東京ゲームショウ2023でASUS展示会に行ってきたお話。いろんな国内未発売ゲーミングモデルを触れたぞ!

千葉の幕張メッセで東京ゲームショウ2023が開催。そのうちASUS、ROGシリーズの展示ブースに行ってきたんですが、ゲーミングPC、周辺機器を試したり国内未発売のニューモデルも触ってきたんでめっちゃ楽しかったってレポート記事です。

いろんなゲーミングデバイスを触ってきたってお話

ASUSのゲーミングブランドROGと、タフネスゲーミングTUFの製品が展示されてたんで色々触ってきました。

そのうち筆者が良いな~!って感じたやつをまとめてご紹介します。なお国内未発売モデルもあるんでその点はご了承ください。

ROG RAIKIRI PRO

▼まず筆者が一番気に入ったのがこのROG RAIKIRI PROってコントローラー。国内で6月に発売されてるRAIKIRIの上位グレードにあたります。↓

▼残念ながら国内未発売品なんですが先行展示ってことで近い内に発売される可能性はありますね。いつごろ出るかはまだわからないとのこと。年内には出て欲しい‥↓

▼見た目は国内で出てるRAIKIRIとほぼ似ていますが、Rスティック周辺のLEDラインが無くなってるのと、Xboxボタン上部に有機ELディスプレイが埋め込まれてるのが大きな違い!とにかくゲーミング感あふれる趣です。↓

筆者は7,000円ぐらいのXboxワイヤレスコントローラーを常用しているんですが、それと比べると握り手部分が細くなっててつかみやすい!って印象でした。ボタンの感触自体はあんまり違いを感じません。

十字キーはカチカチって音がするタイプで押した時の感触もよく感じます。ただ個人的には十字形状でSwitchプロコンみたいなやわい押し心地が好みだったり。この点は人によるんですがね。

形状は丸いので入力時に斜め入力されないかという懸念点もありますね。実際筆者が使ってるXboxのそれもそういう現象が起こってローグライクダンジョンで結構入力ミスが起きちゃう。これでゲームを試遊していないので結論は出せませんが‥。

▼あと一番の特徴といえる有機ELディスプレイ。バッテリーとか設定内容とかROGロゴとか、見た目をいじれて楽しいし普通に便利な印象。マイクがミュートか否かがわかるってのもいい感じです。でも実機で試すことは出来なかったのは悔やまれる。↓

これ、なんか既視感あるな~って思ったらあれだ。ゲーミングスマホのROG Phone 7のUltimate。あれにも背面に小型ディスプレイを埋め込んでましたね。

これは完全に筆者の好みなんですが、バカでかいディスプレイを搭載するよりもこういうちっちゃいサブディスプレイのほうが良いなって感じつつあります。補助的なところにとどめるあたりが一番ガジェット感というかギーク感というかそういう趣を感じられて楽しい。

▼背面にも4つのボタンを搭載し独自の設定で機能を当てることも可能です。感触はポチポチでちと硬めですが、硬いほうが誤入力しにくいんで個人的にはこれで良いかも。↓

▼あともう1つ面白いのがこのL2R2トリガー用のレバースイッチ。このレバーを切り替えると、トリガーボタンの感触が変わります。↓

プレステとかはじめいろんなコントローラーのトリガーはかなり深くまで押せますが、このスイッチを切り替えるとプレステ2のコントローラーみたいにかなり浅くなります。もちろんそれでの入力も可能。

これかなりイイなって感じた。レースゲームだとアクセル、ブレーキの感触のために深いほうがいいんですが、逆にFPSとかマイクラ統合版みたいな「トリガーの押す深さを求められないシーン」ではこっちのほうがすぐ入力できるし扱いやすそうなんですよね。

▼下部にはイヤホンジャックとペアリングボタン。ジャックの位置はいいんですがペアボタンの位置‥そこそこ指に当たりそうな気がするんですが大丈夫かなとは思った。↓

RAIKIRI PROのお値段は169.99ドル(約2.5万円)。

流石にコントローラーとしては高すぎるからこだわらん人にはオススメしにくいんですが‥個人的にはこれ結構気になってます。

2年3ヶ月使ってきたXboxワイヤレスコントローラーがそろそろガタが来ててツラいし、もう少し踏み込んだモデルが気になってますし。

ちなみにベースグレードのRAIKIRIはオープン価格(店によって価格が変わるタイプ)で、市場想定価格は12,800円。クソみたいな円安とはいえ純粋にそれの倍と思うと恐ろしい。ちなみにXboxワイヤレスの3倍。うーん。実際にゲームを遊んでみてから判断したいところですね。レビュー案件ください(直球)。

ROG Ally(Ryzen Z1とZ1 Extremeどっちもあった)

