AQUOS R5Gのレビュー!実機の気になった・気にいった点と評価まとめ
SHARPから登場した5G対応のフラッグシップスマートフォン「AQUOS R5G」は一体どんな端末なのだろうか。ドコモ版の実機を手に入れたのでレビューをお届けします。※AQUOS R5Gはドコモ以外にもau、ソフトバンクで取り扱いしています。
良かった点
- 虹色に輝く美しい外観
- 120Hz表示対応のIGZOディスプレイ
- 扱いやすいAQUOS便利機能
- おサイフケータイ、防水防塵、ワンセグに対応
注意点
- 液晶なので黒色の引き締まりは有機ELに劣る
- 指紋センサーを用いたジェスチャー操作は難しい
- スピーカーは横持ちだと塞がる場合がある
- ナイトモードは自動発動型。明るいがノイジーな出来だった
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AQUOS R5Gってどんな端末?
AQUOS R5Gはドコモで2020年3月25日に発売開始となった5G対応のスマートフォン。SHARPの技術の粋を結集したフラッグシップモデルで、こんな感じの端末です。
- 5G対応。5Gコンテンツを真っ先に楽しめる端末
- 世界最高峰のパフォーマンスを持っている
- すごく滑らかな表示が出来るPro IGZO液晶を搭載している
- 8K動画撮影に対応している
日本国内モデル且つ大手キャリアからリリースされるモデルなだけあり、おサイフケータイ、防水防塵、テレビ対応といわゆる「全部入り」のモデルですが、フラッグシップモデルだけあり端末価格はドコモで111,672円と非常に高価な部類のスマートフォンです。この価格帯のライバルはiPhone 11 ProやGalaxy S20、Xperia 1Ⅱといった先鋭揃いといったところです。
AQUOS R5Gの詳細スペック
製品情報 | |
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端末名 | AQUOS R5G |
型番/別名 | ドコモ版:SH-51A |
発売年 | 2020年3月 |
発売地域 | 日本:ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル |
メーカー・ブランド | SHARP |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 19 |
4G LTE | FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 11 / 12 / 17 / 18 / 19 / 21 / 25 / 26 / 28 TD-LTE:38 / 39 / 40 / 41 / 42 |
5G NR | Sub6:n77/ n78 / n79 / n257 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | バージョン:5.1 コーデック:aptX-HD、SBC、aptX、aptX adaptive、LDAC、AAC |
SIMサイズ・スロット | シングルスロット(Nano SIM+MicroSD) |
ネットワーク関連備考 | ▼キャリア版↓ デュアルSIM非対応、SIMロックあり(解除可能) |
本体仕様 | |
ディスプレイ | サイズ:6.5インチ 材質:液晶(Pro IGZO) 画面占有率:非公表 形状:ノッチ(水滴) 最大リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:非公表 |
解像度 | 解像度:3,168×1,440(WQHD+) 画面比率:20:9 |
画素密度 | 535ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | 高さ:162mm 横幅:75mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 189g |
本体色 | ブラック系、ホワイト系、ブルー系 |
システム仕様 | |
OS | Android 10 |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 865 |
AnTuTuベンチマーク | 総合スコア約657,392点 総合スコア約575,956点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ12GB+容量256GB |
