Lenovo Legion Goの実機レビュー!ゲームがより面白くなるマウスモードも凄く楽しい!
LenovoのゲーミングブランドであるLegionから登場した最新の携帯ゲームPC「Lenovo Legion Go」。めちゃくちゃ気になっていて触りたいなーっと思ってたら、なんと、お借りする機会を頂きました…!ありがとうございます!という訳で所感多めでレビューしていきますよ!
Lenovo Legion Goを触った所感まとめ!
- 電源コードもポーチに入れたいなぁ
- めっちゃデカくて重いなぁ
- 画面むっちゃデカいんですけど!
- PCゲームもすんごい見やすい!
- 持ち上げてプレイするのはしんどいなぁ
- スティックの仕上がりが凄く良い!
- 右コントローラはガチャガチャし過ぎ
- L/Rコンをくっつけるアクセは欲しいなぁ
- マウスモードはめっちゃ楽しい!
- 思ってたよりもゲームは快適に動く
- でもWQXGAパネルは不釣り合いかなぁ
- ストレージすぐにパンパンになった
- 電源無くてもTDP 30Wいけるのは凄い!
- 電池は普通にガンガン減る
▼初触り動画も公開しています!ご視聴頂くことで以降のレビューをより一層お楽しみ頂けます!(チャンネル登録もして頂けると嬉しいです!)↓
▼それではパパっと開封していきましょー!Lenovo Legion Goの付属品はこんな感じでした!↓
- ポーチ
- 充電器(65W)
- マウスモード用アタッチメント
持ち運び用のポーチまで入ってるなんて素敵…!と思ってたんですけど、これ電源コードは入らないんですね。いやー、これはポーチに入るようにしてほしかったなぁ。
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スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
めちゃデカだけどこれはこれでアリ
Lenovo Legion Goのサイズは298 × 40.7 × 131mm。実機が届く前に数値だけは確認していたけれど、実物めちゃデカ。そりゃ8.8型の大画面ですから!
▼僕の持っているどこかに訴えられそうな携帯ゲーム機と比べるとその差は歴然。Lenovo Legion Goは携帯ゲームPCの中でもかなり大型な部類です。↓
8.8インチはPCゲームもプレイしやすい
6〜7インチの携帯ゲームPCも触ったことがあるんですけど、8.8インチはPCゲームもすんごく見やすい!
▼このサイズだと字幕も読みやすいし、6~7インチと比べると快適度は劇的に上がりますねー!ビックリ!↓
PCゲームって24インチとか27インチとかでプレイすることが多いんですが、そんなディスプレイサイズでプレイするゲームを小さな画面で遊ぶと、「文字が小さすぎて読めないんだが」的なことも結構あるんです。
8.8インチは携帯ゲームPCとしては非常に大型な部類ではあるんですが、PCゲームを快適にプレイできるという点ではこのサイズはかなり良いと思います!
我が身の疲労との戦い
ゲームをプレイする上で大画面であることは最高なんですけど、その代償としてデカくて重いです。
手で持ち上げた状態でのプレイは我が身の疲労との戦い。これ、持ってプレイするには正直結構しんどいです…。腕攣っちゃう!
スタンドを使ってデスクに置いた状態でプレイしたり、コントローラーを握った状態でデスクに手を添えてプレイしたりと重量を分散する工夫をしながら遊ぶのが良さそうですね~。
▼僕はこんな感じでデスクに置いた状態でプレイしています!↓↓
コントローラーは全体的には良く出来てる!
Lenovo Legion Goのコントローラーは取り外しができるタイプ!全体的には良く出来ていますね~!ドッキング型なので剛性が気になってたんですけど、かなりカッチリしていて一体型と何ら変わらない使い心地です。
ガシッと握りやすいグリップ
▼コントローラーのグリップが大きくてガシッと握れるんで、これ、想像しているよりも遥かに持ちやすいです。↓
一方、コントローラーで気になったのはR側の側面ボタン。
▼後述しますが、R側のコントローラーをマウスとして利用するためのボタンが別途備わっていて、本体とドッキングしたときは手のひらに干渉しちゃいます。↓
本体にコントローラーをドッキングしている状態だとこのボタンの入力は無効化されるんですけど、プレイしていると手のひらでポチポチと押してしまうので結構気になっちゃいました。手当たりは・・・あまり良くないです。
L/Rコンをくっつけるアクセが欲しい
Lenovo Legion Goのコントローラーは先述通り取り外して使うことも出来るんですけど、左と右のコントローラーを直接ドッキングできません。
▼コントローラーは単体でも大きいんで、片手で握った状態だと背面ボタンが押しづらいですね~。↓
Lenovoさん、これ、ドッキングできるアクセとか無いですかね?絶対に用意したほうが良いと思うんですけれど…!