▼中心部に展示されてた携帯ゲームPCのROG Ally。発表時に取材に行ったり実機レビューしたりと、筆者にとって何かと縁が深い携帯ゲームPCです。このナリでWindows 11搭載なんですよ。↓

▼今回は2つのグレードが展示されてました。価格重視の下位「Ryzen Z1版」と「Ryzen Z1 Extreme版」。FF14のベンチマークも展示されてて、Z1は4802点、Extreme版は6047点。↓

細かい部分は実機レビュー(Z1 Extreme)を見て欲しいんですが、価格は

  • Ryzen Z1版:89,800円
  • Ryzen Z1 Extreme版:109,800円

と、実機を触った筆者にとってはかなり安い価格です。画質を落とせばなんだけどエルデンリングやHorizon 5とか普通に遊べるし。筐体クオリティやスティック、ボタンの感触も良く出来てるし。何より持ち運べるし。そういう意味でもオススメ。

ROG Allyの実機レビュー!買う前に注意点や検証結果、評価をチェック!

ROG MOONSTONE ACE L

▼これはROG MOONSTONE ACE L。何かというとマウスパッド。マウスパッドで1項目取るなって怒られそうなんだけど、個人的にコレも結構欲しかったです。↓

▼なんとこれ、強化ガラスで出来てます。ガラス製マウスパッド。大きさはヨコ50センチでタテ40センチとでかめ。カラーはホワイトとブラックの2色です。↓

ガラス製で表面は細かいサラサラ加工となってて、手触りはハイエンドスマホみたいに非常にスベスベ。めっちゃ触ってて楽しく感じました。

大抵のマウスパッドは布製で筆者もその手のを使ってるんですが、サラサラタイプのほうが良いかもって思えてきました。サラサラで摩擦抵抗が少ないから、マウスをより少ない力で動かせるのが良い。

あと行儀の悪い話なんですが筆者、飲食しながらPC触ることもあって割とこぼすんで、そういう意味でも拭き取ってすぐキレイになるって意味でも魅力に思えます。ラバーだと拭き取るの割と大変だし。

▼裏面はシリコンで重さもあるんで滑る心配を感じません。‥ってかしっかり裏面にもゲーミングらしい印字が施されてて驚いた。見えねぇ場所に拘るのがASUS。流石です。↓

価格は2,990台湾ドル(約1.4万円)。これも高ぇ!高いけどクオリティは相応に感じられました。

ただ懸念点はやはりガラス製ゆえぶっ壊れそうなこと。強化ガラスとはいえこの点はちょっと心配にはなるところです。あとサイズもデカいので設置場所も工夫しなきゃいけないと思うとちと手は出にくいかも。デカいゲーミングデスクと揃えたくはなりますね。

ROG Chakram X Origin

▼こちらはゲーミングマウスのROG Chakram X Originことチャクラムくん。チャクラムって名前の通り、側面にまるいスティックが搭載されてます。これが結構良さげだったんだよねぇ。↓

親指に沿うタイプの形状となってて、手がデカい筆者でもつかみやすく感じました。普段使ってる丸形マウスと比べると安定して掴めるって印象。長時間マイクラとかFPSしても安定するかなと期待です。

このマウスのスペックとしては36,000dpi、8000Hzのポーリングレートとなっており非常に高く、高速操作もバッチリ精密に捉えられるものとなっています。

無線タイプでバッテリー駆動時間は150時間ほどと筆者にとってはまずまずな印象ですが‥スペックの高さを考えれば致し方なしか。

▼側面には計4つのボタンとスティック。このスティック、サイズといい感触といいPSPのスティックに似たものを感じました。真ん中はへこんでて外側が滑り止めテクスチャになってて、指から滑るってこともなかったです。押し込みは不可でした。↓

このスティックは上下左右に倒すと、ソフト側で設定した操作を行えるっていうマクロタイプ。アナログに切り替えての運用も可能。

個人的にはコレゲーム用途というより記事執筆でよく使うクリップボード呼び出しとか画像フォルダとかAdobeの操作とかでスゲー使えるんじゃね?って期待。実際に試してみたいもんです。

▼あとこのカバーは取り外し可能。ツールを使ってクリックボタンの換装といったメンテナンスも出来るようになっています。ROGロゴ部分のカスタマイズも出来るみたい。↓

価格は19,980円、2万円弱。マウスとしては高い。でもスペックとか機能性といったできることの多さもあるんで、そういう意味でも気になりますね。上でも書いたけどクリエイティブ用途としてもアリじゃないかな~って思えます。

