CUBOT P30のレビュー!使って気にいった・気になったポイントまとめ!

CUBOT P30

CUBOTが投入した最新スマートフォン「CUBOT P30」。安いときだと100ドルを切ることもあるエントリークラスのスマートフォンは一体、どれほどの実力を秘めているのか。今回はCUBOTさんからCUBOT P30を触る機会を得たのでじっくり触ってレビューをお届けします!

ちなみにですね、CUBOT P30はカメラ開発陣が変わったことを凄くアピールしていたので、この当たりは重点的に確認したいポイント。

なお、兄貴分となるCUBOT X20 Proは先鋭ライターの柳生が先行してレビューを公開したんですが、ま、カメラはやっぱりCUBOT画質で、安定のCUBOTだなって感じ。

CUBOT X20 Proのレビュー!実機を使って感じた良いところとイマイチなところ

ですが!このCUBOT P30はどうなのか!そこんとこじっくりレビューします!

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CUBOT P30の詳細スペックをチェック!

CUBOT P30のスペック、対応バンド、価格、特徴まとめ!

CUBOT P30の付属品はケースやフィルムもセット!

▼CUBOT P30はこんな箱に入ってガルマックスに届きました。ブラックボックス!変なところにシール貼ってる!これ取れないんですよね〜。↓

CUBOT P30

▼付属品は本体以外にケース、保護フィルム(貼付け済み)、充電ケーブル、充電器(変換アタッチメントが必要)、SIMピン、取扱説明書(日本語なし)、注意事項が書いてある紙。↓

CUBOT P30

保護ケースは薄いブラッククリアの柔らかいケースだった!

▼保護ケースは柔らかいタイプのクリアブラックケースが付属。本体カラーが変わってしまうので僕は嫌いなんですが、購入して速攻CUBOT P30ちゃんを守れるってのはGood。↓

CUBOT P30

保護フィルムは運輸時の傷防止が目的。という訳でPDA工房さんに作ってもらった!

保護フィルムはCUBOT P30に貼り付けられた状態で付属しているんだけど、これは運輸時の傷防止が目的。確か、CUBOT X20 Proのレビューでは付属フィルムに傷が入ってたみたい。ちなみにCUBOT P30のフィルムは綺麗だった!でも、剥がしたら凄くペラッペラなので防御力は低そう。

▼という訳で、日本から簡単に購入できる保護フィルムをPDA工房さんに制作していただきました!↓

CUBOT P30 CUBOT P30

▼PDA工房さんでは様々なフィルムタイプをリリースするので、お気に入りのフィルムを見つけて下さい!僕はずーっとガラスフィルム並みに硬いのに割れない「9Hシリーズ」を愛用してます!↓

CUBOT P30のデザインをチェック!

CUBOT P30は水滴ノッチを採用するディスプレイを搭載!背面はトリプルカメラ+フラッシュのユニット、指紋センサーが配置。背面はツルッとした質感で指紋が目立ちにくいのがGood。さらに背面パネルはよく見ると斜め線が入ってまして、低価格ながらも中々のこだわりを感じられるデザイン。

▼思っていたよりも「安っぽくない」デザインは気にいったポイント。↓

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▼ディスプレイサイズは6.3インチで片手でのホールド感は良好だけど片手操作は厳しい感じ。↓

CUBOT P30

▼SIMスロットはMicroSDとNanoSIM 2スロットが共用タイプ。ちなみにMicroSDは内部ストレージ化できる事を確認済みっす。

CUBOT P30

CUBOT P30の性能はエントリー。ゲーム用途は正直厳しい

CUBOT P30

CUBOT P30は処理性能を左右するSoCにHelio P23、メモリ4GB、容量64GBで、一昔前のミドルレンジスマートフォン並の性能。2019年11月現在だとエントリークラスの位置付けとなる性能帯っす。

触ってみた感じ、CUBOT P30に合う使い方はWEBサイト閲覧のほか、LINE、通話、メール、YouTubeやNetflixでの動画視聴、SNS、スマートニュースアプリなどライトな使い方なら許容できる感じ。

最新の3Dゲームは諦めたほうがいい

ゲームなのですが、完全にCUBOT P30のパワーでは役不足。

▼PUBG Mobileはスムーズ+高まで設定可能。↓

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▼プレイフィーリングは「遊べないことないけど快適とは言えない」感じ。動くっちゃ動くんだけど、動作の鈍さは常に感じるし、本格的に遊ぶならCUBOT P30は役不足。↓

