約3万円で手に入る!Xperia X Dual(F5122)の実機レビュー!
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カメラ機能をチェック
Contents
気になっていたカメラ機能。実際に使ってみたのですが、これは3万円台で購入できるスマホカメラと比較するのは酷です。流石、カメラをウリにしているXperiaだけの事はありますね。
いくつか気になった点も合わせて書いていますのでチェックをどうぞ!
Xperia X Dual(F5122)のカメラを使ってみた結果!
メインカメラに2300万画素(1/3 ” Exmor™RS)センサー、レンズは24mmの広角/F値2.0。インカメラは1300万画素センサーでレンズは22mmの広角/F値2.0で、最上級グレードのXperia X Performanceと同じ仕様であることが魅力です。
カメラ機能は後から機能追加出来る
標準のカメラモードも豊富なのですが、カメラの機能は単体で後から追加出来る様に設計されているようです。
▼カメラ画面を左にスライドすると撮影機能一覧が表示されるのですが、「+ 追加」のボタンを押すと様々な機能が追加出来ます。例えば初期状態では非搭載だった「背景ぼかし」や「モーションショット」を僕は追加してみました。↓
▼初期状態でも多数の撮影機能はプリインストール済みです。以下は機能の説明。↓
背景ぼかし撮影のクオリティーは高いけど、被写体は固定物に限られる
「背景ぼかし」は一眼レフの単焦点レンズで撮影したような背景をボカして被写体を際立たせた写真が撮影できる機能です。
この様なボケ味撮影機能は3つのタイプに分かれています。クオリティーは1→2→3の順で高くなります。
- 撮影写真に後からボケ加工を施す完全エフェクトタイプ
- ピントを合わせた写真、背景がボケた写真の計2枚を撮影して合成するタイプ
- 2つのカメラで異なる被写界深度(ピント)を捉えて同時撮影して合成するタイプ
1はエフェクト加工となるのでボケ味が不自然になる、2は2枚の写真をパシャ、パシャっと撮影するので、動く被写体だとブレる、3は物理的に2つのカメラを搭載したデュアルカメラが必要と一長一短です。
最近流行りのデュアルカメラは2つのカメラを備えることで1回シャッターを切るだけで2つのカメラで同時撮影するので、ブレの無い非常にクオリティーの高いボケ味撮影が楽しめるのが特徴でウリです。
Xperia X Dual(F5122)はシングルカメラですが2に該当するタイプで、風になびく花の撮影など動きのある被写体でのボケ味撮影が弱いです。
しかしながら、エフェクト加工とは違い被写体にピントの合った写真と背景がボケた写真を撮影して合成するので、固定物であればデュアルカメラに匹敵するクオリティーで撮影できます。
▼ボケ味の強度などは撮影後に1度だけ調節可能。以下は最もボケていない状態↓
▼ボケ味MAXにしてみました。背景が自然な感じでボケて被写体がグッと際立っていますね。このボケ味の美しさには正直ビックリしました↓
▼ボケは先程のボケ以外に複数のパターンから選択可能です↓
最大解像度撮影では様々な機能が制限される
初期設定では解像度が8Mに設定されているのですが、最大解像度の23Mに設定すると機能が制限されます。
▼具体的には23Mの最大解像度だとマニュアルでSCN(シーン別セレクト機能)が利用できません。↓
また、この様な機能制限はビデオも同様で、最大解像度の1920×1080/60FPS設定だと、手ぶれ補正が効かずSCNも選択出来ません。
一方、写真撮影に限りプレミアムおまかせオート(フルオート)撮影では最大解像度の23M設定でもSCNが有効化されます。但し、フルオートなのでSCNの指定は出来ずカメラまかせ。
とは言っても、プレミアムおまかせオートも秀才なので、最高解像度でのフルオート撮影でも十分綺麗な写真が撮影できます。流石、Xperia。
シャッターボタンが付いているので物持ち撮影が超捗る
僕は仕事の関係上、「物持ち撮影」を頻繁に行います。例えば左手に被写体となる物を持って右手でカメラを持ちシャッターを切るようなスタイルの撮影です。
