Snapdragon 4 Gen 2発表!Snapdragon 4シリーズでは初の4nmプロセス。搭載スマホは増えるか気になる
Qualcommより新型SoC「Snapdragon 4 Gen 2」が登場!エントリークラスのSnapdragon 4xxシリーズの最新鋭チップセットとなります!気になる特徴をチェックしてみましょう。
Snapdragon 4 Gen 2の特徴
Snapdragon 4 Gen 2の特徴は以下の通り!
Snapdragon 4 Gen 2のハイライト
- 4xxシリーズでは初となる4nmプロセスルールで製造
- オクタコアでクロック速度は最大2.2GHz
- FHD+解像度での120Hzリフレッシュレート表示に対応
- GPSではNavICに対応するようになった
- カメラ処理システムとしてデュアル12ビットISPを搭載
まずSnapdragon 4 Gen 2の一番の特徴でもあり進化点ともいえるのがプロセスルールで、エントリー向けのSnapdragon 4xxシリーズでは初となる4nmプロセスルールで製造されています!
このプロセスルールが小さいほど性能は上がり、かつ電力効率が改善されるため電池持ちが伸びる様になるなどいいことづくめっちゅうわけです。
しかもこの4nmという極小サイズ、ハイエンドなSnapdragon 8 Gen 2と同じサイズなんですよね。もはやエントリー向けチップとは侮るなっちゅうQualcommのやる気を感じさせますね。もちろんあっちとは性能が全然別モンなんだけど。
CPUは8基搭載オクタコア。クロック数は2.2GHzが2つ、2.0GHzが6つのチップで動く構成となっています。
性能は先代に位置づけられるSnapdragon 4 Gen 1や、他のエントリー&ミドルクラスのチップセットと比べてどれほど高いのか非常に気になるところですね(`・ω・´)。
なおNanoReviewによれば4 Gen 1は35万点ほどのスコアなので、後継たるSnapdragon 4 Gen 2なら間違いなくこれよりは上回るでしょう。筆者は45万点、あわよくば50万点は行くんじゃないかと期待しとります。
たとえば50万点いくんだったらPUBG:Mobileで「スムーズ+極限」でヌルヌル遊べる可能性もありますしね。純粋に普段使いだけでなくゲーム向けにもどれほどの実力を出せるか気になるわ!追記:思っていた以上にゲーム性能が低かったです。スムーズ+極限は無理です。
ディスプレイではFHD+解像度のままで最大120Hzの高リフレッシュレート表示が可能!ドットが高精細なままでヌルヌルなスクロール、アニメーション表示にも対応します。
GPSでは新たにNavICに対応、さらにL1/L5のデュアル周波数にも対応したことでその精度はより向上。車道や歩道の区別もつけられるとのことです。
カメラではデュアル12ビットISP(イメージシグナルプロセッサ)を採用。またMCTF(動き補償時間フィルタリング)により動画撮影時はノイズを低減できるほか、AIにより暗所撮影でのノイズも減らせるとのこと!
搭載スマホはどうなる?
個人的には性能面ではほとんど不安はないですね。むしろ気になるのは搭載スマホが増えるかどうか。
先代にあたるSnapdragon 4 Gen 1もAnTuTuスコアの高さから非常に期待されていたチップセットだったんだけど、搭載スマホが非常に少なすぎたのが一番の欠点でした。
国内向けスマホはもちろん、海外含めても非常に少なくRedmi Note 12のグロ版ぐらいしか見かけません。結果として数機種程度の搭載で終わっちまった悲しいSoCなんですよね。おそらくコストの面からしてSnapdragon 695や安価なUNISOCのT6xxシリーズに食われちまったのでしょう。
今回のSnapdragon 4 Gen 2、ミドル中位~上位クラスにまで上り詰めた性能はありそうなんだけど、それが逆に仇とならないかも懸念しています。コスト高かったら採用スマホが少なくなっちまうでしょうし、そこんとこ気になる。
筆者としてはいい加減UNISOCやSnapdragon 695を擦られまくってウンザリな状況を打破してほしいもんです。搭載スマホの登場が楽しみだ!
▼Snapdragon 4 Gen 2を搭載するスマートフォンを手に入れたので処理性能やゲーム性能、動作などをチェックしてみました。↓