Galaxy S23の実機レビュー!買う前に注意点や検証結果、評価をチェック!
どうも!カードの請求額から目を背けている柳生です。
念願のGalaxy S23をついにゲットしたので自腹で実機レビューをしていきますよ!
様々な比較・検証を行っているのでご自身の使い方に合うか、許容できるかなど、是非照らし合わせながらチェックしてみて下さい!
なお、今回のレビューモデルは香港版です。おサイフケータイの対応有無など日本向けモデルとは一部仕様が異なりますので、購入するなら日本版がオススメです!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓
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Galaxy S23の外観・デザインをレビュー!
Galaxy S23 | |
サイズ | 146.3 × 70.9 × 7.6mm |
重量 | 168g |
Galaxy S23は画面サイズが6.1インチで、6.5~6.8インチが主流な中ではとても小さいのが特徴です。
▼今回のカラーはクリームを選択…一応クリームって名前なんだけど、実際見てみた感じ、ほぼほぼ白な見た目でした。キレイだねぇ!↓
カメラのデザインが特に先代Galaxy S22 Ultraの系譜を踏襲している印象を受けますね。S21、S22にあった独特なあのカメラユニットの形状はオミットされておりスッキリしている印象!
▼S21、S22のアレも独特で好きだったんだけど、今回の独立した形状もシンプルかつ他社スマホにはない個性があって実に良い。見目麗しいとはこのことか。↓
カメラの厚みは目視で1mmほどです。形状が形状なのでホコリとか取り除きにくいのはご愛嬌。
▼背面パネルはガラス素材で非常に上質なさわり心地。指紋は全然目立たんし、プラッチック素材よりもスベスベというかヒンヤリ感というか、さながら大理石触っているような気分にさせられます。↓
あと背面下部にSAMSUNGロゴがあるんだけどスッゲー薄くて目立たないですね。ここだけはツルツルしているので触ると質感の違いを感じます。
▼にしても、見てくださいよこの小ぶりっぷり。UnihertzのJellyやiPhoneのminiシリーズほどじゃあないにせよ、いま出ているスマホの中でもトップクラスにちっちゃい。片手操作も余裕だぜ。ちなみにこの個体、PDA工房さんで買った反射低減フィルムを貼っています。↓
Galaxy S23の実測重量は168gで、先代と先々代とで1g程度の差しかありません!電池容量増やしてんのにスゴいよね。
側面デザインも見てみましょう。S22と違って完全フラットではなくなり、若干の曲面を持たせている形状になっています。あとツヤッツヤしてて鏡みたいになってます。
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▼左側面。アンテナラインがあるということは側面フレーム素材は金属製で確定でしょう。金属って電波を遮断しちまうから、電波を通すためのラインを入れなきゃいかんですからね。↓
▼右側面に電源と音量ボタンが配置で一般的なタイプ。小さいゆえにボタンの配置の高さも丁度よく押しやすかったっす。押し心地は普通。↓
▼上部にノイキャンマイクとアンテナライン。↓
▼下部にスピーカー、SIMスロットと充電端子とマイクが集中していました。↓
Galaxy S23の性能・パフォーマンス・スペックのレビュー!
Galaxy S23はSoCにSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載していて、レビュー機はメモリ8GB+容量256GBです!
▼メモリ・ストレージのバリエーションは以下の通り。↓
Galaxy S23 | メモリ8GB+容量128GB メモリ8GB+容量256GB(レビュー機) メモリ8GB+容量512GB |
詳細スペックをチェック!
