[カメラのレビュー]HUAWEI P20 Pro、P20、Galaxy S9+、Xperia XZ2、ZenFone 5(ZE620KL)の画質比較
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- 1. 各カメラを使ってみての所感
- 2. フルオートの設定と建造物撮影(屋外)
- 3. 植物撮影(屋外)
- 4. 人物撮影(屋外)
- 5. モノクロ撮影
- 6. 室内撮影
- 7. お料理撮影(屋外・室内)
- 8. 夜景撮影
- 9. ズーム画質比較
- 10. ピント精度検証
- 11. 自撮りテスト
- 12. まとめ・販売先
- 13. Q&A
HUAWEI P20 Pro、HUAWEI P20、Galaxy S9+、Xperia XZ2、ZenFone 5(ZE620KL)の最新端末5機種を入手したので、実機を用いてカメラの画質を比較!まだ日本で正式発売していない端末ばかりなので是非カメラ画質を一足お先にチェックしてみて下さい!※動画に関しては後日追記する形で項目を追加します。
本記事は各項目に分けて複数のページで構成しています。上部の目次から該当項目に移動出来ます!また、本記事は更新型で検証項目を増やした場合はTwitter・Facebook・Google+で更新通知を発信します!
▼リクエストの多かったAIやエフェクト自動選択のオン・オフ時の違いが分かる写真を撮影してきました。オフ時はナチュラルな写真もバッチリ撮影出来るので是非チェックしてみて下さいね!↓
目次をクリックすると各項目へ移動します
更新履歴
2018/4/22:各スマホに対する読者様からの質問に対する回答項目を追加しました。本ページの上部に表示されているページNo13のQ&Aからご覧いただけます。
本記事の趣旨
今回の撮影では”最も利用するであろう機能と使い方”を重視して記事を製作しています。基本はフルオート撮影で端末に状況を判断させ、”シャッターを切るだけで、どの様な写真が撮影出来るか”をチェック出来るように写真を掲載しています。
各スマホ特有のカメラ機能であったりモード解説などは各スマホの実機レビューで詳しく書くのでそちらをチェックしてみて下さい。以下に各実機レビューの記事へのリンクを残しておくので是非チェックしてみて下さいね!
各スマホのカメラを使ってみての所感
撮影テストも終わったので、率直に各スマホでの撮影で感じた所感を残しておきます。
HUAWEI P20 Proのカメラを使ってみた所感
HUAWEI P20 Proはカメラを評価するDxOMarkにて執筆時点で総合1位のスマホです。従来のカラーセンサー+モノクロセンサーに望遠レンズを備えたトリプルレンズが特徴。レンズもLEICA監修で素晴らしい品質でした。
撮影した時に気になったのがAIの挙動。HUAWEI P20 Proではフルオート撮影時にAIがシチュエーションを把握して最適な設定を選択してくれるのですが、この挙動が安定していない為、撮影するタイミングでシーンセレクトがコロコロ変わって色合いが変わったりする場合が多かったです。
例えば、草木というシーンと青空というシーンがそれぞれ用意されているのですが、どちらを選択して撮影するかはAIが決めるので、「こっちのシーンセレクトが良かった」という場合もちらほら。(HUAWEI P20 ProとHUAWEI P20で同じ被写体を撮影してシーンセレクトが異なる場合の色合いも確認できる写真を掲載しているのでチェックしてみて下さいね)
特にHUAWEI P20 ProはAIでの自動選択が任意にオン・オフ出来ないので、ナチュラルな色合いで撮影したいなど、完成写真をイメージした撮影がしにくい印象でした。
追記:設定からAIによる撮影モードの選択をオフにすることが出来ました。設定からAIに関する項目は本来、マスターAIと表示されているのですが、マスタ音量と誤翻訳となっており見過ごしていました。
しかしながら画質はピカイチです。AIのシーンセレクトがバッチリ好みに合えば、料理撮影・建造物撮影・夜景撮影のどれもが”恐ろしく美しい写真”に仕上がります。
基本的にはナチュラルな画作りなので派手な色合いが好みで無い方は非常に満足出来る画質だと感じました。
HUAWEI P20のカメラを使ってみての所感
HUAWEI P20はカメラを評価するDxOMarkで執筆時点で総合2位を獲得しているスマホです。
基本的な話しはHUAWEI P20と変わりません。AIが強制的にシーンを選択するので気になったのはその点のみです。
追記:HUAWEI P20も同様にカメラアプリ内の設定からAIによる撮影モード選択をオン・オフ出来ます。P20 Proと同じ様にマスターAIという項目がマスタ音量という誤翻訳となっています。
望遠レンズは搭載していませんがデジタルズームがそこそこ秀才でしたので個人的にはHUAWEI P20でも十分満足出来る仕上がりでした。実際に撮影してみて基本的にズーム以外はHUAWEI P20 Proと画質は大きく変わらない印象でした。
望遠を頻繁に利用していないならHUAWEI P20がオススメ!
Galaxy S9+のカメラを使ってみての所感
Galaxy S9+はカメラを評価するDxOMarkで執筆時点で3位のスマホです。
Galaxy S9+はエフェクトの「自動」がシーンを判断する要となっており、エフェクトを自動に設定するとブワッと華やかな画作りとなります。インスタ映えする様な写真を撮影したいなら結構向いてます。
長けている部分はエフェクトをオフにするとナチュラルな画作りとなり、任意で画質の方向性をフルオートでも選択出来る点です。
但し、エフェクトをオンにすると”少々やりすぎ感”が出てしまう写真となるので好みがパッキリ分かれるでしょう。この点はこれから掲載する写真をみて判断して下さい!
Xperia XZ2のカメラを使ってみての所感
日本でも人気の高いXperiaシリーズの最新モデルです。
とにかくフルオート撮影は全てカメラ任せとなります。プレミアムおまかせオートのシーンセレクトは長けているのでどの様なシーンでもナチュラルで美しい写真が撮影出来ます。
しかしながら、シングルカメラ仕様なのでポートレート撮影には向いていません。また、Galaxy S9+の様にインスタ映えするような華やかな撮影モードも無いので、簡単・綺麗・ナチュラルな写真が好みの方に適しています。
ZenFone 5(ZE620KL)のカメラを使ってみた所感
AIカメラを搭載したASUSの最新スマホZenFone 5(ZE620KL)です。
HUAWEI P20シリーズの様に頻繁にAIがシーンセレクトしている印象はありません。結構な頻度でAIがシーンを未選択のフルオート撮影となりました。
また、AIでのシーンセレクトが働いていない時と働いた時の違いがそれほど無かった事です。写真のイメージをAIがガラリと変えるというよりは、足りない部分が有れば補う様な感じでAIが調整してくる印象です。
基本的にAIのシーンセレクトの有無に関わらず華やかな画作りとなっているのでインスタ映えするような写真が最も撮影しやすい印象でした。
ハイエンドカメラは”好みの色で画作りされているか”を重点的に見て決めた方が良い
ハイエンドスマホに搭載されているカメラは既にオーバースペックに感じます。画質に関しては優劣をつけがたい所まで洗練されているので、後は”好みの色合いで画作りされているか”が結構大きなポイントになるのだなと感じました。
ナチュラルな色合いに仕上がるのか、華やかな色合いに仕上がるのか。色合いの表現力がパット見で綺麗に感じるか否かの基準の1つなので、実際に各スマホで撮影された写真を閲覧して頂き、直感的に美しいと感じるスマホカメラがどの端末なのかゆっくりチェックしてみて下さいね!