Minisforum AtomMan G7 Tiのレビュー!モンハンワイルズも快適判定のスリム型ゲーミングPC
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Minisforumがリリースした薄型ゲーミングPC「AtomMan G7 Ti」。最近ようやく安定的に購入できるようになったみたい!という訳でメーカーさんに実機を試す機会を頂いたのでレビューでまとめていきます。
■Minisforum AtomMan G7 Ti■
定価→299,980円
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Minisforum AtomMan G7 Tiのスペック
▼レビュー機のスペックは以下の通り!↓
CPU | Intel Core i9-14900HX |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop |
メモリ | 32GB DDR5 5600MHz(最大96GB) |
容量 | 1TB SSD M.2 2280 PCIe4.0 スロット×2(装着|空) |
インターフェース | RJ45 1000M ×1 USB3.2 Type A (Gen2) ×1 USB3.2 Type A (Gen1)×2 USB 4 ×1 HDMI 2.1 ×1 3.5mmコンボジャック ×1 モード変更ボタン ×1 SDカードスロット ×1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 |
Bluetooth | BlueTooth 5.4 |
サイズ | 396.5×236×32.5mm |
電源 | 280W DC 19V |
OS | Windows 11 Pro (OEM版/実機で確認) |
備考 | モード切り替え可能 |
PS5より薄い…!めちゃくちゃスリム!
AtomMan G7 TiはゲーミングノートPCのディスプレイを省いた本体のみというサイズ感で見た目は超スリム!
▼PS5と比較してもこのサイズ感。デスク上に置いても案外邪魔になりません。↓
ポートはもう少し欲しかった!
スリムでスタイリッシュな筐体はめっちゃ気に入ってるんですが・・・もう少しポートが多かったら尚良しでした。
▼正面にはUSBポートが2つ、SDスロットが1つが備わってました。その他、電源ボタンとモード切り替えボタンが付いてます。↓
▼背面はUSB‐Cが1つ、USB‐Aが1つ、HDMIが1つ、LANポートが1つ。↓
本体だけだとデュアルディスプレイでHDMIとUSB 4が埋まり、キーボート&マウスとコントローラーでUSB‐Aが3つが埋まります。外付けSSDやUSBメモリを挿すときは何かしら抜かないとダメ。
最近レビューしたミニPCのMinisforum AI X1 Proと比べてもポートの数が少ないので、このあたりは結構考えながら使っていく必要がありそうだなぁ。まあ…ハブ使えば良いんですけどね!
ベンチマークを走らせてみた結果
Intel Core i9-14900HX+NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopの組み合わせは凄い…!色々とベンチマークを回してみましたのでチェックしてみて下さい。
▼まずはAnTuTuから。総合スコアは4,131,456点をマーク!やっぱり外部GPUを積んでるんでGPUスコアが凄いですねぇ。(※AnTuTu PC版はスマホ版とスコア基準が違うのでご留意を。)↓
ちなみにRyzen AI 9 HX 370で搭載されているRadeon 890MはオンボGPUの中では非常に性能が高いんですが、AnTuTuだとGPUスコアが30万点クラスです。 NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopの性能の高さが伺えますねぇ。
▼続いてはPCMark。Digital Content Creationのスコアもめっちゃ高い…!これなら高解像度動画の編集もガンガンいけるレベルです。↓
▼3DMarkはSolar Bay(レイトレ性能をメインに測定するベンチ)を試してみましたが6万点を突破。↓
この前レビューしたRadeon 7600M XTを搭載する外付けGPUのMinisforum MGA1と比べるとその性能の高さにビビりますね…。恐るべしパワー。
▼Geekbench 6のスコアは以下の通りでした!↓
▼ちなみにAPEXはFHD/180Hzディスプレイにて上限の180FPS張り付き、原神は高設定(高までしか出なかった)でゲーム上限の60FPS張り付き状態…凄い!↓
モンハンワイルズも快適に遊べる判定だった!
最近話題となっているゲームと言えばモンハンワイルズはどうなのか。結論から言えばFHDならどの設定でも快適判定です。す、すげぇ…。
▼解像度はFHDで最低設定から並べています。最低と低はあまりスコア変わらんですねぇ。ちなみに起動時点の自動設定は「高」でした。↓
おおおお。モンハン、普通に動く…!
なおウルトラ設定は快適判定ですが、途中で若干のカクつきが見られたので画質重視なら高設定までが良さそうです。
最低や低設定は映像の粗さが気になったので、画質とフレームレートのバランスを取るなら中設定+ところどころ好みにグラ設定をカスタマイズするくらいが良いかも!
