MatePad Proのレビュー!GMS非対応でも衝動買いしたハイエンドタブレットの魅力
HUAWEIが満を持して日本市場へ投入したハイエンドタブレットであるHUAWEI MatePad Proはどのような端末なのか。タブレット大好きで将来はタブレット御殿の建設を目論むtatsuが我慢できずに自腹で製品を購入しましたので、実機レビューをお届けしていきます!
目次をクリックすると各項目へ移動します
- HUAWEI MatePad Proってどんな端末?
- HUAWEI MatePad Proの詳細スペックや特徴
- HUAWEI MatePad Proの付属品はどんな感じ?
- HUAWEI MatePad Proの外観はどんな感じ?
- HUAWEI MatePad Proの性能ってどんな感じ?
- HUAWEI MatePad Proの機能検証結果はどんな感じ?
- HUAWEI MatePad Proのカメラはどんな感じ?
- HUAWEI MatePad Proのディスプレイってどうなの?
- HUAWEI MatePad Proのサウンドってどうなの?
- HUAWEI MatePad Proのバッテリーってどうなの?
- HUAWEI MatePad Proのオプションはどうなの?
- HUAWEI MatePad Proまとめ
HUAWEI MatePad Proってどんな端末?
- HUAWEIタブレットの頂点に立つフラッグシップモデル
- 発売時期:2020年6月
- 気にいった:ハイエンドAndroidタブレットとして唯一無二の存在
- 気になった:GMSが使用できない、スピーカーの音質が思ったよりも平凡だった
おすすめ度 | ★★★★☆ 4.5点 |
性能 | ★★★★★ 5点 |
カメラ | ★★★☆☆ 3点 |
ソフトウェア | ★★★★☆ 4点 |
ディスプレイ | ★★★★★ 5点 |
サウンド | ★★★☆☆ 3点 |
バッテリー | ★★★★★ 5点 |
HUAWEI MatePad Proの詳細スペックや特徴
▼HUAWEI MatePad Proの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。↓
HUAWEI MatePad Proの付属品はどんな感じ?
付属品は充電器とUSB-Cケーブル、USB-Cから3.5mmイヤホンジャックへ変換できるケーブル、NMカードトレイ用のピンにマニュアルのセット。
充電器は最大出力が22.5W(10V/2.25A)の超急速充電が可能なパワフルなものなので、ぜひとも使いましょう!また、MatePad Proにはイヤホンジャックが搭載されていないので、USB-Cから3.5mmイヤホンジャックへ変換できるケーブルが付属しているのはありがたいポイント!
HUAWEI MatePad Proの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!ディスプレイの保護のみならず、スキンシールなど様々なフィルムタイプがリリースされていますので是非ともご覧ください!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
HUAWEI MatePad Proの外観はどんな感じ?
▼HUAWEI MatePad Proのディスプレイサイズは10.8型とタブレットにしてはそこそこ大きめなんですが、ベゼルレスディスプレイのため、筐体は思っていたよりも大きくないのがポイント。重量は約460gと10インチ越えのタブレットではかなり軽量な部類に入るので、持った時の感覚が全然違います。めっちゃ軽い!下
▼HUAWEI MatePad Proの外観はこんな感じ。↓
ディスプレイはインカメラ部分がパンチホール形状で左端に搭載されているので、インカメラの存在が気になりにくくコンテンツへの没入度が高いのがGOOD!
背面に配置されているカメラはパッと見た感じデュアルカメラっぽく見えますが、実はシングルカメラなのがお茶目ポイント。そしてミッドナイトグレーのカラーリングはシックなガンメタリックカラーで渋い!ビジネスシーンでも安心して使えそうなカラーですよ!
▼本体左右にはスピーカーが配置。併せて右側にはUSB-C端子も配置されています。↓
▼上側はマイクと思われる穴に音量ボタンが配置。↓
▼下側はNMカードが増設できるスロットが配置されています。日本で展開されているのはWi-Fiモデルのみなので、トレーにはNMカードのみ入るようにくりぬかれています。↓
HUAWEI MatePad Proの性能ってどんな感じ?
ハイエンドSoCのKirin 990を搭載。メモリが6GBあるのも嬉しい!