製品情報 | |
---|---|
端末名 | S23 |
発売年 | 2023年2月 |
発売地域 | 海外:SIMフリー |
メーカー・ブランド | Samsung |
備考 | Galaxy S23シリーズ Galaxy S23 Ultra Galaxy S23+ Galaxy S23 |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | 非公表 |
4G LTE | 非公表 |
5G NR | 非公表 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | バージョン:5.3 コーデック:非公表 |
SIMサイズ・スロット | 非公表 |
本体仕様 | |
ディスプレイ | サイズ:6.1インチ 材質:有機EL 画面占有率:非公表 形状:パンチホール(中央) 最大リフレッシュレート:120Hz 最大タッチサンプリングレート:240Hz |
解像度 | 解像度:2,340×1,080(FHD+) 画面比率:13:6 |
画素密度 | 422ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | 高さ:146.3mm 横幅:70.9mm 厚さ:7.6mm |
重さ | 168g |
本体色 | ブラック系、ホワイト系、パープル系、カーキ系、イエロー系、グレー系 |
システム仕様 | |
OS | One UI 5.1 Android 13 |
CPU(SoC) | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ8GB+容量128GB メモリ8GB+容量256GB メモリ8GB+容量512GB |
ストレージカード | 非対応 |
カメラ | |
背面カメラ | トリプルカメラ ①5,000万画素(メイン、f/1.8) ②1,200万画素(超広角、120°) ③1,000万画素(望遠、光学3倍ズーム、f/2.4) 手ぶれ補正:非公表 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
インカメラ | パンチホール式インカメラ 画素数:1,200万画素(メイン、f2.2) センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
機能仕様 | |
GPS | GPS対応(詳細規格は非公表) |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:非公表 顔認証:非公表 |
センサー | 赤外線センサー:非公表 加速度センサー:非公表 近接センサー:非公表 ジャイロセンサー:非公表 電子コンパス:非公表 光センサー:非公表 |
防水/防塵・タフネス等級 | 防水/防塵:IP68 耐衝撃:非公表 |
イヤホンジャック | なし |
NFC | NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:非対応 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
充電 | 有線充電:25W ワイヤレス充電:対応 逆充電:対応 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース | |
参照元 | 【公式サイト】Galaxy S23 – samsung.com |
ベンチマーク結果をチェック!
▼Galaxy S23の実機AnTuTu(Ver9)スコアは総合が1,169,132点、GPUが495,834点でした!素晴らしすぎるスコアの高さ。↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼PCMark for Android、3DMark、Geekbench 5のスコアは以下の通りでした!↓
▼ストレージ速度は読み込みが3494.2MB/s、書き込みが2884.3MB/s!スコアが12万とかとんでもねー高さでビビった。あと、ランダムアクセスであっても3~400MB/sってマジで早すぎる。スゲー!↓
普段使いの動きチェック!
実際にGalaxy S23を日常的によく使うコンテンツで試してみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・十分実用的
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
Galaxy S23 | |
WEBページ閲覧 | 快適・サクサク |
YouTube | 快適・サクサク |
快適・サクサク |
まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだけど、普段使いにおいて快適以外の言葉が見つからんです。
筆者が愛用していたGalaxy S20 FE(Snapdragon 865)でも快適で不満はなかったんですが、「アプリの起動、自動回転レスポンスが段違いに早くなっている」って違いがよく感じられました。
Galaxy S23(128GB版を除く)はUFS4.0っていうストレージ規格を採用してて、そのおかげか読み書き速度はUFS3.1よりも2倍近く早くなっているんですよね。
TwitterアプリのMarinDeckやInstagramなどのアプリのロゴの表示時間が明らかに短縮されててめっちゃ違いを感じた。MarinDeckに関しては0.3~0.4秒ぐらい起動が早くなってます。
画面の自動回転のレスポンスもかなり早く、S20 FEではクイっと傾けて1秒ほどだったのが、こちらでは傾けてから体感0.2~0.3秒ほどになってて非常にきびきび動いてくれます。
常駐アプリの数によって自動回転のレスポンスは遅くなったりするわけですが、LINEやTwitterなどいろいろ裏で動かしている状態でも遅くなっていない‥マジでこういう細かい部分でも進化を感じさせてくれますね。
ゲーム性能をチェック!
実際にGalaxy S23でゲームを遊んでみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・楽しめるレベルで遊べる
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
PUBGモバイル
▼PUBGモバイルの設定幅は以下の通り!軽量設定はスムーズ+極限、グラフィック重視はFHD+ウルトラでした!↓
実際にプレイしてみての評価は「快適・サクサク」です。
現時点で一番高いFHD画質だとウルトラに下がるので快適とはいえずイマイチなんだけど、その1つ下のHD画質+極限だと画質キレイでなめらか。90fpsが出てないのがきになるけど、そのうち対応するのかな?
ガチ勢だったら負荷軽減(と視認性向上)のためスムーズにする人は多いと思うんすけど、その場合は長時間プレイしても全然発熱が気にならん(わずかにほんのり感じる程度)。マジ快適。
▼とはいえ、そもそもGalaxy S23って画面サイズが6.1インチでちっちゃいので物理的には厳しいところもありますね。それ重視するんだったら大画面でフラットな画面を持つS23+のほうがいいかもしれんですね。↓
原神
メチャ重ゲーとして知られる原神で検証!
