TourBox Liteの実機レビュー。マクロ使い倒してナンボの製品

TourBox製品ってめちゃくちゃ高いですよね。高嶺の花。そんなTourBoxにお手頃価格の「TourBox Lite」が仲間入りしました。ありがたい事に実機を頂いたので実際に使って感じたことを残しておきたいと思います。

ちなみに価格は執筆時点で13,413円です。前にレビューしたTourBox Eliteは39,960円なのでめちゃくちゃ安いです。

TourBox Liteは色々な編集ソフトで使えますが、GARUさんは動画編集(Premier Pro)でしか使ってないので、記事の内容は動画編集で使ってどうなのかって内容です。

操作性とショートカットとマクロが魅力

TourBox製品は主にお絵描きとか写真編集とか動画編集を楽にするデバイスです。

片手で操作しやすく設計されたデザイン、自然な指の位置で入力できるボタンやダイヤル、複数押しを簡単に入力できるショートカット機能、複雑な操作も再現できる高度なマクロを使えるのが魅力の製品ですね。

▼実は上位モデルのTourBox Eliteも持ってます。↓

まあ上位モデルも貰ったんですが、快適だったんでずっと使ってます。使い込めば使い込むほど、こういったデバイスは手放せなくなるんですよね。

マクロも色々組んじゃったし、TourBox製品無しだと作業効率はガッツリと下がると思います。

ただGARUさんはTourBox Eliteだと高機能すぎて完全に持て余してるな、と思ってました。スーパークリエイターなら上位モデルで良いと思うんですけどね。

あと動画をシンプルに作っている人からすると上位モデルは手を出しづらいと思うんですよね。確かに高機能だけど4万円ですよ4万円。

そんなことを思いながらTourBox Eliteを使ってたんですが、TourBox Liteを使ってみて分かりました。GARUさんはこっちでも十分です。

というかTourBox Liteでも若干持て余している感があります。個人的に買うならTourBox Liteで十分かな。貰いましたけど。

上位モデルと悩んだ時はショートカット数で決める

TourBox EliteとTourBox Liteの大きな違いはボタン数です。つまり、直感的に入力できる数、複数押しで入力できる数が違います。

  • TourBox Lite:ボタン数8、ショートカットは30
  • TourBox Elite:ボタン数14、ショートカットは50

はい、キーボードで使っているショートカット数を思い出してみましょう。GARUさんなんて20個くらいしかありません。

たぶん、上位モデルを必要とする人はスーパークリエイターの人です。

ダイヤル操作出来るのが良い

ハードウェアは片手で操作しやすいように設計されています。GARUさん的には「ダイヤル」がついているのが良いですね。

昔はマウスも使わずMacBook Proのみで動画を編集していたので、ダイヤルなんてなかったんですよ。ダイヤルで再生ヘッドを細かく移動できるのは想像していたよりもずっと楽でした。

ただ、動画編集をしている知人に使わせたら一生懸命TourBox Liteだけで操作しようとしてるんですね。話を聞いたら片手デバイスだけで完結するものだと思ってたそうです。

確かにGARUさんも初めてTourBox製品を触ったとき、出来る限りTourBoxを使おうとしてました。途中で「マウスのほうが速くね?」と気づいてやめたんですけどね。

TourBox製品は編集を楽にするデバイスです。

マウスが得意とする操作はマウスが良いし、キーボードが得意とする操作はキーボードが良いに決まってます。なので何でもかんでもTourBox Liteでやろうとするのは間違った使い方だと思います。

マウス操作まで記録できるマクロが凄く便利

さっきマウスのほうが速いならマウスが良いって言ってたんで、なに言ってんだコイツ?と思われそうですが、再生ヘッドをダイヤルでクルクル回すよりもピンポイントでマウスでポチッとやったほうが速いよ、ということです。

ここで言うマウス操作は「反復作業」のことです。

例えば字幕入れる時にこんな感じの操作をすると思います。

  1. テキスト枠を表示する
  2. テキスト枠の位置を調整する
  3. テキストフォントを選択する
  4. テキストのサイズを選択する

それぞれ設定パネルの決まった位置にマウスカーソルをあわせて選択したり、ドラッグして枠を移動したりすると思うんですが、地味に時間かかりますよね。枠の位置なんかもマニュアルだとズレるんで数値で設定したりクソ面倒です。

