AQUOS sense8の実機レビュー!新世代SoCで性能もカメラも劇的進化してる!
SHARPから新世代ミドルレンジスマホ「AQUOS sense8」が登場!Snapdragon 6 Gen 1を搭載しているので気になってIIJmioで買っちゃった。カメラもなにやら凄いらしい…!というわけで実機レビューいってみよう!
追記:2023年12月14日に動画撮影時の手ぶれ補正やカメラ画質向上のアップデートがありました!再度動画撮影をテストしたんですが、初回レビュー時に言ってた変な揺れはかなり軽減されてた!また、読者さんからタッチ感度も改善したと連絡がありました!ますますスキのないモデルになった!
AQUOS sense8はこんなモデルでした!
- めっちゃ軽くて片手操作も快適
- 画面めっちゃ綺麗でヌルヌル動く
- 画面は焼き付きやすいかも?
- [改善した]タッチ感度が悪くなる場合がある(みたい)
- 性能高くてゲーム性能もガッツリ向上
- メインカメラはキレイな写真が撮れる
- 超広角はピントが合いづらい
- [改善した]動画撮影は変な揺れが気になる
- スピーカーがモノラルなのが惜しい
- 音を鳴らすとめっちゃ振動する
- バッテリー持ちがとっても良い
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スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
デザイン:扱いやすいサイズ感。めっちゃ軽い
これAQUOS sense7からデザインほとんど変わってないのね。デザイン自体はシュッとしていて好みだから良いんだけれど、あれ、俺AQUOS sense7買っちゃった?って思った。
▼今回はCobalt Blackをチョイス!想像以上に…青色!メーカーの写真だとかなり黒っぽかったんだけどなー。なので、黒色を想像して買うとアレ?って思うかも。↓
▼このサイズ感、凄く良い!片手でも無理なく操作できるのってやっぱ最高だな!↓
ちなみにサイズは153 × 71 × 8.4mmで重量はわずか159g。
最近nubia Z50S Proという巨大&重たいカメラフォンをよく使ってるんだけど、AQUOS Sense8の軽さにはホントびっくりした。いや、前モデルも触っているからこの重量感は初めてでは無いけれど、同じスマホでもこんなに差があるんだなと再認識。軽くて片手で使いたいって人はベストサイズ。
そうそう、こんなにコンパクトで軽量なのに防水防塵は最高等級のIP68に対応。水たまりに完全に水没しても全く問題無いレベル(但しお湯への耐性はないので風呂では使わんほうが良い)。さらにMIL-STD-810Gの耐衝撃仕様なので、めっちゃ頑丈。スマホって日常的に使うものなので壊れにくいタフな設計ってのは安心感が高くて良い!
▼ディスプレイはノッチ型だけど小さめなのでそれほど気にならない!けど、ベゼルは…結構太い!ちょっと野暮ったく見えちゃうので、もう少しシュッとして欲しかったところ。↓
▼カメラもそれほど出っ張ってない!↓
それではグルっと見てみよう。
▼左側面はなんもなし。↓
▼右側面は音量ボタンと指紋センサー付きの電源ボタン。↓
▼上部にはSIMスロット。トレイはNanoSIM+microSIM。デュアルSIMで使うなら片方はeSIM使えってことか!↓
▼下部はイヤホンジャック、USB-C、スピーカーを搭載。↓
届いてからしばらく使ってるんですが、デザイン的な部分だとやっぱり片手でも扱いやすいサイズ感と疲れづらい超軽量設計が凄く良い!
日常生活で使うツールとしてこのサイズと重量は絶妙っすね。
筐体はシュッとしてるのに野暮ったさを醸し出しちゃうベゼルの太さは…ハイエンドではないし目を瞑ろう。
▼ついでに付属品も紹介しておく!↓
- 本体
- USB-A→USB-Cの変換アタッチメント
- クイックガイド
う~ん、シンプル!防御品って買うと結構な出費になるので保護フィルムくらいは欲しかったな…。本体を買う時は予めAmazonとかで保護フィルムや保護ケースは用意しといたほうが良いっすね。
性能:Snapdragon 6 Gen 1めっちゃパワフル
これまで長いことミドルクラスの主力SoCはSnapdragon 695 5Gが担当していたけれど、やっとこさ新型のSnapdragon 6 Gen 1を搭載してきた!