▼Galaxy S23の画質設定ですが、デフォルトで「中」でした。検証はフレームレートを60に設定して行います。↓
▼デフォルト(中)設定/60FPSで元素爆発時の最低FPSは60でした。数値はあくまで目安なので実際の滑らかさ・カクつき・読み込み速度は動画を見てみて下さい。↓
原神での評価は「快適・サクサク」です!あの原神ですらも60FPS切らなくなったのか…マジで凄いって言葉しか出てこねえ。
Galaxy S23の回線・ネットワークをレビュー!
今回のGalaxy S23は海外モデルなので技適はありません。本記事で取り上げている無線設備は、技適未取得機器を用いた実験等の特例制度届出済みで、特定の条件下でのみ試用が認められています。この申請を行わず使用した場合、電波法違反により罰則・措置の対象となりますのでご留意下さい。
▼Galaxy S23はデュアルSIMタイプ。MicroSDは非対応で、スロットは物理NanoSIMが2枚裏表にはめ込むタイプです。↓
デュアルSIMなのは良いんだけど、結構SIM入れるのに苦労した。
両面に入れるタイプなんだけど、1枚目をはめ込んで裏に2枚目入れようとしたら1枚目がポロッと外れやがることもあって苦労した。5分ぐらい格闘しました。
で、対応バンドは公式サイトで非公表なんだけど、筆者はLINEMOと楽天モバイルのSIMを持っててそれを試したところ、どちらも通話・ネット通信が問題なくできました!
あくまで筆者環境なので完全な対応は保証できないのでその点は注意です。Galaxy Sシリーズは基本バンドの守備範囲強いから大丈夫だとは思うけど、念のため調べておきましょう。
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Galaxy S23の機能・仕様をレビュー!
Galaxy S23 | |
OS | One UI 5.1 Android 13ベース |
通知ランプ | ✕ |
指紋認証 | ○:精度・速度共に良好 |
顔認証 | ○:精度・速度共に良好 |
アプリクローン | ✕:SNS ○:メッセンジャー(LINE、Facebook、Viber) ✕:ゲーム 名称は「デュアルメッセンジャー」 |
システムクローン | ✕ |
PCモード | ○ 名称は「Samsung Dex」 |
戻るボタン入れ替え | ○:デフォルトは右 |
ジェスチャー操作 | ○:従来式とスワイプアップの2種が選べる |
クイックランチャー | ○ 名称は「サイドバー」 |
冷却システム | ○ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
MicroSD非対応 |
備考 | – |
便利機能をチェック!
Galaxy S23が対応している便利機能をピックアップしてみました!
Bixby Routine | 条件を満たし、マナーモードのON/OFFやアプリの起動など様々なことが自動化できる機能。海外版なのでカメラの自動無音化も可能 |
スワイプアップ ジェスチャー |
従来の「左右からスワイプで戻る」ではなく下部ベゼルから上にスワイプで戻る・ホーム・アプリ履歴が使える仕組み |
NiceLock | 韓国限定の便利機能を他モデルでも使えるようにするモジュールアプリ |
Windowsにリンク | 無線でスマホの通知表示、画像のやり取り、ミラーリングの他 Galaxyではテキストのクリップボード共有も可能 |
指紋認証と顔認証の速度をチェック!
指紋センサー、顔認証ともに速度が優秀!指をタッチしたり画面がついてから0.1~0.2秒ほどで、非常に早いっす。
また顔認証が通った後「ロック画面のまま維持」か「ロック画面を自動でスキップ」かで選ぶことも出来ます。筆者は断然後者。ロック画面をスワイプしてどける手間が減りますからね。
一方、指紋センサーに関しては画面内蔵に加えて、位置が若干高いため目視や手探りで認証しにくいのが欠点ではありますね。
Galaxy S23の画面・ディスプレイをレビュー!