これマクロ組んでおけば1プッシュでいけます。

スピード感が分かりやすいように動画下部に字幕を入れる部分を追加するシンプルなマクロを組んでみました。

▼中央ちょっと下にマウスカーソルがあります。それが動き出した瞬間がTourBox Liteのボタンを押した瞬間です。手入力と比べてとてつもなく速いのが伝わるはず。

もうぶっ飛ぶ速さですよね。これが使い続けてる理由です。

これTourBox Liteのボタンをワンプッシュしただけで全て自動で動いてます。もうこれ無しなんて考えられませんよ。手入力なんてどれだけ時間がかかるんだって感じですよね。

マウスカーソルは設定時にポインティングする座標を記録するんですが設定がめちゃくちゃ簡単なのも気に入ってます。

マクロの記録を開始してマウスカーソルをポインティングしてTourBox Liteのボタンをどれでも良いから押すと座標が記録できます。ドラッグ操作も同じです。「どこから」と「どこまで」の2点の座標を指定するだけ。

テキスト入力は一例ですが、似たような反復操作って動画編集していると沢山あります。それがワンプッシュでぶっ込めるのでめちゃくちゃ時短できるんですよね。

ちなみにGARUさんは殆どこういったマクロを組んで使ってます。

デュアルディスプレイの人は注意

注意点もあります。

例えばノーパソと外部ディスプレイのデュアルディスプレイ環境で編集を外部ディスプレイで行っている場合、というかGARUさんがその環境なんですが、座標で設定するので同じ環境でしか再現できません。

普段デュアルディスプレイの4Kパネルで編集している時にマウス座標を使ったマクロを組んだんですが、同じ環境でないと再現できないです。

GARUさんは編集環境が決まってるんで大丈夫ですが、自宅ではデュアルディスプレイ環境で外部ディスプレイで編集、外ではノーパソの画面で編集みたいな2刀流のひとは注意が必要です。

あと外部ディスプレイを使って編集している人はディスプレイ解像度の違う製品に買い替える時も注意ですね。マクロ組み直しです。

マクロの組み直しですが、挙動は1つ1つ管理されているので座標を指定している部分だけ変更する感じです。

便利な部分を理解していれば手放せなくなります

たまにTourBox製品買ったけど要らないやって結論の人を見かけます。

ほーんと思って調べてみるとジェットカット方式の編集でカット操作しか使ってないんですよ。そんなもんキーボードでもワンプッシュなんでそりゃ変わらんわ、と思いました。

TourBox Liteの本質的な魅力はショートカットとマクロです。

ショートカットは時短、マクロは自動化ってことです。つまり、複雑な操作を自動化して時短できるのが良いんです。

この点を理解していないと本当の便利さには気が付かない気がします。

だから冒頭で「マクロも色々組んじゃったし、TourBox製品無しだと作業効率はガッツリと下がると思います。」と書いてたんです。

いま全部自動で操作できている部分を今さら手作業なんて無理ですよ。不便すぎます。

TourBox Liteのレビューまとめ

TourBox製品はGARUさん的に素晴らしい体験ができたので人にもオススメしたいですね。

たまに「作業がシンプルだから要らない」って人も居るんですが、そういった人の動画を見るとGARUさんの動画よりも全然しっかり作ってたりします。

GARUさんも動画を作っているから作業している姿が見えるんですよ。あー、この部分の操作もマウスでチマチマやってるんだろうな、とかね。

さっき伝えたように、例えばジェットカットのカット作業しか使わないなら要りません。でも、それ以外にも作業は色々とありますよね。

同じような操作をロボットのように反復して作業している部分が自動化&時短できるのは、動画制作においてとてつもなく効率がアップします。そこをみんなに伝えたいです。

なので作業がシンプルな人にもオススメしたいですね。

GARUさんは上位モデルを長らく使ってましたが、貰い物とはいえ使い倒してたので故障したら4万円コースか、とヒヤヒヤしてました。なので廉価モデルが出てくれたのは凄く嬉しいですね。

TourBox Liteはたったの13,413円。これだけの恩恵が有るんですからコスパは凄まじいです。とてつもないインパクトですよ

是非検討してみて下さい。

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