▼WEBサイト閲覧や動画視聴、SNSなどゲーム以外の一般的なら超快適レベル。↓
AnTuTuでは操作の快適性を示すUXスコアも見れるんだけど、Snapdragon 695 5Gで10万点だったのがSnapdragon 6 Gen 1だと13万点にアップ。一応、10万点を超えたら快適と言われているんだけれど、その通りで超快適!
ゲームも結構動く!
新世代のSnapdragon 6 Gen 1は基本性能だけでなくゲーム性能もワンランクアップしてる…!
▼まずは原神から!推奨の設定は「低」となっていました。この状態からフレームレートのみ60に設定して高負荷をかけてみます。↓
▼高負荷時の下限フレームレートは35!↓
Snapdragon 695 5Gを搭載するOPPO Reno9 Aでも同様の検証をレビュー時にやってたんですが、あっちは下限フレームレートが24。
ガルマックスでは高負荷時に下限30FPS以上出ていれば楽しめるレベルで遊べると評価してるんですけど、AQUOS Sense8はギリ!とりあえずミドル機でもこれだけ原神が動くようになってきたかとビックリした!
続いては軽めの3DゲームとしてPUBGモバイルを試してみました。
▼フレームレート重視の設定では上限60FPSで遊べるスムーズ+極限まで設定OK。え、ミドルSoCなのに極限設定が開放されているんだけど!すっげー!↓
▼PUBGモバイルではスモークを4つ撒いてからスモークが消えるまで突入を繰り返して高負荷をかけるんですが、この時の下限フレームレートは55!めっちゃ踏ん張ってる!↓
いやはや、ミドルSoCでスムーズ+極限が設定できる時代が来るとは…。
しかも高負荷をかけても下限55FPSと高水準。もはや軽めのゲームならSnapdragon 6 Gen 1で十分かと。
特にシューティングゲームはフレームレートが高ければ高いほど有利。Snapdragon 695 5Gではスムーズ+ウルトラの上限40FPS止まりだったので、AQUOS Sense8はミドル機の中でトップクラスの快適性でプレイできます。これで撃ち負けてもパフォーマンスのせいには出来ない…。
というわけで、Snapdragon 6 Gen 1はほとんどのゲームを楽しめるゲーム性能を持っていますよ!素晴らしい!
画面:疑似180Hz対応で超なめらか!
AQUOS Sense7は60Hzまでの対応でしたが、AQUOS Sense8は90Hzにパワーアップ!いわゆる高リフレッシュレートってやつに対応しました!
僕はミドルスマホは高リフレッシュレートに対応していないと使いたくないと言ってるんですが、ようやくAQUOS Sense8で高リフレッシュレートに対応してくれた…これは嬉しい!
さらにですよ、AQUOS Sense8は90Hz駆動の合間に黒挿入をすることで擬似180Hzとして動くので、通常の90Hzよりも残像感の少ない映像を表示できるんです。
これが実際に操作していても凄く滑らかでスクロール時の文字の滲みもビックリするくらい軽減されてる!
やっぱり高リフレッシュレートに対応しているとヌルヌル感が全然違うなぁ。表示が滑らかなのでスクロール時の残像感が非常に少なく、WEBサイトもめっちゃ読みやすいです!
[一部改善]ディスプレイの評判があまり良くない
AQUOS Sense8のディスプレイなんですが、タッチ感度が悪い、画面が焼き付くというユーザー報告が挙がってます。
僕も購入してからずっと使ってるんですが、今のところ常時表示をオンにしていても画面の焼付きは無く、タッチ感度の鈍さも残念ながら僕の使い方では感じなかった…。
トラブったほうが100倍面白いのに。
でも、ガルマックスの読者さんもタッチ感度に困っていたり、X(旧Twitter)でも焼き付いたという話が出てるので、この点はもう少し情報収集をしてから購入判断して良いかも知れません。
あと、タッチ感度が悪い問題などで設定を見直したら改善した!って方がいらっしゃいましたら教えて頂けると嬉しいです!
追記:2023年12月14日のアップデートでタッチ感度が改善されたと読者さんから連絡がありました!タッチ感度の悪さが気になる人はアップデートしてみて下さい!
スピーカー:モノラルなのが惜しい!