HUAWEI MatePad Proに搭載されているSoCはHUAWEI Mate 30 Pro 5GやHUAWEI P40 Pro 5GでおなじみのKirin 990。
Androidタブレットってエントリークラスや、せいぜいミドルレンジまでのSoCを採用することがほとんどで、ハイエンドタブレットはGalaxy Tab Sシリーズくらいしかないのが現状。
そんな中でHUAWEI MatePad Proは現行ハイエンドSoCのKirin 990を搭載してきたのはビックリ。パフォーマンスも現行のハイエンドだけあり、普段使いはもちろん、ゲームでも超快適に遊べる余裕を持ち合わせていますよ!
しかもメモリが6GBもあるので、並列作業などのマルチタスクにも耐えうる余裕があります。嬉しい、嬉しいぞ!
ベンチマークで性能をチェック!
端末の性能を数値化するベンチマークで性能をチェックしてみましょう。
▼HUAWEI MatePad Proの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは430,271点、GPUスコアは140,434点です!スコア自体はSnapdragon 855と同じくらいと1世代前のSoC並ですが、タブレットとしては文句無しのトップクラスの性能を誇っています!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/28更新]
▼ストレージ速度はこんな感じ。ファイルの読み込み速度は1670.0MB/秒、書き込み速度は223.0MB/秒!読み込み速度は1,500MB/秒を超える速度と超高速でアプリの立ち上げやゲームなどのローディングなども不満なく行えるでしょう!↓
ゲームは快適に遊べる?
やっぱりパワフルなKirin 990を搭載しているとなれば、ゲームテストをしてみたくなるのが人情ってもの。ということで、各種ゲームをHUAWEI MatePad Proで実際に動かしてみます。※AppGalleryで配信されていないタイトルはApkファイルをインストールして検証しています。なので、動作は保証されていませんのでご留意を。
▼最初に断っておきますが、HUAWEI MatePad Proはインカメラがパンチホール方式で左端に配置されているので、ゲーム画面が広々としているのはGOODなんですが、ゲームは左端にボタンを配置していることも多く、以下のようにカメラがボタンと被っているのが多々あるのが事実。↓
対人ゲームでガチで勝ちを取っていきたいって人はストレスになるかもしれません。HUAWEI MatePad Proでゲームをしたいと考えている方はこの辺も留意しておいてください。
PUBG Mobile
まずは重量級ゲームの代表格であるPUBG Mobileをプレイしてみました。
▼設定幅は最大設定がクオリティ【HDR】+フレーム設定【ウルトラ】、処理負荷を軽減する快適設定はクオリティ【スムーズ】、フレーム設定【極限】に設定可能です。↓
▼ハイスペックなKirin 990を搭載したMatePad Proでは、最軽量なスムーズ画質で【極限】のフレーム設定が選択可能ですので、ゲーマーの方が好んで設定する「スムーズ+極限」の組み合わせはMatePad Proなら大丈夫!安心してゲームができちゃいますよ!↓
▼トレーニングモードにて初期設定と同じクオリティ【HD】+フレーム設定【高】テストプレイ。故意に負荷を高くするようスモークを10個投げての負荷テストも行ってみましたが、カクツキもなく快適に遊べました!↓
パフォーマンスは一級品で大抵のスマホゲームなら動いちゃう性能は有しているので、スペックが原因でゲームが動かないってのはまずないと言えるでしょう。
ASPHALT 9
続いてAppGalleryでも配信されているASPHALT 9をプレイ。簡単操作で楽しめるレースゲームになります。
▼グラフィックもキレイかつ快適な操作感で不満はありませんでした!操作の簡単さと大画面ゆえの迫力と合わさって没入感は半端ないです!↓
ドールズフロントライン
最後にシミュレーションゲームであるドールズフロントラインをプレイ。Android版は最適化が上手く出来てない関係上、半端なスペックでは快適にプレイ不可なゲームとなりますが如何に…?
▼一部カクつく場面はあるものの快適。負荷がかかる60fpsモードでもプレイ可能でした。60fpsモードはパワフルなiPad mini 5でも一部カクつきが見られますが、HUAWEI MatePad Proはほぼ同等の動作を実現できています。改めてKirin 990のパワーを実感できました!↓
以上より、HUAWEI MatePad Proのゲーム性能は非常に高いと言えるでしょう!ただ注意してもらいたいのは、AppGalleryとAmazonアプリストアで配信されているゲームはPlayストアと比べると少なく、せっかくのパワフルさが宝の持ち腐れ。
今回は検証として何本かゲームを選定しましたが、ASPHALT 9以外はapkファイルを利用して導入したもので、正規の方法ではありません。あくまでもHUAWEI MatePad Proの処理能力はどれくらいあるのかの参考程度でお願いします!