ストレージカード | MicroSDカード対応(最大1TB) ※専用スロットあり |
カメラ | |
背面カメラ | トリプルカメラ+ToF ①48MP(メイン、f/1.7) ②12MP(超広角、f/2.9) ③12.2MP(望遠、f/2.7) AI:対応 ナイトモード:対応(自動検出) 手ぶれ補正:対応 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
インカメラ | 水滴ノッチ式インカメラ 画素数:16.4MP(f/2.0) ビューティーAI:対応 手ぶれ補正:非対応 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
機能仕様 | |
GPS | GPS、GLONASS、BeiDou、GALILEO、QZSS |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 顔認証:対応 |
センサー | 赤外線センサー:非公表 加速度センサー:非公表 近接センサー:対応 ジャイロセンサー:対応 電子コンパス:対応 光センサー:対応 |
防水/防塵・タフネス等級 | 防水/防塵:IP68 耐衝撃:非対応 |
イヤホンジャック | あり |
NFC | NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:対応 |
その他機能 | 通知LED搭載 ステレオスピーカー搭載 フルセグ、ワンセグ対応 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 3,730mAh |
充電 | 有線充電:対応 ワイヤレス充電:非対応 逆充電:非対応 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース | |
参照元 |
AQUOS R5Gのレビュー
▼背面は光の当たる部分が虹色に変わりとっても綺麗で気にいっている部分です。一方でカメラユニットが非常に大きく、また、出っ張っているので卓上に置いたときのガタツキはかなり気になるかも。↓
ケースを取り付けるとケースの厚みで幾分マシになるので、端末購入に合わせて用意しておいたほうが良いかもしれません。
▼ディスプレイは上部インカメラ部分と下部の指紋センサー部分に切りかけを採用したダブルノッチ形状。初めて端末を持った時は、「案外手に馴染むな」という印象でした。サイドフレームが凹型なので指の引っ掛かりもよくホールド感は高めです。↓
▼ボタンは高い位置に搭載されていて、色んなスマホを触った僕としては「やや押しにくい」という印象です。↓
▼あと、充電ランプが底面に搭載されているので、スマホスタンドに置くと全く通知ランプが確認できませんでした。これは画面側に搭載してくれたほうがありがたかったかも。↓
▼本体上部にはイヤホンジャックを搭載!お気に入りのイヤホンを変換ケーブルなしでサクっと使えるのが便利。ワンセグでは付属しているケーブルをここに差し込む必要があります。↓
付属品・同梱物
- ワンセグ用アンテナケーブル
- 説明書
- SIMピン
▼付属品はThe・シンプルといった感じで、ドコモ版では本体以外にテレビ視聴用のケーブル、SIMピン、気持ちばかりのクイックガイドが同梱されていました。以上です。↓
普段から付属品が豪華な海外スマホを触っている身からすると、「この価格ならケースや端末規格に合った超急速充電器、充電ケーブルくらいは同梱しても良いんじゃないか」と感じてしまいますね。
▼僕がAQUOS R5Gで使っている充電器は以下。有名なAnker製で複数口があって扱いやすいモデルです。↓
AQUOS R5Gの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
AQUOS R5Gの処理性能・実機ベンチマークスコア
AQUOS R5GのSoCはSnapdragon 865です。端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。
▼AQUOS R5Gの実機でAnTuTu(Ver9)を測定しました!総合スコアは657392点、GPUスコアは216855点です!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
