Blackview Tab60のレビュー。約1.4万円!Amazonで買える8.68型タブレットを試す
8型クラスのタブレットがめちゃくちゃ盛り上がってますねー!今回はBlackviewから登場した新型タブレット「Blackview Tab60」を試す機会を頂いたのでレビューをお届けします。ちなみにサイズは8.68インチ。お値段はなんと約1.4万円。Amazonでも購入可能です。
ライバルは8.4型の「ALLDOCUBE iPlay 50 mini」あたりですかね?最近やたらと8型クラスのタブレットが出ているんですが、果たしてBlackview Tab60はどんなユーザーに向いているモデルなのかレビューでチェックしてみましょー!
良かった点
- カバンにもスッと入るコンパクトボディー
- ゲーム以外ならかなりサクサク動く
- 漫画や動画にちょうど良いサイズ
- ステレオスピーカーを搭載している
- SIMを挿せるので単体で通信できる
- 技適も付いてる
気になった点・注意点
- 画面の精細さがイマイチ
- ゲームには向いていない性能
- Widevine L1対応だけどNetflixは非対応
- コンパスやジャイロに非対応
- カメラはオマケ
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■Blackview Tab60■
初出時価格→22,900円
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スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
ごろ寝タブにもちょうど良いサイズ
最近、スマホをGalaxy Z Fold5にしようか迷ってるんです。閉じたらスマホ、パカッと開けばタブレットのアレです。
なんでかって、ゴロゴロしながら動画とかを見ているとスマホの画面サイズではちょっと物足りないんですよね〜。でも、それだけのために20万円を超えるGalaxy Z Fold5に乗り換えるのも…。
かと言って、持ってる10型クラスのタブレットだと、これはこれでゴロ寝で使うには大きすぎる。やっぱゴロゴロしながら使うなら軽い8型クラスがちょうど良いんですよね。
▼Blackview Tab60はと言うと、画面サイズは8.68型なので僕の用途にベストサイズ!↓
▼届いてから筐体を隅々まで触ってたんですけど、筐体の質感も良いし薄いしめっちゃ軽いし、約1.4万円と安価でもしっかり作り込んでいるなという印象です。↓
▼持っているiPhone 14 Proと並べるとこんな感じ。↓
▼このサイズだとスマホじゃ窮屈な単行本サイズの漫画も読みやすいし、YouTubeも大きく表示されるので動画とも相性良し。↓
あと、重量が実測値338g(保護フィルム込み)と軽いのでゴロゴロしながらでも疲れづらいのが良いですね〜。画面もスマホに比べるとかなり大きいので、スマホじゃちょっと物足りないなって人は8型クラスのタブレットと相性良いかも!
Unisoc T606でも結構サクサク動く!
Blackview Tab60が搭載するSoC(頭脳のようなもの)はUnisoc T606ってパーツを採用しているんですが、お世辞にもハイパワーとは言えないSoC。AnTuTuスコアも総合スコアを20万点超えるくらいですしね。
Unisoc T606を搭載するモデルは何度か触ったことあるんですが、アプリのパフォーマンス要求ってのは年々上がっているので、届くまで「普段使いくらいは大丈夫よね?」と少々心配しましたが全然快適。
というか、これまで触ってきたUnisoc T606機よりもなんだかキビキビ動いている気がします。これはBlackview Tab60がHD解像度のパネルを採用していて描写負荷が低いのも関係しているのかも。
なので日常的な使い方(例えばWEBページの閲覧、動画視聴、読書など)はかなり快適に使えてます。僕自身はタブレットだとそんな感じのラフな使い方が多いので動作に関して不満はないですね〜。良い感じ。
ゲームは動けばラッキー程度に思っときましょう
Blackview Tab60が搭載するSoCは先述したライトな使い方向きの性能。なので、めちゃくちゃパワーを使うゲーム向きではありません。ゲームは動けばラッキーと考えておくのが吉。
▼まずはPUBGモバイルなんですが、滑らかに表示できる最大設定はスムーズ+高までとなっています。↓
フレームレート「高」は、最大40FPSってところなので、ゲーム自体は楽しめるレベルで一応動くんですけど、この類のゲームは60FPS出ないとかなり不利になるのでガチで遊ぶには全然パワーが足りてません。
続いてはハイエンド端末でも60FPS維持が難しい原神を試してみます。結果は分かっているけれども…。
▼デフォルト設定は「最低」となってました。この設定からフレームレートを60にして高負荷をかけるいつもの検証をしてみます。↓
と、いつもならここで撮影した検証動画を掲載しているんですが、どうにもこうにもPCにBlackview Tab60が認識されず録画できません。すみません。今回は残念ながら検証動画の撮影は諦めました。
▼ってことでプレイした感じをお伝えします。まあ設定が「最低」なので映像も超ジャギってるし、マップを移動するだけでカクつくし、とりあえず遊べるレベルではないですね〜。まあ分かってましたけど!↓
そこそこデフォルト設定が高ければ画質を下げることで快適度をあげるって事もできるんでが、そもそものデフォルト設定が「最低」なので、これ以上軽くしようと思っても、どうもこうもなりません。
というわけで、結構古めのPUBGモバイルでも厳しいし、重量級ゲームの原神は普通にプレイするのも無理なレベルです。なので先程もお伝えした通りゲームは動けばラッキーと考えておきましょう。
HDパネルなのでちょっと精細感が低い
一般的なスマホはFHDクラスのパネルを搭載していて、安いスマホは稀に一段解像度の低いHDパネルを搭載しているモデルもあります。
6型クラスのスマホなら画面サイズ的にHDパネルでも精細さに関してはそれほど気にならないんですけど、8型でHDパネルはドットの粗さを結構感じちゃいます。
▼ちょっと分かりづらいと思いんですが、こんな感じでドットのギザギザ感が分かります。↓
なので精細さはFHDパネルを搭載する8型クラスタブレットと比較してイマイチ。ALLDOCUBE iPlay 50 miniで感じた「うわ!画面めっちゃ綺麗!」という驚きは全く無いっすね。むしろ、画面粗くね?という印象が強いです。
まあ動画見たり漫画読んだりWEBページ見る分には困らないので良いけれど、個人的にはやっぱり8型クラスはFHDほしいかなぁ。Blackviewさん、次期モデルではFHDパネルでお願いします!