HUAWEI MatePad Proの機能検証結果はどんな感じ?
通知ランプ | ○ |
指紋認証 | ☓ |
顔認証 | ○:カメラ認証。暗所でも解除されやすい |
アプリクローン | ○:メッセンジャー系のみ |
PCモード | – |
外部映像出力 | – |
戻るボタン入れ替え | ☓ |
ジェスチャー操作 | ○:iPadのような操作感で扱える |
クイックランチャー | ○:クイックボール |
DRMコンテンツ | -:Netflixアプリがダウンロード出来ないので確認不可 |
ゲームモード | ○:GameCenterにてアプリを追加する方式 |
冷却システム | ☓ |
防水防塵 | ☓ |
FeliCa | ☓ |
テレビ | ☓ |
MicroSD | ☓:NMカード対応 |
2回線同時待ち受け | ☓ |
備考 | HUAWEI端末との連携機能有り |
Googleモバイルサービス(GMS)は使えない!つまり、プレイストアが使えません!
HUAWEIは中国と米国の貿易摩擦の影響により、Googleモバイルサービス(GMS)が利用できません!もっと噛み砕いて言うと
- アプリをダウンロードする「プレイストア」が使えません!
- YouTube、Googleマップ、Googleフォト、GmailなどGoogleがサービスを提供しているアプリが使えません!
スマホはなんだかんだ言ってもアプリを入れてこそ価値があります。ですので、HUAWEIはGMSが利用できないスマホ向けにプレイストアに変わる「AppGallery」を提供しています。ここから様々なアプリをダウンロード出来るんですが、そのラインナップはまだまだ少ないのが現状…
▼ただ、GoogleサービスはWEB版で利用できたり、Google系アプリ以外ではAppGalleryで配信されていないものでもAmazonアプリストアを使えば利用できるアプリが増えるんです。ただ、人それぞれ重要なアプリが違うんで、購入前にアプリ関連はしっかり調べておく必要があります!↓
ガルマックスではHUAWEIスマホを購入する前にAppGalleryやAmazonアプリストアで配信されているアプリを確認する方法、YouTubeなどGoogle系アプリをWEBブラウザーでアプリっぽく使う方法、Googleサービスに替わるサービスの紹介などを以下の記事で紹介しているので一読してみて下さい!
また、HUAWEIスマホはAmazonアプリストアをインストールすることでAppGalleryで配信されていないアプリも一部使うことが出来ます!導入方法などは以下の記事で紹介しているのでこちらもどうぞ!
HuaweiのGoogle非対応スマホにAmazonアプリストアが入った!AppGalleryより日本向けアプリが充実!
その他、HUAWEIスマホでapkファイルがインストールできるのか?などなどを検証した記事も公開中です!ただ、安全性の観点からapkファイルのインストールはガルマックスでは非推奨なので自己責任でお願いします!
顔認証は精度、速度ともにイイ!
▼HUAWEI MatePad Proは指紋認証がない代わりに顔認証を採用。早い時は一瞬で認証してくれるので、特に意識せず使えるのは嬉しい!↓
▼暗所ではディスプレイのバックライトを利用して顔を照らす方式が採用されているので、暗がりだからといって認証不可って心配は無用!しっかりと認証してくれます!↓
HUAWEIの顔認証は基本的にカメラ認証なんですが、認証速度と精度は一級品。日常的に使う場合でも不満に感じることは少ないはず。傾けてスリープ解除と組み合わせるとシームレスに使い始めることができます。便利!
ジェスチャーが便利!