▼その他、Geekbench 5、PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!↓
▼ストレージ速度は読み込みが1400MB/s、書き込みが732.8MB/s。↓
AQUOS R5Gの機能・仕様の検証結果
ガルマックスで紹介しているAQUOS R5Gはドコモ版です。大手キャリアモデルなので「おサイフケータイ」「防水防塵」「テレビ」に対応しています。
ガルマックスで毎回確認している機能の有無確認や検証結果は以下です。
通知ランプ | ○:本体下部で視野性が悪い |
指紋認証 | ○:画面下部ベゼル式。速度・精度は申し分なし |
顔認証 | ○:速度・精度は申し分なし |
ツインアプリ (デュアルアプリ) |
✕:SNS(Twitterで確認) ✕:メッセンジャー(LINEで確認) ✕:ゲーム(PUBGで確認) |
PCモード | ✕ |
外部映像出力 | ワイヤレス出力:○ HDMIポートへの出力:○ ディスプレイポートへの出力:○ |
戻るボタン入れ替え | ✕ |
ジェスチャー操作 | ○:指紋センサーを使ったジェスチャーにも対応 |
クイックランチャー | ✕ |
ゲームモード | ○ |
冷却システム | ✕ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
✕:外部ストレージのみ使える |
Photoshop Camera | ○ |
PUBGモバイル グラフィック設定 フレームレート設定 |
スムーズ設定時→【スムーズ】+【極限】 最高クオリティ&フレーム設定→【HDR】+【極限】 |
スピーカー | ステレオ |
イコライザー | ○:Dolby Atmos |
Bluetoothコーデック | SBC:○ AAC:○ aptX:○ aptX HD:○ LDAC:○ aptX Adaptive:✕ aptX TWS:-(未検証) aptX TWS+:-(未検証) ※開発者オプション上の一覧と接続テストの結果です。お手持ちの機器での接続を保証するものではありません |
DRMコンテンツ | Widevine:L1 Amazonプライムビデオ:HD(高画質)で再生を確認 Netflix:FHD画質で再生を確認/SD画質で再生を確認 |
高リフレッシュレート | ○ |
表示モード | ダークモード、ブルーライトカット、読書、覗き見防止 |
画質調整 | 「AQUOS便利機能→リッチカラーテクノロジーモバイル」から柔軟に設定可能 |
備考 | – |
AQUOS R5Gの実機を触って気づいた事
AQUOS R5Gの実機を触って気づいたソフトウェア・ハードウェアの特徴を書いていきます。詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。
AQUOS便利機能
▼AQUOS R5Gではお馴染みの機能である「AQUOS便利機能」を搭載しています。設定画面と、ホームのアイコンからもアクセスしやすい設計!↓
AQUOS便利機能の機能は以下の通り。
- なめらかハイスピード表示:アプリごとに高リフレッシュレート(120Hz表示)設定
- リッチカラーテクノロジーモバイル:画面の色彩変更、のぞき見ブロック、HDR設定
- 指紋センサー:指紋の登録、ロック解除、ショートカット、ジェスチャー操作の設定
- スクロールオート:WEB、SNSなど自動でスクロールできる機能
- エモパー:AQUOSのAIアシスタント。天気、ニュース、予定などを音声で報せる機能
- ゲーミング設定:ゲーム中の通知ブロック、パフォーマンス設定切り替え、画質調整
- Clip Now:画面の隅から内側に向かってスワイプでスクリーンショットが撮影できる
- S-Shoin:クラシックなAQUOS独自のキーボード
- 自動画面点灯:持ち上げて画面点灯したり、手で持っている間は画面点灯キープする
- かんたんモード:ホーム画面や文字サイズなどを大きくして操作しやすくする
- テザリングオート:特定の場所にいると、テザリングを自動でON/OFFにする
- ロボクル設定:専用の回転式充電台「ロボクル」で充電している時の動作設定
- 便利な操作設定:電源キー2回押しでカメラ起動、ナビキーの設定ができる
ディスプレイはPro IGZOの液晶。最大輝度が高く120Hzに対応!
▼ディスプレイはAQUOSスマホ特有のダブルノッチ形状。材質は液晶ですがPro IGZOというSHARP独自の仕組みを採用しており、実際に見ても有機ELに引けをとらないぐらい色彩豊か。黒の引き締まりは流石に劣るけど。↓
