Apple、iPhoneのサードパーティアプリ取得と外部決済を認めることを発表。まずはEUから
大手メーカーAppleがiPhoneのサードパーティストアからのアプリの取得を認めると発表しました。これにより、App Storeからでなくてもアプリをインストールできるものとみられます。
サードパーティストアも使えるようになる
現時点ではiPhone、iPadはApp Storeでしかアプリをインストールすることができませんが、その方針を転換するようです。今年3月からEU加盟国に向けてサードパーティのアプリストアを認めることを発表しました。
アメリカのIT大手アップルは、EU=ヨーロッパ連合の規制に対応するためことし3月からスマートフォンのiPhoneにサードパーティのアプリストアからアプリを取得することなどを認めると発表しました。
これがどういうことかというと、App Store以外のアプリストアも今後使える、ということになります。
例えばApp Storeにはないアプリのダウンロードも可能になったり、App Storeよりもいち早いバージョンでアプリを使えたり‥というメリットがあります。
ただしサードパーティという名前の通りApple公式の部分ではなくなるため、悪質なアプリが混じってる‥というリスクも高まることになります。
現時点ではEU加盟国のみが対象となっているため日本では同じ対応となるかはわかりません。
ただ、過去にLightning端子がEU法案によってType-C端子に統一された前例もあり、今後日本でも同じような対応となる可能性も期待できます。
サードパーティの決済手段も認めるように
またアプリストア以外にも、サードパーティの決済手段を使って課金することができるようになると発表したと報じられています。かつてフォートナイトとモメたこともあってか、この方針も変えてきている模様。
アップルは1月16日、App Storeのガイドラインを変更し、アプリ内課金でサードパーティ決済サービスを利用できる選択肢を提供できるようにした。
ただしこちらに関しては手数料が27%となっており普通の決済とほぼ変わらないほか「Apple決済の選択肢も同時に用意すること」「リンクを置くのは1ページに限定すること」というやや厳し目の条件も課せられております。
現時点ではあまり状況は変わっていないように感じるものの、Lightning端子が統一化されたり、サードパーティアプリストアが使えるようになったり、そして外部の決済手段も認められるようになるなどどんどん柔軟化している傾向にあるのは個人的には喜ばしいもんです。