Galaxy S23 | |
画面 | 6.1インチ/2,400×1,080/有機EL |
Widevine | L1 |
リフレッシュレート | 最大120Hz:シーンに合わせて可変 |
Galaxy S20 FEを触っていた身からすれば、ディスプレイスペックは解像度もリフレッシュレートも同じ。サイズを除いては大きな目新しさは感じません。
▼とはいえ目新しさがないだけで、画質、くっそキレイです。さすが有機ELよ。↓
▼6.1インチで小さめだから動画視聴の没入感はあんま感じないけど、スマホで見るときって大抵ヒマ潰し程度に見るんで無問題。映画見るならタブレットとかパソコンで見ますしね。↓
対応するWidevineをチェック!
NetflixやAmazonプライムビデオなど著作権コンテンツを「高画質」で視聴するにはWidevineのレベルが「L1」であることが必須です。
実機で確認したところGalaxy S23は「Widevine L1」に対応していました。
AmazonプライムビデオはWidevine L1でも高画質再生できない場合がありますが、実機で高画質再生できることも確認できました。
Galaxy S23のスピーカー・音質をレビュー!
Galaxy S23 | |
スピーカー | デュアルスピーカー |
イコライザー | ○ |
有線イヤホン接続方法 | USB-C |
スピーカーの音質をチェック!
機種/項目 | 特性 |
LRバランス | 良好 |
LR位置 | 可変 |
スピーカーはデュアル式なんですが、スペックではわからんのが音質とスピーカーの音のバランス、そしてLR位置が可変なのか否か。
音質なんですが、ちっちゃいのに迫力は十分感じます。低音域もよく響き、この点はGalaxy S20 FEよりも進化しているな~って関心。
LRのバランスも良好。音の偏りは感じません。また基本的には上部スピーカーがL、下部スピーカーがRで出力されますが、右倒しにした場合はしっかり映像の向きに合わせて音も出力されるのもGood。
あと最大音量も結構デカい!音量MAXだと、筆者のきったねぇ6畳ワンルーム部屋の全体になかなか響いてくれます。ボディちっちぇえのによく頑張ってるな。
▼仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、イヤホンジャックはありませんので注意。有線イヤホン使うならType-Cのやつを買うか、DAC内蔵アダプターを買いましょう。こういうやつ。↓
そういえば、最近だとDAC内蔵のがダイソーで売ってるらしい!前はヨドとかアマゾンでポチるぐらいしかなかったんだけど、それが入手性良くなったのは有難いですね‥といいつつ筆者の近所には並んでいなかった。切ない。
Bluetoothコーデックをチェック!
最近はワイヤレスで利用できるBluetoothイヤホンやヘッドホンが主流になっていますが、これらは「接続する方法(Bluetoothコーデック)」で音質や音の遅延が変わります。
▼主要なBluetoothコーデックで接続してみました。結果は以下の通りです!↓
Galaxy S23 | |
SBC | ○:基本コーデック。全てのBluetoothサウンド機器が対応している。遅延(大) |
AAC | ○:CD音質を飛ばせる。遅延(中) |
apt-X | ○:CD音質を飛ばせる。やや遅延あり。遅延(中) |
apt-X HD | ✕:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小) |
LDAC | ○:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小) |
apt-X Adaptive | ✕:低遅延特化のコーデック。遅延(極小) |
Bluetooth接続について少し解説しておきます。
Bluetooth接続は有線接続よりも大なり小なり音が遅れて聞こえます。
例えば、音の遅延が大きいコーデックでは動画を見ていると映像はリアルタイムで目に飛び込んできますが、音が遅延すると後から聞こえてくるので、演者の口の動きと音が噛み合わない「音ズレ」状態になります。
動画を見るならAACやapt-Xが最低ライン、予算が許すのであればapt-X HD以上の製品をオススメしています。
で、Galaxy S23、検証ではapt-X HDとapt-X Adaptiveでは接続できずでした。ハイエンドたるものAdaptiveは対応してほしかったってのが本音。でも現実はそう甘くはありませんな。
つっても筆者の場合、無線イヤホンでゲームしないしYouTubeで見る程度ですし、YouTubeの場合遅延に動画を合わせてくれるので無問題ですが‥拘る人は注意だ。
Galaxy S23のカメラ・画質をレビュー!
