソフトバンクは、ソフトバンク以外から発売されている魅力あふれるSIMフリー端末を利用したいという考えの場合、先ほどお伝えしたIMEI制限の件でお勧めできません。

ですので、格安スマホを利用するなら、最も選択股が多く、格安SIMの9割以上が利用しているドコモ系回線網との組み合わせがオススメです。

それでは、お気に入りの格安スマホを見つけてくださいね!対応バンドは真っ先に確認すべき箇所ですよ!

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