HUAWEI MatePad ProにはiPadOSのようなジェスチャー操作があり、デフォルトでオンになっています。実は購入してからずっとジェスチャー操作でHUAWEI MatePad Proをいじってるんですが、ナビゲーションバーに占領されずに広々と画面が使える上、操作もしやすく結構便利なんですよね。
操作自体もiPadOSと同じような操作感ですので、iPadをお持ちの方でも違和感なく操作できるかと思います。
▼もちろん従来のナビゲーションバーへの切り替えもできるので、ジェスチャー操作に馴染めない方でも安心ですよ!↓
キッズモードも搭載
他社製タブレットでもお馴染みのキッズモードですが、HUAWEI MatePad Proももちろん搭載。
▼デフォルトでは以下の4つのメニューが使用可能。↓
▼もちろん後からアプリを追加することが可能ですので、新たに教育用のアプリを入れるときでも大丈夫!↓
▼マルチメディアでは以下のコンテンツが視聴できます。キッズモードのライブラリは通常のライブラリとは独立しているので、デフォルトだとキッズモード時で記録したもの以外は閲覧できません。↓
▼設定で後からお子様に見せたいコンテンツのみを厳選して登録することも可能なので、後から教育用コンテンツとかアニメを入れるのもOK!↓
▼使用時間も細かく接待可能。1日の使用制限のみならず、セッションごとに使用時間を区切ることも可能ですので、長時間の使いすぎも防止できちゃいます。↓
▼キッズモード設定中は、デフォルトで「姿勢に対する警告」がオンになっており、体の姿勢が悪かった場合にジャイロセンサーで検知すると警告画面が出るようになっています。↓
▼また、調光センサーを使用した「明るさアラート」もあり、真昼の屋外や夜の照明が付いていない部屋など明るすぎる、あるいは暗すぎる場所にいる場合は場所を移動するように注意する機能もデフォルトでオンになっています。↓
今の時代はスマホやタブレットが普及しているからこそ、正しい姿勢や環境で使うのが大切です。HUAWEI MatePad Proのキッズモードは「ただ単に機能を制限するモード」止まりではなく、お子様へ正しいタブレットの使い方を楽しく教えさせるのにはピッタリではないでしょうか。
マルチタスクも可能!ながら作業のお供にどうぞ!
HUAWEI MatePad Proはマルチウインドウなどマルチタスク作業も可能!
▼画面端をスワイプし、そのまま保持しているとマルチウインドウ用のメニューが表示されます。↓
▼メニュー内のアプリをタップすると3分の1ほどの大きさのアプリウィンドウが立ち上がります。また、マルチウインドウのアプリは画面内にて自由に移動させることができます。↓
マルチウインドウを活用して、ネットで資料を探しながら執筆などがタスク切り替えなしでできちゃうので非常に便利なんですよ!ながら作業したい方には必須と言ってもいいぐらいなんじゃないでしょうか!
HUAWEI MatePad Proのカメラはどんな感じ?
構成 | 13MP(メイン) |
AI | カメラ画面上で簡単にオン・オフできる |
撮影モード | ビデオ、写真、夜景、プロ(マニュアル)、コマ取り(タイムラプス)、パノラマ、スローモーション、ステッカー、文書、HDR |
ズーム | デジタル。スライダーで最大10倍まで対応 |
シャッター音の消音 | 不可 |
マニュアルの設定幅 | ISO:50〜1600、WB:2800〜7000、SS:8〜1/4000、露出:-4〜+4 |
写真解像度 | 12Mまたは48MP |
ビデオ解像度 | 720P/30FPS、1080P/30FPS、1080P/60FPS、4K/30FPS |
スローモーション | 720P/120FPS、720P/480FPS |
HUAWEI MatePad Proのカメラですが、シングルカメラであまり特筆すべき点はありません。ただ、今となっては珍しいシングルカメラ搭載機でありながら、写真モードのも設定も幅広くできるかなと感じました。ただし、シングルカメラゆえにポートレートなどの凝った撮影ができないのも事実ですので、オマケ程度に考えたほうが吉です。
▼以下、撮影した写真です。タブレットで想定されるモノを撮影(いわゆるブツ撮り)してみましたが、ソコソコ撮れてるかなって印象です。↓
HUAWEI MatePad Proのディスプレイってどうなの?
サイズ・解像度 | 約10.8型/2,560×1,600 |
タイプ | 液晶 |
形状 | パンチホール |
ノッチ隠し | ○:アプリ毎に設定できて柔軟性が高い |
高リフレッシュレート | ☓ |
表示モード | ダークモード、読書、チラツキ防止 |
画質調整 | 「配色」から柔軟に設定可能 |
HUAWEI MatePad Proのディスプレイ解像度は2,560×1,600と超高精細なので、クッキリハッキリと見やすいのが特徴。有機ELではなく通常の液晶タイプですが、発色も悪くありません。
▼インカメラもパンチホール方式なので、画面端にちょこっと配置されているだけ。↓
パンチホールって使い始めはカメラ穴がチラチラ目に入って気になるかもしれないと思いがちなんですが、使っていると案外気になりにくいんです。むしろ個人的には表示面積が増えるメリットの方が大きく感じました!