Galaxy S23 | |
構成・画素数 | 5,000万画素(メイン)、1,200万画素(超広角)、1,000万画素(望遠) |
撮影モード | 写真、動画、ナイトモード、ポートレート、プロ、プロ動画、食事、パノラマ、スローモーション、スーパースローモーション、ハイパーラプス、ディレクターズビュー、シングルテイク、ポートレート動画 |
ズーム | 光学3倍、0.6倍(広角)と3倍(望遠)にワンタップ切り替え可 倍率操作後に0.6倍、2倍、3倍、10倍、20倍、30倍ボタンが表示される |
シャッター音の消音 | △:カメラ設定は不可。マナーモードで消音可 ※海外版のみ |
マニュアル設定幅 | ISO:50〜3200、WB:2300〜10000、SS:30〜1/12000、露出:-2〜+2 フォーカス焦点距離:中央、範囲、マニュアル(0~1.0) |
動画解像度 | 8K/30FPS、4K/30FPS、4K/60FPS、1080P/30FPS、1080P/60FPS、720P/30FPS ※4KはUHD表記 |
手ブレ補正 | ○ |
Galaxy S23のカメラ構成は先代S22と大差はありません。メイン+超広角+3倍望遠と、広範囲から遠くの被写体の撮影まで対応できる万能構成。
マクロカメラはないけど、そんなもん望遠で対応できるし無問題です。まぁOPPOのFindシリーズで搭載されてた顕微鏡マクロレベルのものだったら、それはそれで嬉しかったんですが。
あとGSMArena見てみたんだけど、どうやらセンサーサイズが1/1.56インチでPXサイズも1.0μmと、先代のS22から全然変わっていないっぽい(あくまで公式情報ではないのでその点はあしからず)。カメラの見た目はめっちゃ立派んなってんのにお前‥
カメラのハードウェア自体に大きなアップデートはないので、その点はSoCの補正という力技で写真写りを進化させているんかな。今やAIがすげー発達しているしね。とはいえセンサーサイズはせめて1/1.3ぐらいにはデカくしてほしかったんだけど。
▼まぁそれはそれとして、Samsungスマホのカメラアプリ‥かなり使いやすい!UIデザインがシンプルで見やすいんスよ。倍率変更もワンタップで出来ますし、タップ後により細かい倍率変更ができるようになっています。↓
シャッター音はクソうるせぇんですが、上述のようにマナーモードで黙らせられるので非常に良心的です。海外版だからこそ為せる技よね。
Galaxy S23 Ultraの公開市場版(非キャリアモデル)が出るってウワサもあったんですが、よしんば販売されたとしても、シャッター音が消せんかったら筆者は買わん。というか公開市場版のM23 5Gでも消せなかったしその可能性は高いな‥。
あと最近はカメラセンサーの大型化に伴い「寄れない」ことも多くなってきたのでメインカメラの最短撮影距離もチェックしてみました。
▼メインカメラの最短焦点距離チェックの結果は以下の通り。↓
機種/項目 | 最短撮影距離 |
Galaxy S23 | 5cm |
iPhone SE(3世代) | 約7.5cm |
メジャーなスマホの代名詞であるiPhone SE現行モデルと比較すると、Galaxy S23の方が2.5cmぐらい近寄れました。
昼に撮影した写真をチェック!
肝心の写真写りをチェックしてみましょう。
当然っちゃ当然かもしれんけど、写真写りめちゃくちゃ良い。センサーサイズについては大きくして欲しいとは思ってたが、そもそも1/1.56インチでもスマホとしてはデカい部類だったのを思い出した。
ソフトウェアによるAI補正も優秀で、白飛びの抑え、色合いの補正がしっかりしています。あとメインと超広角とで色合いや解像感の劣化といったギャップがないのも素晴らしい!
▼左がメイン、右が超広角です。↓
HDRもバッチリ効いていて、明暗差ある場所もバッチリ肉眼に近く撮れました。
▼以下は明暗差ある場所で撮影した写真。左がメイン、右が超広角です。↓
▼Galaxy S23で撮影した他の写真はこんな感じ。飯撮りからお花の写真まで忠実かつ映える絶妙な色合いです。明るさもバッチリ。↓
Galaxy S23
逆光も色合いも明るさも解像感も文句なしに良いぜ pic.twitter.com/ZdAIjB8rKT— 柳生剣之介 (@yagyu_kennosuke) May 11, 2023
夜に撮影した写真をチェック!
夜の撮影は「ナイト」モードで行います。
ナイトモードはメイン、超広角、望遠いずれも対応していました。写りも非常に満足で、昼間のと同じようにカメラ間での色合いや明るさの大きなギャップを感じなかった!