CUBOT P30

▼COD:Mobileはフレームレート「高」まで設定可能。↓

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▼プレイフィーリングは「動作の遅延(鈍さ)を随時感じる快適とは言い難い操作感」。設定を一番軽くしても改善が見込めなかったんでCOD:MobileクラスもCUBOT P30では役不足。↓

CUBOT P30

重量級ゲーム以外であれば快適に動いてくれるゲームが大多数なんですけど、CUBOT P30で最新のスマホFPSや綺麗な3Dグラフィックを多用するゲームは諦めたほうが良さげ。快適レベルでこれらのゲームを遊びたい場合はミドルレンジ最上位(CUBOT P30よりも3段高い性能)、最高の環境で遊びたいならハイエンドまたはゲーミングモデルを検討しましょう。

暇つぶしゲームくらいしか遊ばないって方なら結構多くのタイトルは快適に動いてくれるっす。

AnTuTu、Geekbench、PCMark、3DMark、A1SDのベンチマークスコアをチェック!

▼AnTuTu 8のスコアは103,994点、GPUスコアが14,914点!↓

CUBOT P30

▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]

▼Geekbench 5のスコアはシングルコアが157点、マルチコアが823点↓

CUBOT P30

▼PCMark for Androidは5141点!↓

CUBOT P30

▼3DMarkはOpenGL ES 3.1が520、Vulkanが554点!↓

CUBOT P30

▼A1SDでのストレージ速度測定は読み込みが185.25MB/s、書き込みが144.94MB/s。価格相応っすね。↓

CUBOT P30の機能はシンプルでやや物足りなさを感じる

▼CUBOT P30は、ほぼピュアなAndroid OSを搭載しているので非常にシンプル。↓

CUBOT P30

Android OSも最近は便利機能をOSレベルで取り込んでいるので普段使いで使いにくいってことは無いんですが、メーカーさんが独自に取り入れている以下のような機能が使えんです。

  • ノッチをめだたなくする機能
  • アプリをクローン化する機能

一方で、以下の機能は実装済み。

  • 着信通知などを知らせてくれるイルミネーションランプ
  • ナビゲーションキーのカスタマイズ

あと、HDMIケーブルをつないでディスプレイに接続したところ、残念ながら画面は表示されなかったので大画面に出力して使うってことは出来ないみたい。

おサイフケータイ非対応。キャッシュレス決済はコード決済で対応しよう

CUBOT P30は残念ながらおサイフケータイに非対応なんで、すでにおサイフケータイを多様されている方は注意して欲しいポイント。

一方で、最近流行りのPayPayなどコード決済系は問題なく使えるんで、キャッシュレス決済はコード決済を活用しましょう!

オススメのQRコード決済サービスまとめ!キャッシュレス消費者還元前に準備せよ!

指紋認証はそんなに速くない。使えること自体は利点

CUBOT P30クラスの価格帯だと指紋センサーが備わってないモデルもちらほら見かけるんですが、ちゃんと背面に指紋センサーが備わってます。

▼速度は一昔前の指紋センサー速度っぽくて、2019年11月現在だと少々遅く感じるんですが指紋認証は便利なので使えること自体は嬉しいポイント。

CUBOT P30

あと、顔認証も備わってるんですけどインカメラを利用するカメラ認証タイプ。顔の上半分を重点的に見ているようで、顔の上半分を隠すと認証不可、下半分を隠すと認証化、目を閉じた状態だと認証不可って感じっす。

CUBOT P30のカメラは、やっぱりCUBOTカメラだった

CUBOT P30

さて、肝心のカメラなんですが、CUBOT P30は通常、デジタルズーム、超広角の3つの画角で撮影可能。あと、AIにも対応しているので画質を自動でチューニングしてくれるんです。ちなみにAIはオンオフ可能っす。

カメラについてまとめておくと

  • 日中屋外での撮影は結構綺麗に撮影出来る
  • AIは過度なので好みが分かれる
  • 動作が鈍いのでスムーズに撮影することが難しい
  • ズーム撮影はかなり頑張ってる
  • 超広角撮影は使い物にならない可能性が高い
  • 夜間撮影は思っていたよりも使えた
  • 動画は手ブレが結構気になる

こんなところ。カメラ開発陣が変わったということで重点的にチェックしてたんですが、「やっぱりCUBOTはCUBOTだな」というレベルから抜け出せなかった印象ですね〜。ま、以前のCUBOTカメラと比較した場合は日中撮影でのクオリティは確かに上がっているし、夜景撮影性能も向上しているんだけど、期待しすぎるとしっぺ返しを食らう感じ。

でも、100〜120ドルで購入できる端末で有ることを考えると、ある程度許容は出来るかもね!

