Snapdragon 6 Gen 4発表!6 Gen 3比でCPUが11%、GPUが29%パワーアップ

命名ルールとリリース順番が謎に包まれているQualcommからSnapdragon 6 Gen 4という新しいミドルレンジ向けSoCが発表されました!結構パワーアップしています。

割とマシなSnapdragon 6 Gen 4

Snapdragon 6シリーズは命名ルールが変わった一発目のSnapdragon 6 Gen 1が結構コスパ良かったですよね。今でもミドルクラスだとかなり性能の高い部類なんですが、何故かその後Gen 2番台のSoCは出ず、いきなりGen 3番台でカスみたいなSnapdragon 6s Gen 3というSoCを出しました。謎。しかも搭載モデルも全然出ませんでした。

Snapdragon 6 Gen 1が凄く良かったので正統後継SoCは出ないのか?と思っていたら、2024年9月頃にSnapdragon 6 Gen 3がしれっと出ました。これはSnapdragon 7s Gen 2に近い性能(でも7s Gen 2より性能は低い)で公式的にもSnapdragon 6 Gen 1の後継と紹介されてたんですが、そもそもSnapdragon 7s Gen 2自体もSnapdragon 6 Gen 1よりちょい性能高いくらいだったのでSnapdragon 6 Gen 1の後継SoCとしては肩透かし感がありました。なんだかなーって感じです。

この先Snapdragon 6シリーズはどうなるんだろう…と思ってたところ、Snapdragon 6 Gen 4が発表されました!6 Gen 3比で性能が向上していたりAI機能が強化されていてAIスマホ時代のミドル機に良いんじゃないかと思います。

Snapdragon 6 Gen 3比でパワーアップ

資料を見ていたらCPUは2.3GHzのプライムコアが1つ、2.2GHzのパフォーマンスコアが3つ、1.8GHzの省電力コアが4つのオクタコア構成でした。Snapdragon 8 Eliteのような独自カスタムCPUのQualcomm OryonではなくKryo CPU。なお4nmです。

CPU性能はSnapdragon 6 Gen 3比で11%のパワーアップ、GPUはAdreno GPUとだけ記載されていて型番がよく分かりませんがQualcomm曰く29%アップしているそうです。

これまでのSoCの実機AnTuTuデータを使って計算すると総合スコアが65万点、GPUスコアが14万点あれば良いかなという感じですかね。このくらいだと最新世代のミドルSoCとしては良い塩梅だと思います。まあこのあたりは実際に搭載機を触ってみないと分からない部分なので触る機会があれば検証してみます。

AI機能は6 Gen 3の時点で6 Gen 1と比較して20%の性能向上を果たしていますが、Snapdragon 6 Gen 4ではさらにAI処理の高速化と効率性の向上を実現したとのことで強化されてます。

また、Snapdragon Game Super Resolutionにも対応していて、ゲームを最大4Kまでアップスケーリングしたり、フレームレートを2倍にするなどの機能も盛り込まれているようです。ミドルSoCってゲーム性能が低いのでこのあたりの機能はありがたいですねぇ。まあ対応タイトル次第ってところではありますが。

その他、5G対応、カメラは最大2億画素、ディスプレイは最大FHD+で144Hz、Wi-Fiは6EでBluetoothは5.4となってます。

今回のSnapdragon 6 Gen 4は搭載機がいっぱいでるんですかね?また新たな情報が入ったらX(旧Twitter)FacebookThreadsでお伝えします!

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