▼左がメインカメラ、右が超広角です。この日は曇り空で星空が出なかったんだけど、水面に映る光のディテールもバッチリ細かくてすっげーエモい。↓
撮影速度も文句なしに早いです。暗さによるんだけど基本的にメインカメラでなら1秒もかからず、超広角カメラでは1~1.5秒ぐらいで処理完了。すぐ2枚めの撮影ができてストレスフリー!
望遠・ズームで撮影した写真をチェック!
Galaxy S20 FEのときもそうだったんだけど、筆者は望遠カメラが大好きです。光学ズームってデジタルと違って劣化しない、つまりキレイなままで遠距離の被写体を捉えられるし、画角を削れるから余分な映り込みの心配もないからな!
▼上から1倍、3倍、10倍、30倍(最大)で並べてます。全部同じ場所からの撮影。↓
10倍ズーム、予想以上にキレイに撮れた!輪郭が結構はっきりしてて解像感が良好。個人的にかなりいい一枚が撮れて大満足です。
最大30倍ズームだとめっちゃ遠くまで捉えられるけど、やはり細部のディテールもボヤボヤ。とはいえかなり遠い場所にあるモノがなんなのかの判別が付けられるから、思ったより使う機会はありますね。
というかGalaxy S23でこれだったらS23 Ultra(ペリスコ10倍のやつ)ってもっとすごいんじゃね…?って思った。サイズ感とコスト上の都合でこっち選んだんだけど、いまさらUltraモデルが超気になっちまった。どうしてくれる(自業自得)。
ポートレートで撮影した写真をチェック!
ポートレート用の深度測定カメラはないですがしっかりポートレート撮影も対応。人物だけでなく物撮りでの背景ぼかしもできました。
▼左がボケ味最小、右がボケ味最大。↓
▼ボケのエフェクト変更や濃度の調整も後から変更できて結構楽しい!玉ボケ出来るやつが特に好みです。これ、前まで見たことなかったやつなんで、最近追加されたのかもしれん。あるいは筆者が見逃してたかどっちか‥↓
▼インカメラもポートレート撮影に対応していました。あと手のひらを見せると自動でシャッター切ってくれます。これ楽。たまに手ぇ下ろす時、誤爆して2枚撮っちゃうことあるけどね。↓
接写で撮影した写真をチェック!
Galaxy S23はマクロカメラ非搭載。メインカメラで寄って接写を試します。被写体は一般的なサイズのキーボード。
▼こちらはメインカメラで撮影。5cmほどが限界でした。↓
▼この状態で3倍ズームが結構寄れてる感あって良い感じ。ちなみに被写体の距離に応じてカメラを切り替えるタイプで、このときはメインカメラのデジタルズームとなっています。↓
動画の手ブレ補正をチェック!
Galaxy S23はメインはもちろんサブの超広角カメラも手ぶれ補正に対応していました!
あと超広角カメラであっても60FPS撮影が出来るってのが嬉しい。前使ってたS20 FEでは30FPSまでだったから、なめらかさが全然違います。
▼メインと超広角カメラで撮影し検証。どっちも手ブレはバッチリ抑えられています。ただ階段を登る際に若干手すりが伸びて歪んでいるようにも見えて、逆に強力すぎるんじゃね?説ある。場合によっては大画面で見たら酔うかも。↓
ちなみに筆者のクルマはカタいサスペンションを装備しているため路面のノイズとか振動をかなり拾って乗り心地は劣悪なんですが、カーホルダーで撮影してみたらブレが結構抑えられてかなり実用的でした。運転動画を撮るのにも向いてるぞこれ。
Galaxy S23のバッテリーをレビュー!
Galaxy S23 | |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
有線充電 | ○/最大25W |
ワイヤレス充電 | ○/最大15W |
ワイヤレス逆充電 | ○/最大4.5W |
バッテリー持ちをチェック!
バッテリーなんですが、小さめな容量ながら電池持ちがかなり良かったです。最適化されたSoCのおかげか。
バッテリーが80%の状態で、検証用の撮影と動画視聴、あとSNSなどプライベートに使ってみたところ、23時間後には15%を保っていました。予想以上に電池が持ってくれて安心したわ!
