Zenfone 11 Ultraってどんなスマホ?特徴・スペック・対応バンドまとめ

遂にベールを脱いだZenfone 11 Ultra!

まあ外観とかはリークとほぼ同じで仕様的にもやっぱりROG Phone 8の兄弟機だった。予想通りではある。ってことでZenfone 11 Ultraの特徴やスペック、対応バンドをまとめたのでチェックしてみよう。

▼ちな公式サイトで日本の発売に関しては近日公開とのこと!↓

Zenfone 11 Ultraの特徴

Zenfone 11 Ultraの特徴は以下の通り!

Zenfone 11 Ultraのハイライト

  • Snapdragon 8 Gen 3搭載
  • カラーは4色展開
  • デザインはROG Phone 8とほぼ一緒
  • 6.78型の144Hz有機ELパネル
  • ステレオスピーカー搭載
  • 超広角・広角・望遠の3カメラ
  • 65W充電/5,500mAhバッテリー
  • 15Wワイヤレス充電対応
  • IP68防水防塵
  • 対応バンドが充実してる

Zenfone 11 Ultraの詳細スペックと対応バンド早見表

詳細スペックを表示
対応バンド早見表を表示

Zenfone 11 Ultraのサイズ・重量・カラー

  • 高さ:163.8mm
  • 横幅:76.8mm
  • 厚さ:8.9mm
  • 重量:225g

カラーは ブラック系、グレー系、ブルー系、オレンジ系の4色展開。

▼背面デザインはASUS製のパソコンでもよく見かけるAラインデザイン。↓

これまではZenfone部隊とROG Phone部隊は別で開発されていたみたいだけど、今回のZenfone 11シリーズとROG Phone 8シリーズからは開発部隊が統合されたとのことで、パーツも結構共通化されているみたい。

▼こっちはROG Phone 8シリーズ。カメラバンプのデザインは違うけれど基本はほぼ同じ。ちな画面サイズも筐体サイズも同じ。↓

Zenfone 11 Ultraは”Ultra”と付いているから古参勢はファブレット的なイメージを持ちそうだけど形状はスタンダード。

画面サイズが大型なので筐体サイズも結構大きめ。横幅は76.8mmで重量は225gある。参考にスタンダードなサイズのiPhone 15 Proは横幅70.6mmで重量187gなので結構デカイ部類。

Zenfone 11 UltraのSoCはSnapdragon 8 Gen 3

  • SoC:Snapdragon 8 Gen 3
  • メモリ:12GB/16GB
  • ストレージ:256GB/512GB

Zenfone 11 Ultraがガッチガチのフラッグシップモデルってことで、搭載するSoCも執筆時点で最強のSnapdragon 8 Gen 3を搭載!メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.0と抜かりなし。

俺が気になるのは発熱。Snapdragon 8 Gen 3はあまり発熱しないって言われているけど、前にレビューしたXiaomi 14はアッチッチでサーマルスロットリングが発生したような挙動だったんよね。

Xiaomi 14(グローバル版)の実機レビュー!購入前に伝えたい注意点まとめ

でも、同じSnapdragon 8 Gen 3を搭載するREDMAGIC 9 Proはそんな感じではなかったんよ。

REDMAGIC 9 Proの実機レビュー!最新鋭Snapdragon 8 Gen 3搭載ゲーミングスマホを試す

まあREDMAGIC 9 Proはゲーミングモデルで空冷ファンを内蔵するとかいっちゃってる変態機だから放熱性能がずば抜けてたってのはあるかもだけど。

ただ、ちゃんと熱を逃せなければあまり熱くならないと言われているSnapdragon 8 Gen 3でもXiaomi 14みたいになっちゃうかも知れん。

Zenfone 11 Ultraは基本設計がゲーミングスマホのROG Phone 8シリーズと共通しているし、サイズ的にも冷却面積が広いから大丈夫だとは思うんだけど、俺的に気になるところではある。

▼ちなSnapdragon 8 Gen 3がどの程度動くSoCなのかは以下の記事で解説してるのでどうぞ!↓

Snapdragon 8 Gen 3のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)のAnTuTuスコア

まだZenfone 11 Ultraの実機のAnTuTuスコアを収集出来ていないのでSnapdragon 8 Gen 3の参考ベンチマークを貼っておく。AnTuTu V10ね。

  • 総合スコア(CPU):約1,950,000
  • ゲーム性能(GPU):約810,000
▼以下は2023年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Zenfone 11 Ultraのディスプレイ

  • サイズ:6.78インチ
  • 解像度:2,400×1,080
  • 材質:有機EL
  • 画面形状:パンチホール(中央)
  • リフレッシュレート:最大144Hz(LTPO:1-120Hz)
  • タッチサンプリングレート:非公表

Zenfone 11 Ultraのディスプレイはパンチホールタイプ。

ROG Phone 8シリーズのパンチホール採用はブーブー言ってたけど、Zenfone 11 Ultraはスタンダードなスマホだしパンチホールで全然OK。

ROG Phone 8と違うのはリフレッシュレート。Zenfone 11 Ultraは最大144Hzに対応しているけれど、ROG Phone 8はより滑らかな表示ができる165Hzに対応している。まあ144Hzでもスマホだったら超オーバースペックだから144Hzで全然OKだけど!