HUAWEI MatePad Proのサウンドってどうなの?
スピーカー | クアッド/両端 |
イヤホンジャック | ☓:変換ケーブルで対応可能 |
イコライザー | ○:HUAWEI Histenを利用可能 |
クアッドスピーカー搭載。大迫力ではないが、タブレットとしてはソコソコ聴ける音質
HUAWEI MatePad Proはクアッドスピーカーを搭載。ガシッと両手で掴んでも手でスピーカーがふさがらない構造なのはGOOD!
Harman/Kardon監修との触れ込みだったスピーカーの音質は高音域も低音域もソコソコ出るバランス型な感じ。ステレオシステムのように大迫力!とまではいきませんが、タブレットとして考えるとソコソコ聴けますね。ただ、欲を言うとせっかくのHarman/Kardon監修とアピールしているのなら、もう少し迫力のあるスピーカーシステムが欲しかったところです。
HUAWEI Histenで臨場感あるサウンドが楽しめる!ただし、イヤホン変換ケーブルが必要!
HUAWEI MatePad ProにはHUAWEI Histenというイコライザーシステムが搭載されており、好みの音質へ味付けができるんですが…
▼以下のように、HUAWEI Histenの使用はイヤホンジャックからの接続かBluetoothイヤホンが条件となっており、本体のスピーカーのみでは使用することができません。↓
幸いに変換アダプターが付属しているので、Bluetoothイヤホンを持っていない方でもHUAWEI Histenは体験できるんですが、せっかくのクアッドスピーカーがある上に、肝心の本体スピーカーの迫力が物足りないとなれば、スピーカーでもイコライザー設定をしたいってのが人情。技術的に難しいのかもしれませんが、せめてイヤホンジャックが未接続の端末でも体験できるようにして欲しかったのが本音ですね。
▼変換アダプタを使いイヤホンを接続すると設定が解放。HUAWEI Histenが使用可能となります。↓
▼HUAWEI Histenの設定は4つ用意されており、そこから好みの味付けを選ぶスタイル。ナチュラルでも臨場感が増して良いんですが、個人的には3Dオーディオがライブ感あるような味付けになるので面白かったですね。↓
▼3Dオーディオは4つから選択可能。4つともに傾向がガラッと異なるので、気分に合わせて選んじゃってください!私はグランドが周りから聞こえてる全方位サウンドって感じがして好きですね。↓
と、イヤホンを使ってHUAWEI Histenを体験してみましたが、かなりいい感じです。
HUAWEI MatePad Proのバッテリーってどうなの?
バッテリー容量 | 7,250mAh |
充電速度 | 22.5W(10V/2.25A) |
ワイヤレス充電 | 対応:15W |
逆充電(ケーブル) | 一応出来るが2.5W/実用的ではない |
逆充電(ワイヤレス) | 対応 |
HUAWEI MatePad Proのバッテリーは7,250mAhと大容量な上、電力制御に長けているHUAWEIだけあってかバッテリー持ちはかなり良好。プライムビデオで1話分のアニメを再生しましたが、まだ100%表記のままでした。
充電速度も付属の充電器を使用すると、18%の状態から30分間の充電で49%、18%からフル充電まで1時間30分ほどとバッテリー容量を考慮するとかなり高速。タブレットで求められがちな長時間の動画視聴にも耐えうるスタミナなのは嬉しいです!
タブレット史上初!ワイヤレス逆充電に対応!!
HUAWEI MatePad Proはタブレット史上初のワイヤレス逆充電に対応しています。
試しにQiに対応しているXperia XZ2にて試してみたところ、10分間の充電でおよそ3%ほど充電できていました。続けて30分弱充電したところ…
- Xperia XZ2:84%→91%
- HUAWEI MatePad Pro:100%→94%
となっていました。
なお、逆ワイヤレス充電中はHUAWEI MatePad ProとXperia XZ2の接地面を中心にほんのりと温かくなっていましたが、アッチッチまではいかず許容範囲内の温度でした。
HUAWEI MatePad Proのオプションはどうなの?