という訳で、モンハンワイルズもバッチリ遊べちゃいます。
サイバーパンク2077も余裕で遊べる!
激重ゲームとして有名なサイバーパンク2077ですが、WQHDのディスプレイでも余裕で遊べました…!凄いパワー。
▼DLSSを切り替えてベンチした結果は以下!DLSSのウルトラパフォーマンス、パフォーマンス、自動の順で並べてます。↓
自動設定でもWQHDで最低FPSは60FPS以上をマーク!ハイパフォーマンスは更にFPSが向上しているので60Hz以上のディスプレイを持っているなら画質とフレームレートのバランスの良いハイパフォ設定が良さげですね。
ウルトラパフォーマンスはフレームレートは向上しているんですが、描画に違和感が出てくるので、この点は実際に確認して許容できるなら設定する感じが良いかも。
という訳でサイバーパンク2077も普通に楽しめるレベルで遊べちゃいます。
ゲームモードとオフィスモードの違いをチェックしてみた!
▼AtomMan G7 Tiは電源ボタンの下にモード切り替えボタンが備わってます。これ、任意のタイミングで切り替えてOKです。↓
ちょっと見づらいですが、コントローラーマーク側のLED(上側)が点灯するとゲームモード、ディスプレイマーク側のLED(下側)が点灯するとオフィスモードです。オフには出来ないのでどちらかのモードで使う感じ!
▼早速AnTuTuベンチで確認してみました。(オフィスモード、ゲームモードの順)↓
おー、結構スコアが変わってきますねぇ。これはCPUのクロックを制限している感じなんですかね?
オフィスモードとゲームモードでシステム全体の消費電力を確認してみたところ・・・
- オフィスモードは160W前後
- ゲームモードは220W前後
という感じで結構違います。この差はデカい。
オフィスモードでも相当パワフルなんですが消費電力がこれだけ違うので、ゲーム以外&軽めのゲームはオフィスモード、重量級ゲームを遊ぶときはゲームモードという感じで使い分けるのが良さそうです!
内部にアクセスするには勇気がいる…。
Minisforum AtomMan G7 Tiは底面のネジを3本外して通気口のある側面パネルを外せば内部にアクセスできます。が、側面パネルのツメがガッチリはまっていてツメ折れるかと思いました。これは外す時に勇気がいるやつだ…。
▼何とか外した状態が以下。側面パネルさえ外れたらSSDやメモリへのアクセスは容易です。↓
▼メモリは冷却板を外す必要がありました。↓
こんな感じでメモリやストレージの換装はできますが外すのが結構大変だったので、どうしても換装する必要がある場合以外は触らないほうが良いかも。
専用ソフトウェアも使ってみた!ライディングの変更もOK
Minisforum AtomMan G7 Tiは専用ソフトウェア「ControlCenter」がプリインストールされていて、システムのモニターやライディングの変更などが可能となっていました!
▼システムではCPU、GPU、メモリ、ストレージの使用率やファンの回転速度などが確認できます。また、オフィスモードとゲームモードに切り替えもソフトウェア上から出来るようになってました。↓
▼ライディングエフェクトでは本体前面のライディング設定を変更できるようになっていました。点灯パターンなども変更や消灯設定もOK。↓
▼設定はゲーム中に押すと困ってしまうWindowsキーの無効化や一気に熱を逃がしてくれるクイック冷却のオン・オフが可能となってます。↓
Minisforum AtomMan G7 Tiまとめ
スリムタイプということで拡張性などを考えるとデスクトップPCと迷ってしまいそうですが、どうしても置き場所がない・・・という人にとっては魅力的かも。
パフォーマンスは凄いですねぇ。フレーム生成にも対応しているのでモンハンワイルズやサイバーパンク2077のような重量級ゲームも楽しめるレベルで動いちゃいます。これなら長期的にゲームを快適に遊べそう。
いや〜、それにしても外部GPUは強いですねぇ…。
最近はオンボGPUも性能が非常に高くなり遊べるゲームも多くなりましたが、所詮オンボGPUはオンボGPUです。ゲームを本格的に遊びたいならこういった外部GPU(ミドルクラス以上)を備えたモデルをオススメしたい!
あとは価格ですね。どうしてもスリムタイプになると価格は高くなってしまうので、買うなら割引やセールなどを狙っていきたいところ。個人的には20万円を切ってくれると嬉しいかなぁ。
という訳でMinisforum AtomMan G7 Tiのレビューでした。レビューを振り返りながらぜひ検討してみて下さい!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓
■Minisforum AtomMan G7 Ti■
定価→299,980円
▼公式ストア↓
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