Headwolf Titan 1の本音レビュー!ゲーミング要素は最低限だがポテンシャル◎な8.8型タブレット!

Headwolf Titan 1

どうも、ガルマックスのtatsuです。みなさん、8インチのハイスペックタブレットっていいですよね〜。筆者もバリバリ活用している次第ですが、編集長から8インチタブレットが好きなことがバレていたのか、Headwolf Titan 1をメーカーさん経由で試す機会をいただいたのでどのような感じなのかレビューしていきます!

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初出時価格→59,999円

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スペック、ベンチマーク、検証結果

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[筺体]ゲーミング要素はワンポイント程度なデザイン

Headwolf Titan 1はHeadwolf製タブレットではかなりハイスペックで、公式でもゲーミング用途をアピールしているくらいには意識している模様。

▼商品ページから抜粋しましたが、グラフェン放熱シートやVC均熱板など他のゲーミングタブレットで採用されている部品がバッチリ搭載されているとのこと。↓

とまぁ、こんな感じに結構『ゲーミングタブレット』をしっかり意識している印象を受けますが、実際のところ見た目的にはそこまでゲーミングしてなかったりします。

例えばゲーミングタブレットの中では大人しいデザインのLegion Tabでも黒または白ベースの筐体に「Legion」の字が誇らしげに配置されていたりと細かい部分でゲーミングらしさを感じる点はありました。

▼Headwolf Titan 1はどうなのかというと、Headwolfのタブレットでかなり採用例のあるガンメタカラーに「GAMING」やら「GT」とかいう文字が刻印されているだけと本当に気持ち程度のゲーミング要素が添加されているくらい。↓

Headwolf Titan 1

Headwolf Titan 1

▼電源ボタンは赤くなっていたりすることもゲーミング(っぽい)要素の一つ。これは筆者的に好きなポイントだったりします。↓

Headwolf Titan 1

▼初期の壁紙はこんな感じで、この部分は結構メカメカしいというか、ゲーミングっぽいデザインのものが採用されているようです。↓

Headwolf Titan 1

というわけで、Headwolf Titan 1はガッチガチなゲーミングタブレットかというとデザイン面ではそこまでではないので、ある意味ゲーム用途以外でハイスペックなタブレットを求めている方でも目立ちすぎず安心して使えるかもしれません。

ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraとデザインを比べてみた

Headwolf Titan 1のちょうどド真ん中なライバルに位置するのがALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra。筆者も偶然所持していたので外見について比較していきましょう。

▼背面はこんな感じ。Headwolf Titan 1は刻印が少々うるさく感じる部分がありますが、ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraで気になる刻印はメーカーやdtsロゴくらいと割とシンプルです。↓

Headwolf Titan 1

▼電源ボタンは両機種とも赤色ですが、配置が正反対になっています。どちらが使い勝手が良いかに関しては人それぞれですね。↓

Headwolf Titan 1

両方ともにゲーミング端末として比較的大人しいデザインですが、本機(Headwolf Titan 1)の方がちょっとゲーミング的な要素(刻印等)がある為、どちらがいいかはユーザーさん次第的な部分があるかなと思います。

▼余談ですが、Headwolf Titan 1の実測での本体重量は338gとALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraとほぼ同じくらいの重さ。片手でも苦労なく持てる重量感でした!↓

Headwolf Titan 1

[性能]パワフルなDimensity 8300を搭載!

Headwolf Titan 1に搭載されているSoCはDimensity 8300とMediaTek製プロセッサの中でもミドルハイグレードに位置するモデルが採用されています。

性能的にはSnapdragon 7+ Gen 3やSnapdragon 8+ Gen 1と同じくらいなので、カリッカリのハイエンドとまではいかないまでも、執筆時点で配信されているほとんどのゲームで平均以上の快適さで遊べるくらいは担保されています。

メモリも12GBとハイエンド顔負けかつ、ストレージも256GBとそれなり以上に搭載されているため、SoC性能と相まってよっぽどヘビーな使い方をしない限りは困るシチュエーションになりにくいでしょう。

▼Dimensity 8300とほぼ同等の性能を誇るDimensity 8300-Ultraについてこの記事で詳しく説明しているので、どのような動作感なのか詳しく知りたい方はこちらもご覧ください!↓

Dimensity 8300-UltraのCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

ゲーム性能もそれなりにある!けど補助機能は無いよ!

Headwolf Titan 1のゲーム性能についてチェックしてみました。

▼デフォルト画質は「中」で、最近流通しているタブレットは大体が「低」なので、それらより格段にデフォルト画質は上です。↓

Headwolf Titan 1

▼実際に動かしてみたところ、たまーにカクツキはあるものの遊べなくはないくらいで、カジュアルに楽しむくらいはできそう!↓

Headwolf Titan 1

とはいえ、画質を最大まで上げると動作面でのキツさが見え隠れしていたので、欲張らずにデフォルト画質以下で遊ぶのが良さそう。

▼鳴潮もチェック。こちらも画質次第なところはあるものの、それなりに動いていました。↓

Headwolf Titan 1

ということで、世間で重量級と言われているゲームでも画質を落とせば十分楽しめるポテンシャルは持っていることが判明しました。

ただ、本機はLegion Tabのようにゲーム補助機能が充実しているわけではない(というかそういった補助してくれる機能は搭載されていない)ので、あくまでもSoCのパワーである程度ゴリ押ししているみたいに考えた方がいいでしょう。

MicroSDはバッチリ利用可能!