もちろんずっと動画見たり長時間撮影やゲームしまくってたらガリガリ減りますんで注意。筆者みたいに比較的ライトな使い方だったら不満は感じないと思うんす。
一方、充電はあんまり早くなく、電池がかなり減ってた場合は急速充電であっても余裕で1時間ほどかかりました。中華のハイエンドスマホにボロ負け。いやむしろ中華メーカーだけがぶっ飛んでるんかな。
▼なお、ワイヤレス充電だと3時間で50%ほどのペースでした。↓
とはいえワイヤレス充電って置くだけで充電できて楽だし、筆者の場合ほとんど家で過ごしているんで‥充電が遅くても全然許せます。総合的には満足!
Galaxy S23のメリット・良いところまとめ!
実際にGalaxy S23を使ってメリットや良かったと思ったところは以下の通り!
メリット・良かった点
- 貴重な小型サイズ
- ほとんど発熱しない
- ベゼル幅が均一で美しい
今だからこそ貴重な「小さいスマホ」
筆者は手と足(と態度)がデカい人間なんですが、片手で操作が完結できるってマジで良い!
手が小さい人にとってはこれがどれほど手への収まりが良いかは判らんのですが、それでもこれは扱いやすい部類になると思います。
▼当然、小さいゆえポケットにもスポッと入るし、重さも圧迫感も皆無。スキニータイプのピッチリズボンでも苦しさを感じません。↓
運転しているときが特にそうなんだけど、スマホがデカいと圧迫感がスゲー不快感を感じてしまうんすよね。立っているときはまだいいんだけど、座っているときが結構気になっちまう。
筆者の場合クラッチペダルを踏み込む際、この圧迫感のせいでイライラしがちになってたので、Galaxy S23はそういう意味でも非常に快適ですわ。
あと、Galaxy S21時代からそうだったんですけど、Galaxy Sシリーズの無印ってマジで軽くてちっちゃくてそれが特徴かつ強みなんですよね。
小型スマホって扱いやすいのはもちろんなんだけど、筆者にとってはその存在自体もメリットに思ってます。かなり貴重ですし、小さいスマホを好む人向けへの明確な選択肢ですからね。
日本以外の国だと小型スマホの需要ってあんまなくて、iPhoneもminiシリーズなくしちゃったし、どっかのメーカーのおえらいさんが小型スマホを作っても売れないって嘆いてたって話も最近あった。
でも、そういう状況下でもこの路線を貫いてくれたってのはデカいよ。大袈裟かもしれんけどコンパクトで、ましてハイエンドスマホって貴重。欲を言えば‥このままの路線を続けてほしい。
そういえば、手がでけぇアメリカやインドの人とかはデカいサイズを好むらしいですが、Samsungの本場韓国だとどうなんだろう。韓国人にとっては小さいスマホのニーズって結構あるんかな。
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ゲームでも動画でも発熱が気にならない
何のモデルとは言わんけど、Snapdragon 8 Gen 1搭載した国産スマホを一時期レビューしてたときはマジで発熱地獄で、それ以来ハイエンド自体が一時期嫌になってた。
性能向上は喜ばしいんですが、筆者にとっては安定性も気になるようになってて「Galaxy S23もチューニングされているとはいえ結構発熱するんかな」って思ってたけど、杞憂に終わりました。マジで発熱しにくい。
5月とは思えぬクソ直射日光を浴びても、そこそこ炎天下な車内で動かしても、発熱による性能低下や触り心地が気になったり‥なんてことがなかったです。
もちろん完全に発熱しないわけじゃなく急速充電とか長時間の撮影ではほんのり感はあります‥が、ほんのり感で終わります。スゲーよこれ。
ベゼルが美しいスマホNo.1(筆者目線)
▼Galaxy S23、パンチホールはもちろんなんだけど、ベゼル(画面周辺の黒縁)が1mmほどですっげー狭いのが最高にクール。↓
▼しかもこれ、下部ベゼルも幅が均一なんですよ。マジこれ高級感あって好き過ぎる。大抵のAndroidって下部ベゼルだけどうしても他部分より厚くなっちゃうから、これはホント良い進歩だよネ。↓
Galaxy S23のデメリット・注意点まとめ!
実際にGalaxy S23を使ってデメリットや注意点だなと思ったところは以下の通り!
