KUU Lebook Proのレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!
- レビュー
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2in1タブレットPCのKUU Lebook Proを試用する機会を頂いたので実機を使って気にいった・気になったポイントをレビューでお届けします!
メリット・良かった点
- タイプカバーなどのアクセサリーが一通り入っているので、買ってすぐに使える!
- 普段使いでは不満の感じにくいCore i7-8550Uを搭載している!
- メモリ搭載量が16GBと倍増している!
- ストレージがPCIe接続のSSDで読み書き速度が速くなっている!
デメリット・注意点
- 本体価格が10万円越えと高い!
- キーボードはUS配列のみ!
- 付属のスタイラスペンがオマケレベル
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KUU Lebook Proの発売時期と価格!
設定価格は109,999円とガルマックスが紹介するPCとしては高額な部類。定価でポンと買うにはなかなか勇気が要る価格ですので、興味がある方はセールなどをうまく活用しましょう。
購入先や割引情報(あれば)は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
KUU Lebook Proの詳細スペック!
KUU Lebook Proの付属品・同梱物をチェック!
- ACアダプター
- ケーブル(C to C)
- タイプカバー
- スタイラスペン
- キートップ用ステッカー
- マニュアル
KUU Lebook Proの付属品は無印モデルと同じく、これでもかというくらいてんこ盛りに封入されています。Surfaceのようにわざわざタイプカバーやペンを別途購入しないといけない必要がないのは嬉しいですね。
▼今回もキーボードに貼り付けるためのシールが付属。でも汎用品っぽいんですよね、これ…↓
タイプカバーは無印モデルと同じタイプ(Surfaceタイプカバーと同様のタイプ)ですが、少しだけ進化しています。
▼背面は無印モデルと同じく水色なんですが…↓
▼キー部分はグレーへと変更。ブルーのキーボードにブラックのシールは変えて欲しいとの願いが届いたのかな?「キー部分をグレーにしたのであれば、背面の色もグレーにした方が統一感があっていいんじゃないかな?」と思ったのはここだけの話。↓
ちなみにキー配列はUS準拠と変化無し。筆者はUS配列でも慣れているので良いですが、日本語配列をメインで使っている方は初見だと戸惑いそう。
今回もキー部分に貼り付けて使うシールが同梱されていますが、後述しますがタイプカバーも角度がつけられたりと改良されているので日本市場向けモデルには日本語配列を用意して欲しかったなぁ…
▼タイプカバーは角度がつけられるようになっているのも改良点の一つ。無印モデルでは角度がつけられなかったためにガルマックスでも改良を希望していましたが、しっかりと改善してきていますね。↓
KUU Lebook Proのデザイン・外観をチェック!
KUU Lebook ProのデザインはSurfaceをベースに少し無骨にしたような雰囲気に仕上がっています。
▼デザイン元となっているSurfaceと比べるとエレガントな雰囲気はスポイルされているものの、スタイリッシュさはほんのりと感じるくらいの筐体デザインだと感じました。↓
▼ディスプレイ部分はSurface Proシリーズ(Pro 8以前)と同じようなベゼル幅で至ってフツーという印象。↓
▼キックスタンドは無印モデルと同じく無段階ですが、Surfaceよりもちょっと動きがぎこちないところがあったかな?↓
▼最大角まで広げるとこんな感じ。この角度で使うシチュエーションはあまりないかとは思いますが、できることに価値がある!(?)↓
▼端子類は右側面にイヤホンジャックと音量調整ボタン、左側面にUSB Type-C端子が2つと無印モデルから変わりはありませんでした。↓
▼上側面は電源ボタンと排熱用の穴、下側面はタイプカバーと接続するPOGOピンが配置されています。↓
▼重量はタイプカバー込みで1,288gと1,168gだった無印モデルから100gほど増加。個人的には「こんなもんか」って感じであまり気になりませんでしたが、軽さを求める方にとっては残念な変更点と言えるでしょう。↓
KUU Lebook Proの性能をチェック
KUU Lebook Proの性能をチェックしていきます。
Core i7-8550U搭載。普段使いでは困らないスペック
KUU Lebook Proが搭載しているのは、第8世代CoreシリーズであるCore i7-8550U。発表当時は省電力CPUの中でもハイエンドに位置していたモデルです。
▼Geekbench 5での実機スコアはこんな感じ。シングルコアが414、マルチコアが1926でした!↓
▼Core i7-8550UのシングルコアスコアはCore 2 Quad Q9550、Core i5-540Mとほぼ同等の模様。↓
▼Core i7-8550UのマルチコアスコアはOpteron 3280、Core i7-2670QMとほぼ同等の模様です。↓
▼PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!PCMark10のスコアが3427、3DMark(Time Spy)が413でした!↓
▼ちょうど所持していたNeed for Speed Hot Pursuitをプレイしてみましたが、思った以上に快適に動作。Apex Legendsなどの最新ゲームを動かすには力不足ですが、古めの3Dゲームくらいならしっかりと動きそうですね。↓
メモリも16GBと無印モデルから倍増しているので、マルチタスク作業にも強くなっているのも嬉しい点です。メモリはあって困ることはないですからね〜。
以上の結果より、オフィスユースやブラウジングなどの軽作業では問題なく使えるとともに、古めのゲームであれば快適に動くくらいの性能は有していることが確認できました。
搭載SSDがPCIe接続へとグレードアップ!無印モデルから約3倍もの性能向上を実現!