THE ROG SWIFT PRO PG248QP

▼ゲーミングモニターのSWIFT PROってのも気になった1台です。撮影ミスったんで公式製品画像ですがデザインはこんな感じ。裏面のROGロゴの主張がヤベえ。↓

▼スペックですが、サイズは24型、解像度はFHD、コントラスト比は千分の1とここは標準的。しかしこれ、最大リフレッシュレートが540Hzとかいう頭のおかしい高さです。ポインタからデモの兵士のモデルもすっげーヌルヌル動く。↓

筆者は144HzのTUF Gaming VG279Q1Rってモニターを使ってるんですが、なめらかさは同じに見えても残像感はかなり違って感じますね。動く被写体をじっと見てみたら、残像感はほぼなくなってました。

FPSとかレースゲームとかそういうので特に恩恵はありそうで試してみたいって思えました。とはいえ540Hz張り付きとなると相応にPC側のマシンパワーも求められるわけですが‥

▼一方、TNパネルってのはネックには感じました。Eスポーツ向けになってるそうですが依然として視野角は狭く、斜めから見ると色が暗くなってしまうんですよね。正面から見るぶんには良いですが、この点はIPSモデルと比べると明確な違いは感じます。↓

24インチなのは救いで、正面から見たら端っこの色が変わるってことはなかったです。よしんばこれが大画面だったら色が変わってしまう可能性はあるでしょうし、大きさとしてはこれがちょうど良いのかも。

応答速度も優れてるって意味ではTNパネルが最善手かもしれんですが、いずれはIPSとか他素材パネルでも540Hzモデル‥出て欲しいもんですね。技術の進化に期待。

▼あとこれもう1つ面白いギミックがあって、この足‥動きます。閉じたり開いたり。机とかスペースによっては好みに応じて調整させられそうですね。↓

これは国内未発売・先行展示モデル。海外では価格は350ドル(約5.2万円)。めっちゃ高いけどリフレッシュレート特化モデルという意味では貴重な選択肢。とにかくリフレッシュレートを求めるならアリかもしれんです。

PCパーツのエヴァ弐号機モデルもあった

▼筆者が一番ドギモを抜かれたのがこれ。エヴァコラボの特別モデルのPCケースです。めっちゃでけぇしドハデ。↓

▼厳密にはこれはPC自体を販売しているわけではなく、PCパーツを販売してて展示機はそれらを組み上げたデモモデル。とはいえ、このこだわりといい見た目のドハデさといい、これはマジでほしくなりますね。↓

▼ケースはマグネットで開くタイプでサイズもデカいし、メンテナンスもアセンブルも結構しやすそうな印象でした。↓

▼中身はこんな感じ。筆舌に尽くし難い造形美。これこそゲーミング自作PCのロマンですよねぇ。↓

▼あと反対側、マザボ側も開きますし、そこにも赤色やROGロゴ、そして弐号機のエンブレムもあしらわれています。ガラスマウスパッドでもそうだったんだけど、普段見えん場所でもしっかり拘るASUSのROG。マジで恐ろしや。↓

▼まさかの端子側にも弐号機ロゴ。USB端子も赤色。こだわりがすぎる。↓

▼キーボードはメカニカルタイプ。エンターが1列なのは如何ともしがたいんですが‥このデザインといい打ち心地のソフティ~なやさしさと押し心地は良かった(`・ω・´)。↓

担当の人いわくフルで組み上げたら8~90万円あたりになるそうです。メチャクチャに高い。筆者が乗ってたヴィッツRS Racingよりも高ぇ。でもとことん突き詰めるユーザーさんだったらこれでも安いかもしれん。

実際、エヴァそんな知らん筆者からしてもこれは欲しくなるなぁって思わされるレベルでした。

TUFシリーズもあった

▼ほとんどがROGシリーズで耐久性も重視しているTUF Gamingシリーズは少なかったんですが実機もいくつかありました。↓

▼個人的にドツボだったのがこのTUF GamingのSSDケース。鉄製ケースで見た目もさわり心地もスゲー良かった。↓

▼ブリーフケースみたいな形状に加えてしっかりTUFのロゴも盛り上がるようにあしらわれてました。プリンティングよりもこういう彫込型とか盛り上がり型ってのが良いよねぇ。↓

東京ゲームショウに行ってみよう

今回はASUSに絞った内容だったんですが、東京ゲームショウはこの手のゲームとかゲーミングPCとか開発ソフトとかインディーズゲームとか、とにかく楽しめるイベントです。気になる方はASUSブースも覗いてみて欲しい。レアな国内未発売モデルも触れて楽しいですし(`・ω・´)。

▼他にハンドベルトPCを取り上げたOne-NetbookやAYANEOのブースにも行った様子をレポってます。こっちもこっちで作り込みやコンセプトが変態がかっててたまらんので覗いてみてくれ!↓

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