スピーカーは下部のみのモノラル。
最近はミドル機でもステレオスピーカーを搭載している製品も多いんで、惜しいなって感じたポイントです。あと、音質もそれほど良いわけでもなく、コストカットの対象になったのかな?と感じてしまうほど。
サウンド品質以外で個人的に気になったのは、音がなってる時の振動。
AQUOS Sense8はデフォルトでサウンドのバイブレーションとハプティクスでメディアのバイブレーションがオンになっているんですけど、この状態だとサウンドに合わせて振動します。
これがちょっと個人的に合わなくてオフにしました。オンにしていると原神のサウンドが振動によって不具合か?と思うほど共振が酷くなってたからです…。
そんな感じで振動をオフにしたんですが、それでも他の機種と比べて振動が大きいんですよね。特にずっと音がなってるTikTokとか見てると、スワイプするたびに画面から伝わるこそばゆい振動が気になって仕方ない…。
そう言えばAQUOS R8 Proをレビューしたときも音がなってる時の振動が気にるって言ってましたね。(もちろん設定で振動はオフにした状態)
これはAQUOSスマホ全体に共通する部分なんですかね?設計的に共振しやすいとか?他のスマホを使っていて気になったことがあまりないので、もしかしたら僕と同じように気になるかも。
OS・機能:指紋認証の位置が変わって扱いやすくなった!
AQUOS Sense8、相変わらず独自機能が充実してますね!AQUOSスマホをレビューするたびに便利だなぁって感じます。ざっとまとめておくと・・・
リッチカラーテクノロジー | 好みに合わせて幅広い画質の調整ができる機能。 |
Payトリガー | 指紋センサーを長押しするとアプリを起動できる機能。キャッシュレス決済アプリを登録しておくと便利。 |
スクロールオート | 自動でスクロールしてくれる機能。アプリごとにオン・オフ可能。自動スクロールしたい場合は二本指でスワイプアップすると起動します。1〜9段階のスクロール速度を設定可能です。 |
などなど、便利な機能が色々と使えます。
指紋認証が電源ボタンと一体型になった!
AQUOS Sense7は電源ボタンと指紋認証が分かれていたんですが、AQUOS Sense8では一体型に!AQUOS Sense7で扱いづらいなって感じていた部分だったので、今回のデザイン変更はグッジョブ!
一方で気になったのが認証するタイミング。多くの指紋センサー付き電源ボタンは「触れたら認証」か「押したら認証」を選べるんですけど、AQUOS Sense8では設定が見当たらず。
ホントは押したら認証する設定が好みだったので、少し慣れが必要でした。僕が設定を見逃しているだけかも知れないので、もし、押して認証する設定あるぞ!ってご存知の方がいらっしゃったら教えて頂けると嬉しいです!
カメラ:めっちゃ綺麗に撮れる!
AQUOS Sense8のカメラなんですが、AQUOS Sense7と比べると撮影レスポンスは早くなっているものの、ハイエンドスマホと比べるとやっぱり処理に時間がかかるので、めちゃくちゃレスポンスが早い!って訳ではありませんでした。でも実用でそれほど困ることもないので良しとしてます。
AQUOS Sense8はAQUOS Sense7からカメラ自体はガッツリ進化してます!手持ちでもクッキリシャープな写真がバンバン撮れる!