こういうのってサードパーティが作ってるんじゃ?とか思って調べてみたらビンゴ。なんか3Dプリンターで作ったような製品がヒットしました。品質は良くわからんですが、探せばあるもんですね~。
スティックは高めで繊細な操作がしやすい
携帯ゲームPCのコントローラースティックは小型なタイプが多く、「結構ピーキーだなぁ」と思うこともしばしばあるんですが、Lenovo Legion Goはコンシューマー機のコントローラーに結構近くてめちゃくちゃ使いやすい!
▼特にスティックのサイズ、長さ、形状が絶妙で、個人的に携帯ゲームPCの中で一番好きかも。FPSでも繊細なエイミングが出来てビックリ!↓
もちろん慣れや好みの問題があるので、「これが正解!」という訳では無いけれど、小さめのスティックは操作がしずらいなぁと思った事のある人とは相性良さそう!
カスタマイズできる背面ボタンがありがたい
コントローラーも多ボタンの時代。PS5だって背面に追加ボタンを備える上位コントローラーを出すくらいですからね!
Lenovo Legion Goも時代に合わせるように背面には4つのボタンが備わっていますよ…!
▼M1、2ボタンも大きくて押しやすいのもGood!ただ、L側とR側のボタン位置が異なるのでここは慣れが必要ですね。特にR側の外側ボタン(M3)を使いこなすには修行が必要。↓
使いこなすには慣れが必要ではありますが、何が良いって、「スティックから指を離す回数が格段に減る」のが最高なんです…!
例えば十字やABXYボタンを押す場合、親指をスティックから離して押すわけですが、背面ボタンに割り当てておけばスティック操作を続行しながら入力ができちゃうんですよ。
でも注意点もあります…。背面ボタン使っちゃうと快適すぎて普通のコントローラーでプレイできなくなりますw
ブラウジングがめちゃくちゃ快適
Lenovo Legion Goは右コントローラーのスティックの下側にトラックパッドが埋め込まれてるんですよ。
▼これ!小さいんですけどマウス操作がめちゃくちゃしやすい!↓
あとですね、マウスホイールも備わってるんです。
▼右コントローラーの背面にマウスホイールだと!!!!まあこれも操作には慣れが必要だけど。僕のチンチクリンな短い指じゃちょっとホイールまでが遠い。↓
とは言え、トラックパッドやホイールが備わっていることでWEBブラウジング操作は超が付くほど快適。トラックパッドの精度も良いし、画面のスクロールもマウスホイールを人差し指でクルクルするだけでOK。出来栄え相当良いですねこれ!
マウスモードは面白い!楽しい!
Lenovo Legion Goのコントローラーで面白いギミックと言えば、右コントローラーがマウスになること!
▼付属のアタッチメントを装着するとジョイスティック型のマウスに。↓
ちなみにジョイスティック型ですが、ホントのジョイスティックとしては使えません。あくまでカタチだけジョイスティック。機能はマウスってことです。
皆さんが気になるのは恐らく「使い物になるの?」ってことだと思うんですけど、普通に使えちゃいました。
使った感覚としては、FPSをキーマウでプレイしたいけどキーボード操作苦手だから左手だけキーバインドしたコントローラーを使う的なあの感じとよく似てます。
マウスモードでプレイしている様子はここから見てもらうとして、まだ触り始めて間もないけれどこれくらいは全然動けちゃう。やっぱりマウスはリコイルコントロールしやすいですねー!
もちろんジョイスティック型ってことでマウス操作の感覚やボタン位置を身体に叩き込む必要があったり、キー割当を煮詰める必要があったりする訳ですが、ジョイスティック型マウスとしては思ってたよりも実用レベルの品質に仕上がってるなって感じです。
もちろん突き詰めて行くとキーマウ操作はキーマウって感じになると思うんですけれど、カジュアルに遊んでいる中では「とにかく操作が楽しい!」って感じなんですw
「ゲームをより楽しくする」という点でマウスモードのギミックは最高に面白くて、実際にとっても楽しかったので、Lenovo Legion Goだけのこのギミックを是非とも皆さんにも楽しんでもらいたいです!
Ryzen Z1 Extreme搭載でゲームはかなり動く!
実際にゲームがどんな感じに動いているかはファーストインプレッション動画に収録しているので見てもらうとして、ゲーム性能は携帯ゲームPCとは思えないほどパワフル!