カメラの動作が鈍いのでパパっと連射は出来なかった

CPUの性能が追いついていないのか、カメラアプリの動作は重め。撮影してシャッターが切れてカメラアプリに撮影した写真のサムネイルが表示されるまでちょっと時間がかかる感じ。で、サムネイルは表示されるまでにスマホ動かしちゃうとブレちゃうんで撮影時に気になったポイントっす。

AIは何を考えたのか映える写真の領域を軽々と飛び越えたチューニングを施した

▼左がAIオフ、右がAIオンの写真。最新のスマホはAIが写真を鮮やかにして「映える」写真に仕上げてくれるんだけど、CUBOT P30のAIは我々の想像するAIチューニングの領域を軽々と飛び越えてしまった。映え過ぎてキツイ。

昼間の撮影はソコソコいい感じ。でもAIは情緒不安定みたいで安定しない

▼光の多く取り込めるシーンでは結構いい感じ。やっぱりAIチューニングが強めで濃い色合いなんだけどこの写真はいい感じに仕上がった。↓

CUBOT P30

▼AIさんが見誤ったのか見た目よりも色合いが強く、真っ昼間なのに夕方に撮影したっぽい写真に仕上がった。↓CUBOT P30

▼この写真はどうやらAIさんが寝ていたようで、赤い鳥居の色が飛んでしまった。戻ってこいAI。↓

CUBOT P30

▼AIさんが本気をだしたのか、かなり濃い色合いで撮影出来た。AIは情緒不安定でお疲れの様子。頑張れAI!↓CUBOT P30

ズーム撮影もこの価格帯なら結構頑張ってる

▼続いてズーム撮影。ズームはカメラアプリに表示されているズーム倍率変更ボタンをポチッと押してやるだけで切替可能。1枚目が通常の画角、2枚目がズーム写真。デジタルズームなんで少し葉っぱがワチャワチャしてるんだけど、この価格帯なら頑張ってる感じ

CUBOT P30 CUBOT P30

超広角カメラ開発担当は誰だ!この仕上がりを採用した意図を聞きたい

これ、上位モデルのCUBOT X20 Proも同じ症状だったんだけど、超広角で撮影した写真は左右がすんごくボケちゃう。あと、AIオンの状態だと超広角カメラの切り替えボタンが消えちゃうんで、超広角はAIオフでのみ使えるみたい。

▼で、実際にCUBOT P30で撮影した超広角写真なんだけどヤバい。これはクソなんとも味がある仕上がり。なんと、超広角で撮影した写真の左右がブブーンとボケている!CUBOT P30の超広角カメラで集合写真を撮影する時に「やだっ!私、写真に写るの恥ずかしい!」って方は端っこなら確実にぼかし加工入るのでおすすめ。

ま、冗談はこれくらいにして、ちょっと超広角カメラを担当した方、出てきなさい!これは何!プロモ写真と全然違うんだけど!怒らないから、この仕上がりでOKだした意図を教えて!

ぼかし撮影は似非じゃないけどエッジの甘さが目立つ

CUBOT P30のウリで美しい背景ボケ写真を撮影出来るとあるんだけど、チューニング不足でこちらも仕上がりが気になったっす。被写体から1M〜3M離れて撮影する必要があるんだけど、切り出しするなら物でも”ぼかし撮影”は可能。

▼一昔前の似非ボケ味写真(中央のフォーカス部分のみピントが合い、その他がボケるようなエフェクト的なもの)では無いんだけど、撮影して違和感が…。拡大してみるとエッジの処理が甘すぎ!1枚目が通常撮影、2枚目がぼかし撮影、3枚目がぼかし撮影写真の拡大写真でエッジの処理が甘い部分↓

CUBOT P30 CUBOT P30 CUBOT P30

という訳で、個人的にCUBOT P30での”ぼかし撮影”は微妙かな〜。これはもう少しメーカーさんもソフトウェアを煮詰めてほしかったところ。こういう甘さが出てくるCUBOTは個人的に好きなんだけどね(笑)

飯撮りはかなりメリハリある写真が撮影できた。なお、色合いはぶっ飛んでいる模様

▼飯撮り前に白い皿を撮影。いい感じに白色は捉えられるみたいっす。↓

▼料理撮影ではAIをオンにすると色合いがガツンと強くなる傾向。かなり色が濃くなるので好みが分かれそうなところっす。これはさっき紹介した写真。↓

CUBOT P30

▼こちらもAIをオンにして撮影。それぞれの色合かなり濃く表現されるので好みが分かれるところっす。↓

CUBOT P30

夜景モードはもう少し華やかさが欲しかった!