▼ミドル機でこの画質は凄すぎる…!↓
▼逆光にもめっちゃ強い!逆光で葉を照らすような撮影も狙い通りの写真に仕上がった!暗部もしっかり調整されていてHDR効きまくり!この写真がAQUOS Sense8のカメラの凄さを感じた一枚です。↓
▼光学手ブレ補正に対応したことに加え、SoCがパワーアップしたことでISPも強化されノイズ除去性能もグッと向上してる!光学手ブレ補正になったので夜の撮影も凄くシャープ!↓
一方、超広角カメラはメインカメラよりも性能が劣るんで、ちょっと解像感が低く色味が異なるのが気になったポイント。
▼ハイエンドスマホだとカメラ間のギャップを感じさせない作りなので、このあたりはミドルだなって感じがします。あと超広角はピントがビシッと合いづらいです。↓
ちなみにAQUOS Sense8は5,030万画素ですが、写真は1,260万画素で出てきます。これは、高感度で撮影するために4 in 1ピクセル技術を使ってるからですね。
で、AQUOS Sense8は”明るい場所”だと2倍は光学2倍相当のズームで撮影できるようになってます。ちょっと説明しておくと、光を多く取り込めるような高感度モード(4 in 1)でなくてもOKなシーンでは4 in 1を解除して5,030万画素で撮影し、写真の中央を切り出すことで劣化のない光学2倍相当のズームが撮影できるってわけです。
これはAQUOS Sense8がカメラでアピっている部分なんですが、使ってみた感じだと2倍時に4 in 1のデジタルズームか4 in 1を解除して中央クロップした光学2倍相当での撮影か分からんです。このあたりはAQUOS Sense8におまかせって感じ。
ただ、どちらで撮影しているにせよ、一定の画質は担保されているのであまりシーンを選ばずバンバン2倍を使って撮影して良いかと!2倍ズームって料理を撮影したりするときにも結構重宝しますからね。扱いやすくてGoodです。
▼料理撮影とかは2倍だと良い感じに撮れることが多いので結構重宝してます!(左が1倍、右が2倍)↓
写真の仕上がりは良かったんですが、動画は…うーんと言ったところ。
▼いつも通り歩き撮影をしていたんですが、グワングワンします。↓
他の人のレビューも見てみたんですが、こんなグワングワンしてないんですよね。もしかして僕のAQUOS Sense8がぶっ壊れてるんですかね…。設定の問題なのかな。とりあえず、他の機種と同じように撮影したらグワングワンしました。
ただ、歩き撮影じゃなくて立ち止まって手持ちで撮影するような感じなら十分!手持ちのブレは十分に軽減されるんで困ることは無いはず!
ちなみにAQUOS Sense8はSoCがパワーアップしたことで4K/30FPSも対応。撮影してみた感じだと、こっちも定点手持ち撮影くらいなら実用的でした!
▼追記:2023年12月14日に手ぶれ補正の強化を含むアップデートが来ました!初回レビューでは平地を歩くシーンでも大きく揺れてましたが、アップデート後は改善!ただ、階段を上り下りするような大きな揺れは吸収しきれないみたいなのでご留意を!↓
AQUOS Sense8の動画撮影で前回は普通に歩いていてもブレが凄かったけど、アップデートしたらめちゃくちゃ軽減されてる! pic.twitter.com/wu4KPurvJQ
— GARUMAX (@GaruJpn) December 14, 2023
バッテリー:電池持ちも優秀!
いつものバッテリー持ち検証(輝度75%でYouTubeのFHDを全画面で2時間ストリーミング再生)では100%→94%という素晴らしい結果に!これまで数多くのスマートフォンをレビューしてきましたが、スマートフォンの中では非常に優秀な部類…!
メインスマホとして使っているんですが、僕の使い方だと1日で電池が切れることはないですね。十分。
ただ、充電に関してはバッテリーを痛めないよう充電しているようで、70%→100%までの充電に時間がかかってました。
僕は寝る時に充電するんで全く困らないけれど、神ジューデンみたいな超急速充電には対応していないので、寝る時に充電を忘れて朝の身支度時に充電する、という使い方は苦手。潔くモバイルバッテリー持っていきましょう。
AQUOS sense8まとめ
AQUOS Sense8は7とほぼ見た目の変わらないデザインでマイナーアップデートモデルのような印象も受けましたが、いやもう全然別物。中身は怒涛の進化。
個人的に気になっていた新世代SoCのSnapdragon 6 Gen 1の性能にも大満足。Snapdragon 695 5Gの登場でミドル機も随分とマシになりましたが、さらにパフォーマンスに磨きがかかり他のミドルSoCを圧倒する性能になってます。
カメラも光学手ブレ補正に対応したことで夜間の撮影に強くなり、昼夜問わずミドル機の中では非常にクオリティーの高い写真撮影を楽しめます。
いや~、ミドル機もここまで来たかと様々な部分で見せつけられたモデルでした。
一方でディスプレイに関しては焼付きやタッチ感度の悪さについて複数の声が挙がっているので、メーカーの対応を確認したり、店頭の実機を触って試しながら購入判断するのが良さそうです。(例えばスマホの持ち方、スワイプ時の指の当たり方でスマホ側のタッチの認識が変わるので、気になる・気にならないが使う人によって変わりそう)
気になる点もあるんですが、総合的にはよくまとまっている良いモデルではあるので、是非検討してみて下さい!
AQUOS sense8の購入先まとめ
■AQUOS sense8■
価格→6万円弱(販路によって変わります)
■保護フィルム■
▼AQUOS sense8の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!↓
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!