7/16 追記:店舗によっては特典として付いてくるSmart Leather Case(マグネット吸着式の純正ケース)ですが、個別で購入可能なのかHUAWEIのサポートセンターに問い合わせたところ、「現状ではサポートセンターのみで購入可能。価格は5,800円+税に代引き代金330円の合計6,710円」との回答がありました。Smart Leather Caseが個別で欲しい方はぜひご検討ください!
今回はMatePad Pro本体とM-Pencilのセットで購入したんですが、ペンだけ後から発送されるってことで本体だけが先に届いたんですよね。
でもせっかくだから早くペンとかも使ってみたい…ので、ダメ元でHUAWEIさんに「ペンとかのオプションを貸してくれませんか?」と聞いてみたところ、快くOKしてくださった上にキーボードカバーまでお貸ししてくださったので紹介していきます!
なお、紹介するのはデモ用のため、一部日本版と異なる点(外箱)がありますがご了承ください!
HUAWEI M-Pencil
MatePadシリーズで大々的にプッシュされているのがこのM-Pencil。
▼デザインは第2世代Apple Pencilと同じような角ばったデザインなので、コロコロと転がっていく心配はなし。カラーリングもつや消しシルバーなので安っぽくなく、高級感も感じます。肝心の持ち心地も悪くありませんでした。↓
▼接続も本体上部へマグネットではめ込むだけでペアリングが可能。初回使用の際はダイアログが出ますので、「接続」をタップすればいいだけとかなり分かりやすくなっています。↓
▼スリープ状態でもディスプレイをペンでタップするとメモ帳が起動可能。ちょっとしたメモ書きが必要な時でもスピーディに書き留めることが可能です!↓
▼メモ帳にて落書きしてみました。4,096段階の筆圧感知とのことですが、メモ帳では筆圧感知はしてなさそう。あくまでもメモ書き用ってことですね。↓
▼AppGalleryでも配信されているペイントアプリのアイビスペイントでもチェック。同じ太さで力を変えながら文字を書いてみたところ、アイビスペイントでは筆圧感知が有効になっているようです。↓
気になる追従性ですが、ペン先から少し遅れたポイントをなぞってきている感じで、iPad Proのようなピンポイントでの追従性とまではいきませんでした。ペンをタップでスリープ解除などの便利機能があって取り回しもいいだけに少し残念でした。
HUAWEI Smart Magnetic Keyboard
さらにHUAWEI MatePad ProではSmart Magnetic Keyboardが接続可能。iPadのように端子での直接接続ではなく、Bluetooth接続となります。
▼初回ペアリングの際もパチっとはめ込むだけでM-Pencilと同じようにダイアログが出ますので、接続をタップするだけとかなり簡単!迷う心配はありません!↓
▼スタンド角度は以下の通り。2箇所に溝が設けられているので、そのどれかに沿わせるだけでOK。この溝にもマグネットが設置されているので、ズレる心配はありません。↓
タイピングの感触はかなり良好。普通のノートPCと遜色ない打ち心地でとても快適でした。iPad用のSmart Keyboardも持っているんですが、そちらよりも打ち心地がしっかりしているんで、個人的にはSmart Magnetic Keyboardの方が好みかも。
HUAWEI MatePad Proまとめ
前述の通り、HUAWEI MatePad ProにはGMSが搭載されていない関係上、HMSメインで使用することになりますが、個人的にはそのハンデキャップを考慮に入れても買ってよかったと思っています。
確かにAppGalleryのラインナップはまだまだ少ないんですが、ゲームなど代替できないアプリ以外はある程度補うことが出来ますので、ヘビーユーザー以外はそこそこ使えるんじゃないかなと思っています。最悪AmazonアプリストアやブラウザのブックマークからGoogleサービスを使っちゃえばいいですし。
それよりも日本国内モデルでは唯一のハイエンドAndroidタブレットだけあり、性能の高さがハンパないってのが一番インパクトが大きいんです。しかも6万円で買えちゃうので、結構お買い得感があるんですよねー。
HUAWEIも厳しい状況ではあるんですが、日本でもハイエンドタブレットを出した功績はかなりでかいので、引き続き頑張ってもらいたいところです!応援してるぞ!