ただ、最大輝度は1000cd/㎡と非常に高く全スマホでもトップクラスで圧倒的!このおかげで、真夏の直射日光がガンガン差し込んでくる野外でも画面がよく見えるのがとっても良かった。
▼そして、120Hzのリフレッシュレート表示に対応!通常のスマホってだいたい60Hz表示なので、2倍の表示速度でヌルヌル動きます。スクロールも指に吸い付くように動かせるため、とっても快適!これに目が慣れたら60Hzに戻れなくなるレベル。↓
指紋センサーによるジェスチャーは操作しにくかった
▼AQUOS R5Gの指紋センサーを左右になぞることで「戻る」、「アプリ履歴」という操作ができるんですが、これぶっちゃけ使いづらい。センサーが細いためうまくタッチ認識ができないです。結果、使ってません。↓
▼ちなみに、ナビゲーションボタンは3ボタン式に回帰しています。2ボタン式(ホームボタンを上にスワイプでアプリ履歴になるやつ)はムチャクチャ操作性悪かったんでここらへんは順当な調整だと思う!AQUOS R3の悲劇が繰り返されなくてよかった。↓
SNS流し見に最適なスクロールオートは便利
AQUOSスマホの独自機能の1つ「スクロールオート」はぶっちゃけかなり便利。名前の通りページを自動でスクロールしてくれる機能なので、テレビでゲームしながらニュースやTwitterとかを流し見することができるんですよ。
発動させるにはゆっくりスクロールするとタッチ箇所の真横に矢印マークが出てくるんで、そこに指を持っていくか、2本指でゆっくり上下にスワイプすれば矢印マークが出てくるのでその状態で離すと発動します。
▼比較的ゆっくり動かさないと出てこない仕組みなので、普段使ってて勝手にスクロールオート状態になる、ってことはありませんでした!あと速度の速さも柔軟に変更ができるので、好みの速さに設定しやすいのも良かった!↓
おサイフケータイと防水防塵対応が嬉しい
AQUOS R5Gは日本発売モデルのため、海外スマホにはないおサイフケータイ+防水防塵の組み合わせが使える数少ないスマホ。
Suicaで改札を通れたり、キャッシュレス決済がこれ1台で楽ちんに行えるってかなり便利。防水防塵なので突然雨にぬれても壊れにくく安心だし。この点においては日本ユーザーさんのツボをしっかりおさえているな、って印象を受けます。
▼あと、数少ないワンセグ対応スマホなのでテレビを見ることも可能。アンテナ代わりに付属しているイヤホンケーブルを使わないと視聴はできませんが、テレビ好きなユーザーさんにとっては嬉しいところです!↓
デュアルスピーカーは横持ちで塞がれやすい
AQUOS R5Gは上下にスピーカーを搭載したステレオ式のデュアルスピーカーで、音質は迫力と広がりを感じられる設計。ライトな動画視聴なら満足な音質でした。
▼ただ下部のスピーカー配置は左側に配置されてしまっているせいで、左に倒して端末を横に持った時、間違いなくふさがってしまいます。これはかなり気になったなぁ。横持ちする時は右に倒す必要がありました。↓
AQUOS R5Gのカメラ・写真・動画
AQUOS R5Gは4つのカメラを搭載。通常の画角以外に広い範囲を撮影できる超広角カメラ、被写体をズームして撮影できる光学望遠カメラ、背景ボケ撮影をサポートするToFカメラを搭載しています。
ファーストインプレッションで触る限りでは「同じ価格帯の製品で比較すると写真の出来栄えは劣る感じで見た目よりもやや暗く写る傾向」にあり、以下の気になった点がありました。
- 写真は見た目より暗い。AIはナチュラル傾向で過度な調整ではない
- メインカメラ以外はピント調整に時間がかかる。しっかりピントが合ったことを確認しなければピンボケした状態で撮影してしまう
- メインカメラと超広角の写真は同一被写体・シーンでも明るさや色合いが若干異なり写真品質の差が見られる
- ポートレートは被写体と2mほど距離が必要で扱いにくい。物撮りポートレートは厳しい
- 8K動画は手ブレでの歪みが強烈。定点撮影以外は実用的ではない
が、発売から1年が経った現在ではアップデートのおかげか、上記の欠点は殆ど気にならなくなっており、ハイエンドらしい綺麗な写真が撮れるようになっています。夜景を除いて。
構成・画素数 | 48MP(メイン)、12MP(超広角)、12.2MP(望遠)+ToF |
撮影モード | ビデオ、写真、背景ぼかし(ポートレート)、プロ(マニュアル)、コマ取り(タイムラプス)、パノラマ、スローモーション |
ズーム | 光学2倍。2倍にワンタップ切り替え可で以降はピンチ操作で最大16倍まで対応 |