また、KUU Lebook Proの大きな特徴として、搭載されるSSDがSATA接続からPCIe接続へとグレードアップした点が挙げられます。
以前にガルマックスでも紹介しましたが、無印モデルは搭載SSDの関係から読み書き速度(シーケンシャル)が500MB/s前後までしか出ていませんでしたが、KUU Lebook Proでは大幅に速度が向上しています。
▼CrystalDiskInfoにてSSDの詳細を調べたところ、PCIe 3.0接続のSSDとのこと。ただ、SSDの型番はKUU-512GBとなっており、製造メーカーは不明でした!↓
▼実機でのストレージ速度はこんな感じ。シーケンシャルの読み込みが約1,500MB/s、書き込みが約1,400MB/sと無印モデルと比べると約3倍もの速度向上を果たしているのは進化したポイントと言ってもいいでしょう。↓
KUU Lebook Proの機能をチェック!
KUU Lebook Proの機能面について書いていきます!
電源ボタンは指紋認証対応。ただしテンポは悪い
▼KUU Lebook Proでは引き続き電源ボタン一体型の指紋認証センサーを搭載。iPadに搭載される指紋認証センサーと比べると細長いですね。↓
▼指紋の登録は「設定」アプリの「アカウント」→「サインイン オプション」から指紋を登録しましょう。↓
スリープからの復帰時にわざわざPINを打ち込まないでいいのは楽なんですが、認証の速度は遅く、精度も不安がある状態とiPhoneやAndroidスマートフォンなどの指紋認証センサー搭載機種と比べるとテンポは今ひとつ。
これに関してはKUU Lebook Proだけの問題ではなく、Windowsも関係する事例だと思いますので、オマケ程度だと割り切った方がいいかもしれませんね。
筆者はiPad Airの指紋認証センサーで慣れているので、それと比べると面積が小さく細長いこともあってか、少し違和感がありました。(これは慣れの問題だと思いますけどね)
スピーカーはステレオ。音質に期待してはいけない
KUU Lebook Proのスピーカーは一応ステレオなのは評価すべき点。ただ、ちょこんとある見た目通り、音質は最低限。ネットラジオを垂れ流す使い方ならちょうどいいかもしれませんが、迫力あるサウンドには期待してはいけません。
KUU Lebook Proには幸いイヤホンジャックもありますし、音楽や映画を鑑賞するならイヤホンやヘッドホンを使うことをオススメします!
スタイラスペンはオマケ
前述のように、KUU Lebook Proにはスタイラスペンが付属していますが、正直オマケレベルの代物でした。
というのも、ペン先の追従もワンテンポ遅れているような感じで、書き心地もディスプレイに硬いペン先を当てている感触で「実際のペンで書き込んでいる感触」とは程遠かったんですよね。
ですので、プロのイラストレーターさんがイラスト描きの仕事で求めるような精密な作業には向いてないと言っていいと思います。あくまでもメモ書き程度での使用がベターでしょうね。
ただし、ペンが充電式で電池交換式よりも手軽に使える点は魅力的な点だと感じました。
▼肝心の端子がMicroUSBなのは残念。せっかく本体がType-C端子でケーブルもType-Cケーブルなんだからペン本体の端子も統一しといてくれよ!↓
▼ちなみに、無印モデルと同じように側面にくっつくのもメリットの一つ。↓
KUU Lebook Proのメリット・デメリットと評価まとめ
あらかじめ一言断っておきます。ぶっちゃけコスパ重視のPCではありません!
というのも、Core i7-8550Uは第8世代と執筆時点では4世代も前のCPU。近年はCPUの性能向上が目覚ましいので、今となっては第11世代Core i3であるCore i3-1125G4よりも性能は低くなっています。
実際にコスパを求めるならCore i3-1125G4を搭載したノートPCやタブレットを購入した方が良いのは事実です。本機の設定価格が109,999円とかなり強気なのもコスパの悪さに拍車をかけており、手軽に手を出しにくくなっているんですよね。
ですので、コスパの良いPCを求める方は上記のように新しめの世代のPCを購入した方が良いかもしれない状況に拍車をかけているように感じました。マジでコスパだけなら他社製PCの方が良いの沢山ありますからね。
しかし、メモリを16GB搭載した2in1タイプのWindowsタブレットとして考えると俄然価値が高まってくるのは紛れもない事実。付属品も一通り揃っているので、一から揃えることを考えると更にお得感が増しています。
実際に探してみて気が付きましたが、Core i7-8550U以上の性能のCPU、メモリ16GB、PCIeのSSDを512GBを搭載した2in1タブレットとなると、競合する価格である10万円で中々見つからないのが事実なんですよね〜。
また、先ほど4世代前のCPUとは書きましたが、実用に耐えうるくらいの性能は十分有しているので、重いゲームや4Kの動画編集などよっぽどヘビーな作業をしない限りは動作に満足できるのではないでしょうか。
結局のところ、KUU Lebook Proはどうなのか。筆者的には「選択肢としては挙がるかもしれないけど、購入まで行き着くにはまだパンチが足らない」って感じ。
スピーカーやペンの品質をワンランク上げた状態で10万円切りの設定価格にしてみたりなど、もう一声で魅力がグンと増すだけにスゴい惜しいんですよ。
逆に「そこそこ使える性能のSurfaceタイプの2in1タブレットが欲しいなぁ」とお考えの方は候補に入れてみても良いかもしれませんよ!
KUU Lebook Proの割引情報・購入先まとめ
■メモリ16GB+容量512GB■
初出時価格→119,999円
過去最安値→103,999円