Headwolf Titan 1

公式ページにも記載が無かったので利用できるかどうか不安でしたが、Headwolf Titan 1はMicroSDもバッチリ使えます。

▼試しに手持ちのサンディスク製64GB(Sandisk Extreme PLUS)のMicroSDを装着してみましたが、問題なく認識しておりました。↓

Headwolf Titan 1

ということなので「内蔵ストレージじゃ足りないかも…」とお考えの方も安心!ですね。

[画面]ディスプレイはかなり良い!

Headwolf Titan 1のディスプレイは8.8インチ、解像度は2,560×1,600とハイエンドタブレット顔負けなスペックだったりします。

▼ガルマックスの動画を再生してみましたが、発色も良い上にクッキリハッキリと見やすく感じました。↓

Headwolf Titan 1

▼リフレッシュレートは設定アプリで4段階から設定可能。可変が用意されていないのは残念なものの、シチュエーションによって自分の好みで切り替えることができるのは良いですね〜。↓

Headwolf Titan 1

ただしデフォルトは60Hzと滑らか表示ではないので、「おかしいな?」と思った方はまず設定で現在のリフレッシュレートを確認しておきましょう!

▼NetflixやAmazonプライムビデオなどの映像配信サービスで著作権コンテンツを高画質で再生できるWidevine L1にもバッチリ対応しています。↓

Headwolf Titan 1

▼NetflixだけWidevine L3なパターンもあるのでチェックしてみました。こちらもL1のようなので、Netflixユーザーの方も安心して高画質なコンテンツが楽しめますね!↓

Headwolf Titan 1

[スピーカー]音質はあまり期待しすぎない方がいい

Headwolf Titan 1はステレオということもありますし、性能帯も上がったのでスピーカーの音質も気になっていましたが、実際は「こんなもんか」みたいな印象を受けました。

原因は明白で、音は鳴ってはいるものの、追加でパンチというか深みが足りないからなんですよね。

ただ、サウンド面で個人的に高く評価しているLenovoタブレットもDolbyという下駄を履いているからこそみたいな面が多分にありますし、ライバルのALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraでも似たような傾向ですので、本機だけが致命的に音質が悪いというわけではないですけどね!

Bluetoothコーデックは、AAC、apt‐X、apt‐X HD、LDACでの接続を確認できました。残念なことにapt‐X Adaptiveでは接続出来ませんでしたが、対応モデルは結構絞られる印象ですので、対応してなくてもまぁしゃーないかなと思います。

位相切り替えは非対応

Headwolf Titan 1は前モデルとは違い、横持ちをした際にステレオになるように変更されたので、位相切り替えもできるのかな?と期待していましたが、本機は残念ながら非対応。

エントリークラスのタブレットだと非対応だったりはよくあるのですが、本機はミドルハイクラスなので、欲を言えば対応して欲しかったなというのが正直なところ。コスト面を考えるとしょうがないのかもしれませんが。

したがって、Headwolf Titan 1は横持ち(横持ちでインカメラが左側に来る)で適切なステレオ位置になるので動画再生などでは気をつけておきましょう。

[カメラ]カメラはオマケ程度

Headwolf Titan 1のメインカメラは1,600万画素と一見すると解像度高くてキレイな写真撮れるんじゃね?と思ってしまいますが、実際はそこまでではありません。

▼実際に撮影した写真はこんな感じ。実際に目で見た時よりも色が薄めに出ちゃっています。↓

Headwolf Titan 1

Headwolf Titan 1

まぁ、タブレットのカメラはビデオ通話やらQRコードを読み込んだりとかのサブ用途くらいでしか使わないのでこれでいいっちゃいい気もします。カメラでキレイな写真をバシバシ撮りたいならスマホに任せちゃいましょう!

バッテリー持ちはそれなりに良好

Headwolf Titan 1のバッテリー容量は7,200mAhと8インチでは平均〜大きめぐらいのサイズ感ですが、実際のバッテリー持ちはどうなのか。ということで検証してみました!

▼PCMarkのバッテリーテストでは以下の結果。12時間4分とバッテリー容量なりの順当な結果となりました。↓

Headwolf Titan 1

ちなみにYouTube動画再生を1時間ほど行った際も100%→93%とディスプレイの解像度を考えると結構健闘しているのかなといった印象を受けましたね〜。

▼10%〜100%までの充電時間は以下の通り。2時間30分ほどで充電できたので、バッテリー容量を考えるとこんなものかなといった印象。むしろPD充電に対応しているのでこれくらいの時間で済んでいると考えるべきかも。↓

Headwolf Titan 1

Headwolf Titan 1の良い点・注意点・まとめ

Headwolf Titan 1

良い点

  • 持ち運びしやすいコンパクトサイズ
  • タブレットとしてはハイスペックで普段使いに困ることは少ない
  • 価格もライバルと比べて同等クラス

注意点

  • ゲーミング要素をアピールしている割にはゲーミング的な部分が希薄
  • サウンド面が少々弱いかも
  • カメラはオマケ

Headwolf Titan 1はHeadwolf史上最強スペックなタブレットということ、最近火が点いてきた8インチハイスペックタブレットの新型モデルということで、筆者的に期待していたモデルだったりしたんですよね。

で、実際に触ってみると良い意味で想定通りなタブレットだったなという印象で、細かい部分で物足りなさというか惜しいところこそあるものの、全体的にみると悪くはないなといった結論に行きつきました。

販売価格も4万円台と丁度ライバルに当たるALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraとも価格面でもバッチリ競合しますので、筆者はどっちか好きな方を選べばいいよと考えていますね。

とはいえ、選択肢が増えるのは消費者にとっても嬉しいことですので、Headwolfさんには是非とも頑張ってもらってハイスペックタブレットを継続してリリースしてほしいですね!

■Headwolf Titan 1■

初出時価格→59,999円

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