デメリット・注意点
- 持ち心地が微妙
- SIMスロットの穴とマイクが近く紛らわしい
- 小さいから細かい操作がむずかしくなってる
- 指紋センサーの位置に不満あり
持ち心地自体は良くない
小さくて持ちやすいんだけど、「持ち心地」は思ったより良くはなかったです。
側面の形状は若干のカーブがあるとはいえ、側面にかけては角度があって、これが結構手に刺さる感じがして気になるんですよね。
S21の丸い形状とS22の完全フラット形状と間の子みたいになってるけど、そのせいでむしろ見た目も持ち心地の良さも中途半端になっている‥っていう印象は拭えないところ。
むしろ側面がエッジになっとるGalaxy S23 Ultraのほうが持ち心地良いかもしれん説出てきた。あっちはデカくて重たいんだけど、手に馴染む感はもしかしたら上かもしれんっす。
マイク穴が紛らわしい位置にある
▼Galaxy S23のSIMスロットは下部にあるんですが、そのすぐとなりにマイクの穴が空いてます。これ間違ってSIMピンぶっ刺してしまいそうで紛らわしいし怖い。↓
正解はスロットトレイの枠の中にある一番左の穴です。SIM入れ替える際は間違えないように要注意。
小さいゆえQWERTY入力がキツい
▼画面サイズがちっちゃいせいで精密さを求められる局面が増えています。QWERTYキーボードを入力するときが特にキツい。フリック使えるみんなが羨ましいよマジで。↓
あとゲームにおいてはPUBGのちっちゃいボタンとか広告の✕マークとかを押すのも若干苦労させられる。
筆者はこの点も覚悟して買ってるから特に不満にはならんのだけど、このデメリットを懸念する人ならでけータイプのGalaxy S23+がオススメです。もちっとコストかけてもいいし、エッジがあってもいいのであればUltra一択かな。高いけど。
指紋センサーの位置はもっと低くしてほしい
筆者が一番やっきりこいてるのが、指紋センサーの位置。上でも書いたけど画面内蔵で手探りがしにくいことに加えて、位置が微妙に高ぇんですよ。
Galaxy S20 FEの場合は下部ベゼルから1cmほどで低い場所にあったおかげでとても手探りで認証しやすかったんですが、Galaxy S23は 微妙な高さにあってスゲー認証やりづらい。
▼さらに弊害もあって、ロック解除PINのキーも上に寄っちゃうから片手で打ちにくいです。↓
vivoのX Foldみたいな広範囲対応の指紋センサーを搭載してほしかったんだけど、サイズ的に流石に厳しいのでしょうかね。
Galaxy S23のレビュー・評価まとめ!
Galaxy S20 FEを買ったときもそうだったんだけど、このGalaxy S23も「買ってよかった」って思えた最高の1台。
バカみたいにべた褒めしてるけど別に金もらってるわけじゃないです。自腹で10万の出費をしてでも満足できたレベルなんすよこれ。そうでなかったらレビューせずイオシスあたりに売ってたわ。
10万超えの高級クラスゆえ一概にオススメできない‥わけではない。普通に「絶対ェ買え」レベルで良い。特にカメラやカスタマイズ性とか「スマホに楽しみを求めるタイプ」なら尚更良い投資です。筆者みたく分割組んで買うのも良いかもしれない‥多分。
玄人ユーザーさんなら他メーカーへのこだわりだったり色々あるので一概にオススメはしませんが、筆者としてはライトユーザーさんはもちろん、初めてスマホを触る学生のお子さんに買い与えて間違いない1台です。致命的な弱点がない。
まぁ今どきのお子さんはiPhoneが正義とかカースト上位とか風潮があるらしいんで‥それだったらiPhoneのいいやつを選んだげるべきなんだけどね。
ただ、あなたが仮に親御さんだとして、もしお子さんがAndroidもいいな~って思ってたら、ぜひとも買ってあげてください。
特に学生さんはゲームとかカメラとか気にするはずだし、間違っても安いローエンドのスマホを買い与えてはいけません。Galaxy S23を買ってあげてください。でないとAndroidアンチがまた1人生まれてしまいます(大袈裟)。
Galaxy S23をお得に購入する方法!
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Galaxy S23のオススメのアクセサリー
▼アクセサリーはPITAKAのやつを購入!レビューも出しているのでチェックしてみて下さい!↓
良すぎて自腹で買っちゃった。Galaxy S23ユーザーにオススメなPITAKAのケース、リング、カーホルダーのレビュー!
Galaxy S23の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!筆者も自腹で買ってます。
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