▼大体こんな感じで動いちゃってました。↓
ゲーム | 2,560×1,600 | 1,920×1,200 |
APEX (基本低で一部中設定) |
65FPS前後 | 75FPS前後 |
原神 (画質中設定) |
45FPS前後 | 55FPS前後 |
パルワールド (最低設定) |
25FPS前後 | 35FPS前後 |
個人的に上記をプレイして、APEXはガチプレイもOK、原神も普通にゲームを楽しめるレベルで遊べる、パルワールドは拠点にパルが少ない状態かつ画質最低設定でこれなんで、プレイが進むと結構厳しいかなって印象ですねー。
とは言え、モバイルプロセッサーのGPUとしてはめちゃくちゃパワフル。APEXなんて少し前までHDで60FPS出たら万歳ってレベルでしたもんね…。
あと大体の携帯ゲームPCは電源を繋いでいる状態で最高のパフォーマンスを発揮出来るタイプが多いんですけど、Lenovo Legion Goは電源を繋いでいなくてもTDP 30Wを設定OKですよ!(まあ高パフォーマンスでのプレイは電池の減りが早くなるので電源繋いだプレイが中心になるとは思いますが!)
WUXGAに落とすことが多かった
個人的に気になったのがディスプレイ解像度。2,560×1,600なので確かに高精細ではあるんですが、ゲームって解像度が上がった途端に負荷もガツンとあがっちゃいます。
正直ですね、画面は大画面と言えど8.8型だし、GPUも所詮モバイル向けだし、実際にWQXGAでプレイを初めても・・・
- 60FPS割るから解像度落とそう
- 高リフレッシュレートを活かせないから解像度落とそう
こんな感じになることが多かったですねー。
先述通り解像度は簡単に落とせるんですけど、やっぱり2,560×1,600パネルで1,920×1,200表示だとDot by Dotの1,920×1,200表示より精細さは劣ります。なら、端から1,920×1,200パネルであったほうが良いよなぁって思っちゃいました
まあ、用途によってはWQXGAが活かせる部分もあるかと思いますが、ゲームを遊ぶことが主目的の製品ですし、現状のGPU性能を鑑みるとFHDあたりのパネルが丁度いいんじゃなーっと思いました。
ストレージ容量少なすぎ問題
最近のPCゲームって平気で100GBを超えるのも多いんで、512GBってのは扱いづらく感じました。
さっき公式のストアを見に行ったんですが、Lenovo Legion Goって512GBモデルしかないんですね…。これは1TBモデルとかバリエーションは増やしたほうが良いかと。ゲーム数本入れたらストレージがパンパンです…。
Legion Spaceが使いやすい!
Lenovo Legion Goはゲームの管理、パフォーマンス設定、キーカスタマイズなどを一括管理できるLegion Spaceを搭載しているんですが、これ、結構使いやすいです。
便利だなと思った機能は
- FPSなどの情報を表示できる
- 解像度を素早く変更できる
- コントローラーの設定が柔軟にできる
- TDPを調整できる
別途ツールを入れなくてもフレームレートを確認できるのでパフォーマンスを煮詰めやすいし、面倒な解像度の変更もパパっとできちゃいます。TDP設定なんかもカスタマイズできるので、カジュアルプレイヤーさんも取っつきやすいんじゃないかと思います!
Lenovo Legion Goまとめ
Lenovo Legion Goは、とにかく触っていて楽しいモデルでした!カジュアルにゲームを楽しみたい人にとっては、ホント、面白いモデルかと思いますよ!
個人的に良かったのは、コントローラーのクオリティー。特にスティックは非常に良く出来ていて、エペなんかガチプレイいけます。背面ボタンも活用できて大満足!
マウスモードは癖はあるものの、ゲームをより楽しくするスパイスとしてはよく効いていて、コントローラーとはまた違った感覚でゲームを楽しめたので、これはこれで面白くて良いんじゃないかと!
一方で、WQXGAパネルは最新鋭のモバイル向けプロセッサーのGPU性能でも活かしきれないゲームも多く、性能に対して不釣り合いと感じました。ゲームの快適性と映像美のバランスを考えると、今のGPU性能ではちょっと先を行き過ぎた感がありますね~。まあ1920×1200に落としても画質はそこそこ担保されていたので、快適性を求めるなら解像度を落として遊びましょう!
Lenovo Legion GOはレビュー時点で携帯ゲームPCの中では最高峰のゲーム体験ができるモデルであることは間違いないので、レビューを振り返りながら検討してみて下さい!