Widevine L1なのでAmazonプライムビデオも高画質再生できる
WidevineはAmazonプライムビデオなど「著作権コンテンツ」を再生する時に画質クオリティーにも関わってくる部分で、L1とかL3とかレベルが分かれてます。
▼で、Blackview Tab60は最高レベルのL1に対応していることがウリ。DRM infoでもちゃんとWidevine L1の対応を確認できました。↓
パネルがHDクラスなんでFHDでの再生は物理的に出来ないんですが、HD解像度での再生はいける仕様ってことです。
で、少し前にですね、「Amazonで8.6型タブ「Blackview Tab60」が13,955円の激安!セールは24日まで」という記事でBlackview Tab60を紹介したんですが、その時Amazonでの製品画像はこんな感じでした。
▼画像にはNetflixの画面が採用されているのでNetflixもWidevine L1対応だと思ってたんですが・・・↓
▼Netflixアプリで再生使用を確認するとWidevine L3表示されてるんですよ。↓
あれれ〜?おかしいな?と思ってBlackviewさんに聞いてみたら、どうやら掲載する画像を間違えていたらしく、NetflixはWidevine L1に対応してないとのこと。
いや、ウチの記事はAmazonに掲載されているメーカー製品画像を見て作ってるからそういうの困るんですけど!ということで、さっきの紹介記事に速攻訂正文を入れました。
▼ちなみにBlackview Tab60はBlackview楽天市場店でも扱ってるんですが、こっちの画像が正しいみたい。ちゃんとNetflixはWidevine L1に対応していないって書いてます。↓
Blackviewさん、情報発信者の我々はメーカー画像等を参考にして記事を書くんで、このあたりはビシッとお願いします!じゃないと、買った人をがっかりさせちゃう。頼みますよ!
というわけで残念ながらNetflixはWidevine L3なのでSD画質での再生となりますが、本体はちゃんとWidevine L1に対応していたので、Amazonプライムビデオは高画質再生できることを確認しました。
まあ、ディスプレイがHDクラスなので高画質再生でも凄く高精細って訳では無いですけれども。とりあえず色々言ってますが、NetflixもAmazonプライムビデオも見れりゃ良いって人はちゃんと見れるんでご安心を!
ステレオスピーカー搭載が嬉しい
8型クラスのタブレットって色々と出てるんですが、ステレオスピーカーに対応しているのって稀です。Blackview Tab60はその稀。ちゃんとステレオスピーカーなのが良い!
▼ちなみにスピーカーはこの位置なので横持ちした時に最適化されてます。↓
僕はタブレットだとYouTubeとTikTokを見る程度なんですが、やっぱりステレオスピーカーだと音の広がり方が自然で良いっすね!音質はまあ及第点って感じではあるんですけど、モノラルとステレオだと全然臨場感は違います。
あ、そうそう、イヤホンジャックも搭載しているんでお気に入りのイヤホンやヘッドホンも使えますよ!ただ、Bluetoothコーデックは結構ボロボロでした。詳しくは記事の上の方にある検証結果を参照して下さい!
カメラは記録撮影向きの画質
タブレットのカメラってあまり使わないので個人的には割りとどうでも良いんですけど、一応、撮影してみました。
▼うん、メモ代わりに撮影するような記録撮影向きの画質ですね〜。↓
インカメラも似たような画質。まあビデオチャットとか出来るっちゃ出来ますが、そんなに綺麗では無いのでパソコンとかの粗い内蔵カメラ程度って思っておきましょう。
Blackview Tab60をオススメできる人
Blackview Tab60はこんな人にオススメできるタブレットです。
- スマホの画面サイズじゃちょっと物足りない人
- WEBページの閲覧、動画視聴、読書用のタブを探している人
- 10型クラスは大きすぎるなと感じている人
性能がエントリーに片足突っ込んだミドルって感じなので快適な範囲と言えばWEBページの閲覧、動画視聴、読書、SNSなどライトな使い方向けなんですが、タブレットだとその程度しか使わん!という人だったら気に入ってもらえそう。そんな感じの使い方だと動作も軽快ですし!
ディスプレイがHD解像度ってことで精細さはイマイチですが、見る分には困らないので、見れりゃ良いよという人向けでもありますね〜。
色々と言ってきましたが、日本で購入できる8型クラスのタブレットってまだまだ少ないので希少っちゃ希少です。
ライバルに出していたALLDOCUBE iPlay 50 miniも海外から取り寄せるしか無いですからね。Amazonなり楽天市場なりで約1.4万円で手に入るってのは大きな魅力かと思います。8型タブレットを探している人はBlackview Tab60もチェックして見て下さいね!
Blackview Tab60の購入先まとめ
▼※以下は随時価格情報を更新しています。本記事で取り上げている価格から更新されている場合がありますので、必ずリアルタイム価格の確認はリンク先で行って下さい!↓
■Blackview Tab60■
初出時価格→22,900円
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