▼ちな輝度が高いらしく太陽の下でも見やすいらしい。↓

ちょっと気になるのは「ピーク輝度」って書いてるんよね。

ピーク輝度って多くのメーカーは画面全体ではなくて部分的にピカッと光らせられる瞬間的な輝度のことを指してるんよ。画面全体の輝度は「最大輝度」って表現されることが多いのね。このあたりはレビューとかで分かるはず。

Zenfone 11 Ultraのサウンド関連

  • スピーカー:デュアル
  • イヤホン接続:3.5mmジャック

おー。さすがフラッグシップって感じでサウンド関連はかなりリッチ。

個人的にサウンドクオリティーは結構良さげかなって思ってるんよね。兄弟機のROG Phone 8の先行レビューを見ると「7シリーズよりも劣った」ってのをよく見るんだけど、7シリーズってスマホでナンバー1レベルの音質なんよ。

ROG Phone 7 Ultimateのレビュー!世界最高峰の新型ゲーミングスマホを試す

それよりも劣るかも知れんけど、普通のスマホと比べたら随分音質は良いんじゃないかって思っちゃうんよね。

あとゲーミングスマホは音が遅延しない有線のイヤホンやヘッドホンを使えるように3.5mmジャックを備えているんだけど、基本設計が同じだからZenfone 11 Ultraも備わってる。フラッグシップだとほぼ省かれるから個人的には嬉しいポイント。

Bluetoothコーデックはハイエンドなんでapt-X Adaptiveは対応しているだろうと思ってたけど、apt-X Losslessに対応しているのは中々レア。サウンド関連の仕様自体はめっちゃ良いわこれ。

Zenfone 11 Ultraのカメラ

▼アウトカメラ↓

  • メインカメラ:5,000万画素
  • 超広角カメラ:1,300万画素
  • 望遠カメラ:3,200万画素

▼インカメラ↓

  • メインカメラ:3,200万画素

広角のメインカメラはSONY IMX890センサーを採用。Zenfoneシリーズといえば6軸ジンバルカメラと言われる強烈な手ぶれ補正が魅力なんだけど、Zenfone 11 Ultraもバッチリ対応している!良かった。

超広角カメラは1,300万画素で120度の範囲を撮影OK。望遠カメラ(光学3倍)はピクセルビニングにより800万画素で記録されるとのこと。

▼ちなZenfone 11 UltraはAIをかなり活用しているらしく、ポートレートビデオや10倍でも綺麗に撮影できる超高倍率ズームはAIアルゴリズムにより実現しているそう。↓

Zenfone 11 Ultraのバッテリー・充電仕様

  • 容量:5,500mAh
  • 有線充電:65W
  • ワイヤレス充電:15W
  • 逆充電:非公表

バッテリー容量もゲーミングモデル譲りな感じがするところ。一般的なスマホは大体5,000mAh前後だけど5,500mAhってのは普通のスマホだとかなり容量が多い部類。

充電は120Wの神ジューデンには負けちゃうけど実用で言えば65Wでも十分過ぎる水準。最近はバッテリー容量を盛れなくなってきたから充電速度競争が過度期なんよね。俺は50W以上あれば文句はないかな。

あとワイヤレス充電に対応しているのは嬉しい!15Wだからショボいけれど、すでにワイヤレス充電使いまくってる俺は無いより100倍マシ。

ROG Phone 8シリーズじゃなくてZenfone 11 Ultraを選ぶ人はゲーム以外の使い方が主になりそうだから電池持ちは相当良さげな印象だなぁ。このあたりもレビューでチェックしたいポイントよね。

Zenfone 11 UltraのOS・機能

  • OS:Android 14

搭載するOSは最新のAndroid 14。OSのアップデートは最大2回、セキュリティーアップデートは最大4年とのこと。

独自機能っぽいのはASUS GlideXかな。

これはZenfone 11をミラーリングしてPCと写真やビデオを共有したりZenfone 11 Ultraのディスプレイを拡張ディスプレイとして使えたり、カメラをWEBカメラとして使えたりするから結構便利そう。

▼その他、防水防塵は最高等級のIP68に対応してるんで誤って水没してもすぐに救出すれば壊れんレベル。↓

対応バンドもGood!ドコモのn79まで対応してるし、全キャリアの重要なバンドは網羅してる。日本で出す気まんまん。

Zenfone 11 Ultraの発売日・価格

Zenfone 11 Ultraの価格は以下の通り。

  • メモリ12GB+容量256GB:999€(約16.2万円)
  • メモリ16GB+容量512GB:1,099€(約17.8万円)

事前割引だと899€(約14.5万円)になるらしい。

執筆時点だとAliExpressでROG Phone 8のグロ版が700ドルちょいで売ってるけどこんな価格になるの?見せ価格なのかな?

あと、みんなぶっちゃけZenfone 11 Ultraどう?

俺ねー、なんかちょっとパンチがなくて記事書いていても物欲が刺激されなかったんよね。モノは悪くなさそうだし絶対不満なんか出ない超絶優等生な感じだけど、これと言った決定打が無いと言うか。

あとさ、やっぱり最近のZenfoneはコンパクトモデルがウリだったから、Ultraよりもコンパクトモデルが続投されるか否かが気になっちゃって。

とりあえずほぼ噂通りに投入されたZenfone 11 Ultra。たぶん日本でもリリースされるだろから続報が入ったらX(旧Twitter)FacebookThreadsで伝えるんでフォロー宜しく!

ページトップへ