▼CUBOT P30は夜景モードを搭載してまして、撮影ボタンを押すと一定時間シャッターが開くような動作で光を多く集めて撮影するタイプ。手ブレするかなーって思ってたんですが、想像以上にシャッキリした写真が撮影出来てビックリ。仕上がった写真はもう少し華やかさがほしかったところ。このクラスだとノイズだらけで見れたもんじゃない画質で仕上げてくれるスマホも多いんですが、CUBOT P30はノイズがそれらと比べて少なめ。↓

CUBOT P30

▼これも夜景モードで撮影したんだけど、看板が白く飛んじゃってるんで撮影シーンではやっぱりもう少しチューニングが必要かな〜。↓

CUBOT P30

動画は手ブレするんでジンバルとか使ったほうが良い

▼動画の画質は結構いい感じなんですが、手ブレはキツめに反映されるんで歩き撮影には向かないっすね。CUBOT P30で滑から動画を撮影するならジンバルは必須かも。↓

CUBOT P30のディスプレイはFHD+だから粗さは気にならんよ!

▼低価格スマホって画面解像度が低いHD+を採用していることも多いんですけど、CUBOT P30のディスプレイは一般的なFHD+を搭載!なので!画面の粗さは気にするポイントでは無いっす!

CUBOT P30

恐らく、CUBOT P30クラスのスマホだとWEB閲覧や動画視聴、SNSなどが中心の使い方になるはずなんですが、特に動画はFHDクラスの画質で楽しめるのは嬉しいポイント!低価格だけどFHD+のパネルを採用してくれたのは気にいった部分っす!

イヤホンジャック非搭載は残念だけど、BluetoothはLDACとか対応してた

CUBOT P30

まず、スピーカーは本体下部に1つ備わっている一般的な安物音質のシングルスピーカー。音量自体は特に問題ないし、YouTubeの動画を流しで見るような感じでも事足りるんだけど、流石に映画はキツイ。

イヤホンジャックも備わってないんで、良い音で楽しむならBluetoothイヤホンとかヘッドホン使うことになるっす。

で、Bluetooth接続のサウンド効きは接続する方法(Bluetoothコーデック)で音の遅延が変わるんで、実際に接続して試してみた!

結果は以下の通りでございます!

  • SBC:OK。基本これは対応してる
  • AAC:接続出来ることを確認!
  • LDAC:接続出来ることを確認!

という訳で、価格重視で選ぶならAAC対応製品、高音質重視ならLDAC対応製品がおすすめっす!

うーん、バッテリー持ちがそんなに良くない

CUBOT P30は4000mAhのバッテリーを搭載しているんだけど、SoCのHelio P23は結構古いパーツで省電力性能は2019年11月現在の最新SoCより低いんで、思っているよりもガンガンバッテリー減っちゃいます。個人的に1日は十分バッテリー持つんで良いんですけど、4000mAhのバッテリーを搭載している他のスマホと比べるとバッテリーの減りは気になるかなー。

CUBOT P30まとめ。「これは約1.3万円」って唱えると色々と許せてしまう。スマホに多くを求めない方に向いてる端末

色々触ってきて粗を感じる部分もあった訳なんですが、安いときだと約1.3万円で手に入るんで、1.3万円…1.3万円…と魔法の言葉を唱えると色々と許せてしまう端末っす。

今回もプロモに踊らされてドキドキ・ワクワクさせてくれたCUBOTには感謝。でも、蓋をあけてみれば安定のCUBOTだったので、その点を加味して検討して頂ければと思います!

という訳で、ウリのカメラは(個人的には凄く楽しめたけど)粗の目立つ部分もあるので、スマホではWEBサイト閲覧、動画視聴、SNS、記念撮影より記録撮影が多いって方に向いてる端末っす!

あと、先鋭ライターの柳生さんと同じく、今後のCUBOTに期待!次回も楽しませてくれよ!あと、CUBOT P30を触る機会を頂きありがとう!古き良き中華スマホを思い出させてくれるCUBOT大好きだぜ!

以下はレビュー後のまとめ

■気にいった■

  • とにかく安い
  • 安いけど保護系装備が入ってる
  • 外観が結構綺麗
  • 日中屋外でそこそこ使えるカメラ
  • FHD+パネルで画面が綺麗
  • 指紋センサー付いてる

■気になった■

  • 独自機能が少ない
  • 超広角・ぼかし撮影は仕上がりが微妙
  • 普段使いで結構ギリな性能

以上、ガルマックスレビューでした!CUBOT P30を検討されている方の参考になれば幸いです!

■メモリ4GB+容量64GB■

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