シャッター音の消音 | 不可 |
マニュアルの設定幅 | ISO:50〜3200、WB:2000〜8000、SS:5〜1/500,000、露出:-2〜+2 明瞭度:0~100、コントラスト:0~100、色合い:0~100 |
動画解像度 | 1080P/60FPS、4K/60FPS、8K/30FPS |
手ブレ補正 | ○:8K/30FPSも手ブレ補正が利用可 |
カメラの感想
- 昼間:色合い良好。パリっとした一枚が撮れる
- 望遠・ズーム:最大16倍ズームまで可能
- 夜景:明るいけどノイジー
- ポートレート:画角が狭いため工夫は必要
- マクロ・接写:マクロカメラ搭載機のように近づけなかった
- 自撮り:画角は狭い印象を受ける。背景ボケ撮影も可能
- 動画撮影の手振れ補正:画角は広角。補正も十分効いていた
昼間に撮影した屋外写真:色合い良好。パリっとした一枚が撮れる
▼いつも撮影しているヨドバシカメラで撮影。空は曇天真っ最中ですが、看板、木々の色合いはナチュラルでしっかり出ているという印象です。↓
▼またカメラはHDR撮影に対応しており、日向と日陰が混在している風景でもそれぞれの色合いがしっかり出ており、日陰部分は暗くならない写真が撮れました!片手で気軽に撮影できるものとしては色合いがパリっと出ておりかなりキレイに感じます。↓
▼超広角カメラはメインと色合いがほとんど変わらなくなっています。また端部分は歪みの補正もされており、違和感なく広範囲を撮影できます。風景撮影でもドンドン使っていける!↓
望遠・ズーム:最大16倍ズームまで可能
▼AQUOS R5Gは光学2倍ズーム対応の望遠レンズを搭載。2倍までであれば劣化なしでズームが出来ます。左が通常、右が2倍ズームの写真。↓
▼最大ズームの16倍ズーム。ディテールは粗いですが、建物の質感といった細かなディテールはギリギリ残っているという印象です。↓
ナイトモード・夜景撮影:明るいけどノイジー
AQUOS R5Gのナイトモードは風景認識により自動で切り替えられるタイプ。夜景を認識すれば月マークが出てきてナイトモード撮影が出来る、という仕組みです。
▼光量多めなシーンでは明るく色も出ていますが全体的にかなりノイジー。空がほぼすべてノイズがかかっており、結構気になった。↓
▼超広角カメラでもナイトモード認識がされますが、メインとは結構印象が変わります。ノイズは無いですが明るさは最低限って印象。あと光源に赤みがかかっていますね。↓
ポートレート:画角が狭いため工夫は必要
ポートレートモードではデフォルトで2倍ズームのような状態となっており画角は狭くなります。
▼ただ、物撮りができるようになっており、フィギュアなどでも背景をぼかすことができました。ズームされるので撮影時は後ろに引くなど工夫は必要ですが、出来栄え自体は悪くありません。↓
マクロ・接写:マクロカメラ搭載機のように近づけなかった
AQUOS R5Gはマクロカメラが非搭載ですが、フォーカスを近距離に集中させるマクロ撮影モードを搭載しています。
▼ただ、メインカメラをそのまま使っているため他のマクロ撮影のように近づくことはできません。ボケない距離ギリギリでもここまでしか寄れず、細かい撮影は難しい。↓
自撮り:画角は狭い印象を受ける。背景ボケ撮影も可能
▼インカメラは画角が思ったより狭い印象を受けます。それを除けば背景ボケ、ビューティーモードどちらにも対応しており品質は上々。特に背景ボケの切り出し精度は結構良く、髪の毛部分がほとんど正確に撮影できました。↓
動画撮影時の手ブレ補正:画角は広角。補正も十分効いていた
▼動画の撮影性能に関しては、手ブレ補正はしっかり効いている+デフォルトで広角の画角で撮影できるという点において良好。歩き撮影ならしっかり手ブレが補正されているため実用性も感じられます。↓
まとめ
AQUOS R5Gはファーストインプレッションの段階ではかなり物足りなさを感じる端末でしたが、アップデートでカメラ性能は改善され、AQUOSならではな画面の明るさ、使い勝手の良さが輝くスペックになっています。
画面の高速表示やSnapdragon 865の高い性能、防水防塵におサイフケータイ対応と全体的なスペックは高水準でまとまっております。ただし価格は10万超えなのでなかなか手は出しにくいのがネックかな。
海外モデルのハイエンド機と比べればカメラだったり液晶画面だったりとイマイチな点はあるものの、おサイフケータイ対応で防水防塵で高輝度などAQUOSらしい尖り具合を楽しめる機種なので、使えば使うほど楽しめるという1台です!