▼これが物持ち撮影の写真。ガルマックスでよく見る構図です。↓
外出時はスマートフォンのカメラで物持ち撮影することも多いのですが、一般的なスマホは画面のシャッターボタンを押して撮影するか、ボリュームキーなどに割り当てられたシャッターキーを押して撮影することになります。
しかし、これまでのスマホで共通していた欠点が「シャッターを切った瞬間にピント合わせが自動で始まる」事です。
つまり、ピントがしっかり合っているか確認出来ない状態で撮影に踏み切るので、思いもしない部分にピントが合ってしまうこともあり、非常に使いにくかったのです。
Xperia X Dual(F5122)は右手で横持ち撮影する時にシャッターボタンを人差し指で押すことが可能。しかもデジカメや一眼レフカメラのようにシャッターボタンの半押しでピント合わせすることが可能なので、その使い勝手はデジカメや一眼レフカメラなどと遜色ありません。
▼この様に物持ち撮影でも非常に役立つ半押し対応のシャッターボタン。↓
▼ベゼル部分にナビゲーションキーも無いので、親指で端末を支える事が出来て片手撮影も安定的です。以前はXperiaの厚い上下ベゼルが野暮ったく感じていましたが、利便性を考えての事だったのだなと使ってみて分かりました。↓
これは、一度使っちゃうと他の製品を使えなくなってしまう位に快適です。
ちなみに物撮りする時の設定ですが、グリッド表示ON、追尾フォーカスをオフにしましょう。グリッド表示することで複数の物を撮影する時に位置合わせが容易となり、追尾フォーカスをオフにすることで、任意の場所にピント位置を固定することが出来ます。
Xperia X Dual(F5122)で撮影した写真
スマホカメラで最も多用するであろうオート撮影(プレミアムおまかせオート)でパシャパシャ撮影してきました。一体、どんな写真が出てくるのでしょうか?
全ての写真は画質調整無し/画像縮小のみで掲載しています。
マクロ撮影
▼リングの「20」がボケない位置まで近づいて撮影してみました。マクロ機能はそれほど近づいて撮影できない印象でした。↓
料理の撮影
全てプレミアムおまかせオートで”料理”と認識していました。賢いですねぇ。これだけ美味しそうに撮影出来るので、外部カメラアプリ使わなくても標準カメラで事足りる感じがします。
昼間の撮影
自宅で試し撮りした時は写真が暗く感じた(もっと具体的に話すと室内の明るさを忠実に再現した明るさなので暗く感じた)のですが、様々な被写体を撮影していると非常にクオリティーの高い写真がビシバシ撮影できて驚きました。
ただ、フレア・ゴーストは発生しやすい印象です。撮影当日も強い光に対してフレア・ゴーストが発生しました。
▼レンズに強い光源が反射した状態で撮影したらこんな感じのフレア・ゴーストが映り込みました。上が位置を調整したフレア・ゴーストが写り込んでいない状態、下が写り込んだ状態。↓
夜間の撮影
スケジュールの関係上、まだ夜間撮影が出来ていません。岩屋堂公園が11月11日から紅葉のライトアップイベントを開催するので撮影してから掲載したいと思います。
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※追記:夜間撮影を行ってきました!全てフルオートで撮影して縮小加工のみ施しています。フルオートでは自動で”夜景”が選択され、被写体にカメラを向けてパシャリと撮影するだけでこんな写真が撮影できました。
動画撮影
▼今回はデフォルト設定の1920×1080/30FPS設定のフルオートで撮影してきました。↓
手ぶれ補正も効いているのですが、片手で持って”歩き撮影”するとやや揺れます。でも、手ぶれ補正の無い機種と比べるとかなりブレは軽減されていますね。
また、周囲の明るさに合わせて瞬時に映像の明るさを調整出来ています。動画最後の逆光状態も美しく捉えていますね。ズームイン/ズームアウト機能(カメラ起動時はボリュームキー)も使えるので便利でしたよ。
▼以下は手ぶれ補正の無いMAZE Alphaという端末の手持ち動画。比べるとXperia X Dual(F5122)の手ぶれ補正機能は強力ですね。↓